
老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです。
コラム「護憲+語憲」 :パンドラ (06/30)
テレビ報道の裏にあるもの
諸般の事情で1年くらいテレビを観られない日が続いた 5月中旬に引っ越して50インチのテレビを買い1年ぶりに観たら殆どの局が小泉農政大臣ばかり映していた
曰く、古古古米備蓄を視察する小泉大臣 曰く、スーパーを視察する小泉大臣 記者会見にはカメラのフラッシュがたかれ 大勢の記者達が集まっていた テレビを観ないで浮世離れしている間に世間は こんな事になっていたのか ふと、その光景には概視感があった
あの、郵政民営化、小泉劇場である
小泉劇場の再来か。ネットではJA悪玉論が 結構見られJAを解体せよという発言も飛び交っている
私は何年も前に、鈴木宣弘氏の著書 「世界で最初に飢えるのは日本」を 読んだ、その中で 「外資は日本の農業を傘下に納めたいがJAは目の上のたんこぶ、JAを解体せよとか 農業改革とかの言葉が巷で飛び交う様になったら気を付けなければいけない」 と言っていた。 米不足も備蓄米も話題にすらなっていなかった頃である。先見の明有り 勿論JAにも問題はあるだろう。しかし日本の農業政策が歪められたのはJAだけのせいではない。国の長年の減反政策が有り、減反政策は中止にしたと言いながら名前を変えて実質は未だ存在している
日本人の主食である農業は国防に指摘するくらい国と国民の生命を担っている。それを手放して輸入に頼っていたら何かあった時に国は滅び国民は飢える
テレビは「小泉劇場の再来か」などと浮かれていないでこの国の農業政策と農業の行く末を冷静に見つめて報道して欲しい。国民も郵政民営化の時に「純ちゃーんと叫んだ私がバカだった」(自覚もしていないか)の二の前にならない様に投票日は慎重に考えて投票しよう。その前に投票しないなんて論外、自分の未来に白紙委任状を託したのと同じ 大して面白くもない◯◯劇場に高い木戸銭を払うのはあまりにもバカバカしいと思うのだが
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