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老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです

コラム「護憲+語憲」 :猫家五六助 (04/27)

違反を認めないヤツらは、憲法を都合よく変えるな

軍国主義に踊らされ、強制され、弾圧され、ダマされた末に数多くの戦死者を出し、唯一の被爆国となった日本。平和・不戦の誓いをたてた日本の矜持が平和憲法であり、「護憲」は戦後日本の矜持である。

サナエちゃん推し派の中には「高市早苗は日本初の女性首相だから国会で1割に満たない女性議員の声を拾い上げ、男尊女卑的な政治色を塗り替えてくれる」と期待した国民もいただろう。与党自民党、政府、官僚、国会という男社会の中で奮闘するサナエちゃんを応援しよう。男性優位の既得権の中で最初は苦戦するサナエちゃんを大目に見よう、と。

しかし、「私を信任するか否か」という公私混同な総選挙で大勝したサナエちゃんは傲慢かつ暴走モードに突入した。当該官僚や政策に詳しい自党議員とは距離を置き、イエスマンやオトモダチ議員とともに、
・支持岩盤の保守層にこびて“お茶を濁した”だけの夫婦別姓の政策
・有識者会議の議論を曲解した女性天皇の否定
・結党以来の自民党悲願である「憲法改正」の発議準備
・実現性の乏しい消費税減税
・武器輸出の解禁と軍需産業への支援
等々を進めていて、女性に寄り添った優しい」主張・方針・政策などは皆無。米国の“トランプ推し”だった支持者が落胆したように、彼女に期待した人々の「え~~~っ?」という声が聞こえてくるようだ。おそらく、自分に否定的・批判的な人や意見具申する人はキライなのだろう。トランプにそそのかされて「自衛隊のホルムズ海峡“調査”派遣」を決めようとし、それを諫めた今井氏(抜き打ち衆議院選挙を画策した功労者)とも大ゲンカしたというのだから。週刊誌の報道)

さらに、安倍チルドレンの問題児・杉田水脈が退場したと安堵していたら、高市チルドレン・門寛子(かど・ひろこ)が国民のデモ活動を「ごっこ遊びにしか見えない」と言ってのけた。政治的主張をしたければ政党を作り政治家になれ、と。あんた、本当に政治家?民主主義も知らない国会議員は即、退場!比例代表制で当選かつ親分がゴーマンなのだから始末に負えないのか、しかたないのか。

さらに、さらに大問題なのが自民党大会で「歌姫」陸上自衛隊中央音楽隊・鶫真衣(つぐみまい)3等陸曹が国歌斉唱したこと。憲法改正で自衛隊を正式な軍隊にしたい保守派&サナエちゃんが政治利用したことは明白である。「自衛隊員とはいえ、イベント会社と契約した一個人が自民党大会で国歌斉唱して、何が悪い」と論点をすり替える皆さん。いいんですよ、自衛隊員が国歌を歌っても。政治的活動の場でなければ!国家「君が代」は素晴らしいじゃないですか、強制しなければ。
すでに様々な報道でウソがばれているが、
・「歌姫」は党大会に自衛隊の正装で出演し、その肩書で紹介されている。
・所属組織の上司が同行している。(公務です)
・党大会への参加は(当然ながら)陸上自衛隊組織として上層部まで報告されていた
※「歌姫」がイベント会社と契約した個人参加ならば、公務員が報酬を受け取ったのか
これ、れっきとした自衛隊法違反である。それどころか、自衛隊の最高指揮官である高市総理大臣が「知らなかった」と他人事なのでシビリアンコントロール(文民統制)は崩壊している。小泉防衛相、そしてサナエちゃん。あんたら、アホですか?

ただし、問題なのは「政治的行為をした」「自衛隊法違反です」と誰が判定し、誰が裁いて処罰するのか。現状では国民の批判の声やネット上での大炎上をよそに、サナエちゃん・小泉防衛相・陸上自衛隊幕僚長が口をそろえて「法律に抵触しない(違反ではない)」と言い切り、サナエちゃんは「知らなかった」。主要メディアは法令違反を判断する立場ではないから、「疑い」「軽率」という批判しかできない。つまり、「言ったモン勝ち」で済まされてしまう。この国では国防のトップが見事に、現場で命を懸ける自衛隊員を切り捨ててみせた。「歌姫」は上意下達で上官の命令は絶対という自衛隊員であり、「した」のではなく「させられた」というのに。

「戦争は明日、突然起きるものではない」という名言がある。戦争に至るまでに国同士の利害・誤解・策略・煽り・ウソなどのプロセスがあり、それらを隠したり見逃したりした末に戦争が起きる。それゆえ、80年前に天皇崇拝と軍国主義で大失敗した日本は平和憲法を制定し、自衛隊の活動と軍需産業を制限し、シビリアンコントロールを唱えてきた。今、自民党・サナエちゃん政権はそれらを軽々しく扱い、易々と踏みにじっている。そんなヤツらが「憲法改正」なんて、盗人猛々しい!

ウン十年も“おとがめなし”で国民が黙認してきた自衛隊は憲法違反のままで、必要悪でいいじゃないですか。この国の保守政治は80年たっても、“お墨付き”を与えたら暴走しそうな未熟者なんだから。それを例示しているのが、サナエちゃん唯一の功労である。

 
お知らせ

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「護憲+」は2025年8月1日をもって、第二十三期に入りました。
詳しくは、「趣旨」をご覧下さい。
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