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老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです

コラム「護憲+語憲」 :笹井明子 (09/22)

沖縄県知事選の経緯と結果

日々めまぐるしく動く政治の中で、もはや旧聞に属した話になった感もあるが、最近私が最も強く心を動かされたのは、9月13日に行われた沖縄県知事選挙の、経緯と結果だった。

私たち「護憲+」メンバーはこれまで、1945年大戦末期の沖縄戦の経緯(県民の約4人に1人が亡くなった)と米軍統治、在日米軍基地の偏在と在沖米軍による数々の事件・事故、大浦湾埋め立て・辺野古基地建設の強行、等々、沖縄の問題に、強い関心を持って向き合い、学習会の開催や参加、BBSでの語り合い等を通して考え、学び合ってきた。

その流れの中で、辺野古埋め立て承認の撤回を表明した翁長知事や、翁長氏の後を継いで「沖縄のアイデンティティ」「沖縄の誇り」を掲げて知事に就任し、県民の暮らしを支えながら、日本政府と粘り強く交渉を重ねてきた玉城デニー氏を、ずっと支持・応援の気持ちで見守ってきた。

しかし、2023年の辺野古移設を巡る国との訴訟で県が敗訴して以降、「反辺野古」を旗印とした「オール沖縄」に逆風が吹き、今回の選挙戦に於いて「オール沖縄」の支持を失った玉城氏にとって、自民、維新、国民、参政、保守の五党と公明党県本部から推薦を受けた古謝玄太氏との戦いは、はじめから「圧倒的に不利」と言われていた。

しかし選挙戦に入って選挙活動の様子をSNSで見ている限りに於いては、選挙演説をする玉城氏の周りにはいつも大勢の県民が応援に集まり、明るい熱気に包まれていた一方で、国会議員たちの応援演説の脇に居心地悪そうに立っている古謝玄太氏の周辺には、動員されたと思われるサポーター以外の姿はあまりないようにも見えて、沖縄県民の選択はどうなるのか、期待と不安が相半ばする気持ちで見守っていた。

そして結果は、玉城氏が古謝氏に15万票の差をつけられて敗北。「暮らしや経済を前に進める」とする古謝玄太氏の圧倒的勝利となった。

今回の結果は、沖縄県民の皆さんの選択であり、基地負担を押しつけてきた側の「やまと」の人間がとやかく言うことではない。

今回の選挙戦で敗れた玉城氏は、共に結果を見守ってきた支援者を前に、「これが政治の結果だということであれば、しっかりと受け止める」と語った後、悔しさを滲ませる支援者を励ますようにエイサーを踊り、笑顔と熱のこもった拍手を呼び起こしていた。

「なんくるないさ~(なんとかなるさ)」―「人として正しい行いをし、努力を尽くせば、自然と良い結果が訪れる」

言葉に尽くせない苦難の歴史を歩み、今も政治の矛盾を押し付けられ続けている沖縄の人たちは、いつも優しく逞しく、むしろ私たちを励ましてくれてきた。

これから沖縄県民によって選ばれた古謝玄太新知事が、どのように県政の舵取りをするのかを見守りつつ、私たち「やまと」の人間は、「振興予算の増額で沖縄県の負担を覆い隠し、日米同盟の強化、防衛力の強化を勧める」日本政府のきたないやり方に、明確な「NO」をつきつけることで、沖縄の抱える問題解決に少しでも寄与すべき、との思いを新たにした、今回の「沖縄県知事選」であった。

 
お知らせ

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「護憲+」は2026年8月1日をもって、第二十四期に入りました。
詳しくは、「趣旨」をご覧下さい。
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