
老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです。
コラム「護憲+語憲」 :パンドラ (06/01)
国家情報局 国民保護法 寓話
「20☓☓年、ある昼下がり俺が車で都内を走っていたら(令和ハウジング株式会社)という看板が見えた。あれ?変だな?とその会社の前で車を停めてよく見たら(平和ハウジング)の(平)の文字が(令)に差し替えられていた。以前からこの会社の前は車で走っていたから見慣れた看板だったが。別に大した事じゃない何かの都合で変ったのだろうと俺は気にも止めなかった」
「それから少しづつ街から(平和)という文字が消えて行った。代わりに目に付く様になったのは「国家」とか「日本」とかの言葉だった テレビでも強い威勢の良い言葉がニュースショー等を席巻する様になった。気の弱いコメンテーターが「日本の外交は対話を主にしなければ…」と言ったら「この腰抜け!臆病者!」と聞くに耐えない汚い言葉で他の出演者に罵倒された司会者もその他の出演者も冷笑して見ているだけだった。また、いつもの事だと俺はあくびをしながテレビを消した」
「物の値段は上がるし給料は上がらない。非正規の給料は最低賃金に張り付いたままだ。おい、何とかしてくれよ〇〇総理、国民保護法なんかやっきになって作るなよ。国民保護法は聞こえはいいが国民の行動を監視カメラで監視して少しでも不穏な(政府にとって都合が悪い)動きがあれば国家情報局が来て何処かに連れて行かれるという法律だ、つまり国民全てを不穏な動きから守るというたてまえで作られた法律だ。まぁ、俺には関係ないからいいか」
「そう言えば何十年か前には「ペンライトデモ」とか毎週の様に国会前やあちこちで起きていたが最近何も聞かなくなった。まぁ、俺には関係ないからいいか」
「町中で代わりに日の丸の旗が掲げられちょっとした集りで国歌が斉唱される事になった。国民が全員一丸となって強い国家を目指すだと まぁ、俺には関係ないからいいか…」
翌日の早朝
「えっ?俺の部屋のドアをどんどん叩くのは誰だ。何だ、国家情報局?国民保護法違反? 俺には関係無い筈じゃなかったのか…」 「止めてくれ!俺が何をしたと言うんだ ただ、大人しく働いて来ただけじゃないか 何もかも、俺には…関係無い…事じゃなかったのか…」
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