
老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです。
コラム「護憲+語憲」 :パンドラ (07/13)
皇室典範改定について
皇室典範改定案が衆議院を通過した。
私は「改定」と呼ぶことすらためらうほど、ひどい内容だと思っている。
なぜ、成年に達している愛子内親王を差し置いてまで、男系男子による養子を皇位継承者としなければならないのか。それも、わずか3時間ほどの審議で決めようというのである。
私は、天皇制そのものは将来なくなっても構わないという考えを持っている。しかし、このような重要な問題について、十分な議論もないまま国会を通過させることには、黙っていることはできない。
見方を変えれば、愛子内親王を退けるように見せることで、かえって国民の関心を皇室に集め、「愛子天皇待望論」を盛り上げようとしているのではないか、とさえ考えてしまう。もちろん、それは私の考えすぎなのかもしれない。
だが、それならなおさら疑問が残る。
なぜ今、この時期に、これほど急いで緊急性のない法改正を進めようとするのか。
現天皇も「国民の総意に基づく改正であってほしい」との考えを示されている。新聞各社の世論調査でも、愛子内親王が女性天皇となることへの賛成は約7割に達し、反対は2割に満たないという結果が出ている。国民の意思と、政治の動きがあまりにもかけ離れているように感じる。
皇室制度は、日本国憲法の下で国民統合の象徴として存在している。その制度の根幹に関わる問題だからこそ、拙速ではなく、国民的な議論を尽くすべきではないだろうか。
もし十分な合意もないまま、このような形で制度が変えられるのであれば、それは将来に大きな禍根を残すことになるだろう。
そこをどけ。
汚い手で皇室や日本に触るな。
これは、本田由紀子さんが国会前のスピーチで語った言葉を、私なりに言い換えたものである。
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