なだいなださん講演会へのメッセージ

             2005年9月10日 ジャミーラ・高橋(アラブイスラーム文化協会 代表)


湾岸戦争前、イラク人は日本人をどこの国の人よりも親しく思い尊敬して来ました。91年の湾岸戦争では、「広島・長崎に次ぐ第二の核戦争だった」と言われるように、米英軍は劣化ウラン弾を使いました。その被害を前にして、イラク人は被爆者同士ということで日本人を身近に思い頼っていました。


そのイラクは、湾岸戦争の後も解除されない経済制裁に苦しんで、弱い者順から150万人以上が死に至ったという社会です。9・11のニューヨークの犠牲者の数の比ではなく、イラクでは子ども達だけでも毎月毎月4千人前後死んできたのです。皆さん、イラク人がずっと流して来た涙がわかりますか?

そのような国に爆弾を撃ち込み、占領し、ずっと今もイラク人を殺し続けているのです。もし日本が、小泉首相がアメリカの戦争に賛成していなければ、2年半前の3月20日、あの戦争は起こらなかったと私は思います。 

自衛隊への砲撃は今も過去にも何度もありますが、日本のメディアはまともに取り上げていません。日本政府はもちろん被害を隠蔽しています。

誰がイラクの農業を壊滅させたのか、イラクを食い物にする「政治家」「企業屋」そして国連など、イラクに対してブッシュとアメリカがやったことを、私たちは正確に知らなければなりません。