消費者金融の規制強化問題(2)
ごまめの翁
金融庁は、自民党若手議員の反対を押し切って、有識者懇談会の意向に反した案を出した。金融庁が自民党に出した案では、個人に対する50万円以下の融資に「特例」を盛り込んだ。「特例」とは、9年間28%の金利を認めるというもので、これでは方向性が異なるとして後藤田議員が辞職した。
一方、全国貸金業協会連合会・石井恒男氏ら貸金業会の役員たちは、「急速に規制を進めれば借りられない借り手が出てくる」と11日に陳情に行っている。
No.1は(1)官僚の考えた金融庁案、(2)自民党内の段階派案、(3)後藤田議員を中心とする若手の即時撤廃派の三案を示している。 自民党金融調査会顧問・保岡興治議員の発言はNo.2に示している。
多重債務者のほとんどは50万円以下の借金から始まっている。金利の上限はNo.3に示しているが、前回示したように、わずか9.2%の違いでも100万円借りたお金の利息があれほど増えるとするならば、50万円借りても直ぐに多重債務者になるのは目に見えている。
9月12日のTBS朝ズバで、自民党・後藤田正純議員、民主党・原口一博議員、毎日新聞特別編集委員・岸井成格氏が、保岡議員発言(No.2)に対して、発言している。その内容をNo.4に再現してみる。
原口議員の言っている「どうして急激にバックスピンが掛かってきたのか」に象徴されるように、日本の政治は闇の部分が多すぎる。戦時中の「国民には重要なことは知らせない」という隠ぺい体質が残っている証拠だろう。視聴覚コーナーにあげた以下の表がそのことを物語っている。
国家の透明度
http://yufuu.com/User/Goken/news3no39.html
透明度のランキング
http://yufuu.com/User/Goken/news3no39no1.html
日本の政治の透明度は先進国でも最低だ。テレビを見ていると議員が官僚に資料を出させても、黒塗りばかりの資料をもってくる。政治家に対する官僚のこの態度だから、国民にはどれほどの情報を伝えているのか。
先日の朝生でも、日本の政治はある時期(確か警察予備隊ができて)から隠し事が増え、情報が伝わらなくなったと言っていた。まがりなりにも軍と言うものの情報は秘密部分か多くなるのは当たり前、ということを知っている昔人間には、それはよく分かる。日本の場合はこれが庶民の領域まで浸透したのだろう。
今朝(9/13)の朝日に「消費者金融 自殺で保険金、年3600件」という記事が掲載されていた。http://www.asahi.com/business/update/0913/044.html
その一部を抜粋すると、
『消費者金融各社が借り手に生命保険をかけている問題で、消費者金融大手5社が05年度に受け取った死亡保険金は3万9880件で、うち1割にあたる3649件の死亡理由が自殺だったことが、金融庁の調査で分かった。金額は明らかではないが、保険金は借り手が残した借金の穴埋めに使われたとみられる。事実上「命が担保」となっている実態が、改めて浮き彫りになった。』
これを見て皆さんはどう感じられますか。