申告納税者の所得税負担率

               ごまめの翁


先日、朝日新聞に「高額所得者の所得税は低い」とグラフが出ていた。

新聞には03年から上場株の売却や配当への税率が軽減され、富裕層に恩恵をもたらせたとあったが、600万以下については何のコメントもなかった。

グラフは4×7センチ位の小さなものだったが拡大して作り直すと、所得の低い楕円形の赤丸印の低所得者の税の負担が多くなっているのがよく分かる。(拡大グラフ)
(円の縦直径の値が多いほど税の負担は大きい。)

富裕者には富裕者の言い分があるのだろうが、国民年金で細々と生活している者にもそれだけの言い分はある。

低所得者にとっては1000円いや100円でも、生きていくための家計費に響くのである。勤労条件も低所得者ほど10円でも多く稼がなくては成らないので長時間働いているのは、私が経験済みだから間違いない。

仮に5000万円の層が20%の所得税が30%にふえ、1000万円が1500万円になり500万増えたとしても、毎月300万円の収入は残り、生活するには何不自由なく暮らせる金額は残るのである

小泉内閣になり、バブルで企業の競争力が衰え、高額所得者しか出来ない株の取り引きに対しての優遇。企業は息を吹き返したが、それによる税のマイナス分の負担を500万以下の層に求めたと言うことがこのグラフを見るとよく分かる。

この階層のサラリーマンが立ち上がると政治も変わると思うのだが。案外この階層はプライドが高すぎるので、それをさせないのだろう。