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老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです

コラム「護憲+語憲」 :猫家五六助 (01/22)

嘘つきの安倍政権に改憲の資格なし!

 詐欺師は、実に口が上手い。地面師、オレオレ詐欺、原野商法、マルチ商法、M資金、等々。だまされた人々はお気の毒だが、些少なりとも救いがある。それは詐欺が犯罪であり、詐欺を行ったものは処罰されるから。

 一方、政治家に詐欺的行為を行われたら国民には救いがない。欺瞞、職権乱用、越権行為、恣意的運用、不作為、二枚舌・・・等々も同様に、国民は救われない。なぜなら、限りなくクロに近いグレーの疑義があっても批判されても「知らぬ存ぜぬ」で逮捕されることがないからだ。

 そんな事件・事案が安倍政権には多すぎる。多すぎて個別の検証・追及が追い付かないうちに5年もの間、国民は安倍政権を容認してしまった。さらに、最近の東京新聞の見出しを見ると呆れてしまう。

(1)2017.12.25/「空母」運用機を本格検討
防衛省が次期FSXに決定し、高価な先物買いをしたF-35A。これを垂直離着陸可能なF-35B(米国海兵隊仕様)に変更することを本格的に検討し始めた。

(2)2018.1.8/巡航ミサイル「国民の理解得られる」 首相、NHK番組で
 安倍首相は2018年度予算案に長距離巡航ミサイルの導入関連費用が盛り込まれたことについて「国民の命を守り抜いていくためには、相当質の高い防衛力を持たなければならない。国民の理解を得られると思う」と語った。

(3)2018.1.21/海自「いずも」空母改修案
政府は有事の米軍を支援するため、護衛艦「いずも」を戦闘機の発着が可能な空母に改修したうえで、日米での共同運用を想定している。

 バカも大概にしてほしい。違憲でありながら、その存在を容認されている自衛隊は「専守防衛」「シビリアンコントロール」という前提があればこそ、ではないか。それを勝手に頭から外し、目の前の脅威論を唱えてJアラートで国民を脅す、煽る。

 「いずも」建造当時、政府与党・軍事オタク・ネトウヨはこんな言い訳をしていた。

 護衛艦「いずも」は、全長248m、全幅38m、基準排水量19,500t。旧海軍の戦艦「大和」の基準排水量は64,000tだが全長263m、全幅39mなので、「いずも」の巨大さが想像できる。そして、全通甲板(船首から船尾まで直線がとれる)を持つ。政府・防衛省は認めないが、軍事評論家は「ヘリ空母」と呼ぶ。

 従来、全通甲板は空母とみなされ、攻撃能力が見込まれて他国への脅威になるので「専守防衛」では許されなかった。それを
・搭載するヘリでは攻撃できない
・これは単なる輸送艦。災害時に避難場所となる
・甲板がぜい弱だから戦闘機・攻撃機は離発着でき・必要な装備を含め、輸送艦は空母に改修できない
と言い訳され、建造された。

 それが前述(1)(3)によって他国へ牙をむく。これは限定解除に等しく、設計段階から「空母が欲しかった」と言われてもしかたない。器さえ作ってしまえば、後からどうにでもなる・・・悪質な詐欺的行為である。

 そして、(2)の「長距離巡航ミサイルが欲しい」である。いわく、北朝鮮のICBM脅威に対抗・・・それは発射後の撃墜が困難なICBMの現状から、専守防衛ではなく「先制攻撃」を狙っているのではないのか。さらに核武装論を吐く輩、原発が攻撃目標になる議論をせずに原発再稼働を高らかに叫ぶ輩。「専守防衛」の前提条件を勝手に忘れ、都合よく変えてしまう輩。自衛隊の、防衛省の、国防の「シビリアンコントロール」はどこへ行ってしまったのか。

 政治家が発する言葉の意味は重要で責任がある。それを明確にしないから、政権中枢の政治家や閣僚が不適切な発言を行っても「そういう意味で言っていない」「そういう印象を与えたなら遺憾である(残念である)」「訂正したから、いいじゃないか」といった開き直りが許されてしまう。そして、責任を取らない。

 特に「丁寧に説明する」と明言した事案について、いまだに明確な説明責任を果たさず、「責任は私にある」と言いつつ責任を取らない安倍晋三に政治家の資質などない。米国のトランプ大統領と同じで、国民ではなく国家のトップになった「オレ様」は自分のために国を動かしている。

 安倍晋三は「愛国」「民意」「正義」という言葉を一番使ってはいけない人だと思う。この人の価値判断は「良い・悪い」ではなく「好き・嫌い」だから。

 なによりも、嘘つきは「改憲」など語ってはいけない。

 
お知らせ

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「護憲+」は2017年8月1日をもって、第十五期に入りました。詳しくは、「趣旨」をご覧下さい。☆☆


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