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老人党リアルグループ「護憲+」は、日本国憲法の基本理念である国民主権、平和、人権を護りたいと願い、「護憲」の視点に立った「世直し」を志す老人党有志グループです

コラム「護憲+語憲」 :見習い期間 (07/15)

抗議の「声」は聞こえているのか

西日本での豪雨被害に関する報道を見ていると、予想通り被災地の状況把握と支援の初動が大幅に遅れたようで、困っている人はいないことにしてしまう現政権の姿勢がまたも明らかになってしまった。
災害に見舞われ日常を失った人々の様子は、日本で性犯罪の被害に遭ったのに日本の法や制度によって救われなかった人が、日本の外に出て正義を勝ち取るために必死にもがいた体験を語る状況と重なってくる。

現在はロンドンに拠点を置き、ジャーナリストとして活動する伊藤詩織さんが、イギリスの放送局BBCから取材を受け、昨年12月にはインタビューを元にしたラジオ番組が放送された。
https://www.bbc.co.uk/programmes/p05r58zm
今年の6月にはBBCのテレビの方でも、放送範囲がイギリス国内に限定されているものの、伊藤詩織さんが性犯罪被害を告発する前後を描いたドキュメンタリー番組が放映され、イギリス国内をはじめ、他の国や地域でも反響と共感を呼んでいる。
https://www.bbc.co.uk/programmes/b0b8cfcj
https://youtu.be/G0vpvcTjh0s

日本国内では、被害者が公の場で事実を述べただけで追い打ちをかけるように非難されてしまうが、国外では堂々とメディアに出演し意見を述べられるという状況を見ると、現時点で日本には基本的人権も何もあったものではない、憲法を護るという状態には程遠いのではないかと失望してしまう。

ハリウッド発の”Time’s Up”のキャンペーンに刺激され、音楽の世界では、第60回グラミー賞の授賞式に、レディ・ガガさんやリサ・ローブさんらが白いバラを身に着けて授賞式に出席していた。白いバラを着用することで、セクハラを撲滅するために連帯していることを示すものだ。
直前の第75回ゴールデングローブ賞授賞式では、「黒い服」が団結のシンボルとして使われていたことも報じられた。勇気ある告発とこれ以上被害に遭う人を増やしたくないという意思を受け止め、女性も男性もそれらに該当しない人も訴えに賛同し全力でサポートしたいという意思が伝わってくる行為である。

日本においても、ジェンダー平等教育や人権教育に懸命に取り組む人たちがいることもまた事実だ。こうした草の根の運動や小さな発信がいつか実を結び、誰もが人権を当たり前に尊重され保証されている社会になってほしいと、強く願っている。

 
お知らせ

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「護憲+」は2017年8月1日をもって、第十五期に入りました。詳しくは、「趣旨」をご覧下さい。☆☆


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