−    2008/08/14-10:21:16
昨年参議院で与野党が逆転し、国会での野党間の駆け引きも活発となり、更に次の衆議院選挙に向けての選挙協力も進められているようです。一方では自民・民主に満足できない右派を結集して平沼新党構想も浮上と、報じられています。これら各野党の政策を国民の目線でウォッチングして参りましょう。

0004 民主党の自浄能力や良し 厚顔の美少年 2008/10/16 15:24
  10・16の朝日comによれば、民主党は、

「マルチ商法業者から多額の金銭を受け取り、業界擁護の国会質問をしていた前田雄吉衆院議員(48)=比例東海ブロック=から、(1)総選挙で民主党の公認を辞退する(2)総選挙には立候補しない(3)民主党の党籍を離脱したい――との申し出を受け、了承したと発表した。前田氏も16日午前、名古屋市内で記者会見し、民主党を離党し、次の総選挙に立候補しない考えを表明した。」と報じている。
http://www.asahi.com/politics/update/1016/TKY200810150379.html

前田議員のマルチ商法業者との癒着ぶりを読むと残念ながら当然である。また前田議員の決断は自民党議員には真似のできぬ決断であり結果よしである。業者の誘惑に負けたのか若気の至りか分からぬが、業者や業界は利権を求めて甘い汁(金と票)を持って政治家に近づいてくる、民主党が力を持てば更にこの傾向は強くなり政権を採れば尚更である。今から党として業者・業界からの献金のルールを決め透明性を図って欲しいものである。時期を失すれば議員の既得権と業者の利権が絡み、双方の懐に関わる問題だけに、そこからの脱出は難しくなり、総論賛成各論反対が横行し、ザル法を作りたがる自民党の二の舞を演じるようになることは自明である。
0002 「政権交代」(岡田克也著)を読む 笹井明子 2008/08/14 18:20
  民主党代表時代に、小泉前総理との対比においてその真面目さ際立ち、個人的には好感を抱いたものの、小泉マジックのもたらす熱狂の前にあえなく敗退。以来マスコミに登場することもめっきり減った岡田克也さんが、最近再び存在感を増しています。「週刊文春」情報によれば、財界の“大物”たちが、「岡田克也・元代表を囲む会」なるものを立ち上げるとか、なんとか。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080710-01-0702.html

そんな岡田さんが「政権交代」というズバリのタイトルの本を上梓しました。民主党は様々な考えの人たちの寄り合い所帯で、一枚岩でないことは衆目の認めるところですが、副代表の岡田さんが書いたこの本は、「政権交代」によって何を実現しようとしているのかについての、岡田さんの決意であると同時に、民主党としての説明といえそうです。

ということで、読んでみました。以下は私が読み取った岡田さんの決意と私の感想です。

まず岡田さんは、基本理念として『「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立を乗り越えた「民主中道」』を掲げています。「改革推進」を是とし、小泉改革についても、途中で放り出してしまったことへの批判はあるものの、『民間の力を活用することで景気回復をめざしたこと』『迅速な不良債権処理』には一定の評価を与えています。

その点では、自民党内の改革派議員と相違はなく、ではなぜ「自民党」ではなく「民主党」なのか、なぜ「政権交代」なのかの疑問が湧きますが、それについて、岡田さんは、『(いまの閉塞状況の根本にあるのは、)長期政権の間にでき上がった強固な政官業の癒着構造である』『政権が替われば、そうしたしがらみを一掃することが可能』と説明、立ち位置として、『(既得権益の構造から排除された)「生活者」「納税者」「消費者」の立場を代表』するとしています。

安全・外交については、自民党、とりわけ小泉政権の『米国の単独行動主義や先制攻撃への無自覚』と『(靖国神社参拝問題に代表される、)中国・韓国との関係のこじれ』を指摘、『日本外交の幅を狭め、一部国民間にせまいナショナリズムを育み、近隣の国々との関係を国民レベルで対立的なものにしてしまった』と厳しく批判。その上で、災害支援、難民問題などに取り組む若い人々やNGOとの交流をとおして得た『自立と共生の友愛精神に基づいた国際関係の確立』という理念を前面に打ち出しています。

全体を通して、「自由で公正な社会を実現する」という岡田さんの強い思い、公正を貫こうとする真面目な人柄は信頼できるとの感触を持ちましたが、一方、いくつかの懸念も残りました。

ひとつは、本の中でも主張している脱官僚依存政治は、優秀・有能で公正な政治家の存在が大前提となるわけですが、民主党ならその閣僚達は真に優れた資質を持っているだろうか。民主党議員も人の子、まして様々な考え方の人たちで構成されている民主党で、トンデモ大臣が暴走する可能性は無いだろうか(前原代表の例もありますし、、、この点について、この本は全く触れてません)。

また、政治に公正さを持ち込もうとしても様々な妨害にあって頓挫する可能性も大いにありそうで、それを上手く機能させるには様々に渦巻く人心を理解した上でのシステム作りが必須だろう。著書中にも率直に書かれている現民主党にたどりつくまでのドタバタを読んで、そんな感想を持ちました。

もうひとつの懸念は、岡田さん個人の特性かもしれませんが、直接的に耳を傾ける相手が、選挙に影響する地元の人たち以外は、主として政治家、財界、あるいは有識者とされる人たちのようだということです。その結果、「平和で豊かな日本」という「プラス」イメージに視線が偏り、貧困・格差といった、いま日本に暮らす人々を境界線なく巻き込もうとしている「負」の現実に、直接的に踏み入ろうとしていない、弱者に耳を傾けることを最初から「野党的意識」あるいは「福祉至上主義」として距離を置こうとしている、あるいは身構えているように見えることです。

最後は、マスメディアの伝達方法や国民の興味本位の関与に問題があるのは事実ですが、その現実を踏まえた見せ方・訴え方を研究して欲しいということです。真面目で固いのは大いなる美点であり、『国民に信頼される政府』の基本だと思いますが、『国民の共感を政治のエネルギーへと変えていく』ためには、国民の気持ちに大胆に寄り添う姿勢も望まれ、生意気な言い方ですが「一皮向けることが必要だな」という印象も再確認しました。

以上、「政権交代」を期待する私の勝手な言い分を交えたご紹介ですが、それは置いておくとしても、この15年間の怒涛の政治変遷の実情も良く分かり、色々な意味で興味深い、一読に値する本だと思います。是非皆さんも、一度読んでみてください。
0001 野党ウォッチング(第六期) 笹井明子 2008/08/14 10:21
  第五期終了直前に厚顔の美少年さんが立ててくださったスレッドを第六期でも継承したいと思います。第六期中に、政権交代が実現し、「野党」ってどの党のこと?という問題に直面するかもしれませんが(笑)。

当面、政権交代を視野に、民主党の動きを中心にチェックしていきたいというのが、個人的な視点です。