護憲+ 第2期 ホームページ   非公開掲示板   ドキュメント用BBS   [投稿規定]   護憲+掲示板過去ログ(1) 護憲+掲示板過去ログ(2) 護憲+掲示板過去ログ(3) 護憲+掲示板過去ログ(4) 護憲+掲示板過去ログ(5) 護憲+掲示板過去ログ(6) 護憲+掲示板過去ログ(7) 護憲+掲示板過去ログ(8) 護憲+掲示板過去ログ(9) 護憲+掲示板過去ログ(10) 護憲+掲示板過去ログ(11)

護憲+ 公開用BBS

  [新規スレッド作成]   [スレッド一覧]   [▼ラスト]   [リロード]   [記事検索]   [利用の手引き]   [大文字画面]    

⇒ 新着スレッド(10件)     (月/日) 【連絡事項】 蔵龍隠士10/16 16:40
今日のトピックス(第十七期)07/31 23:04 どんぺりを飲みながら(第十七期)04/18 20:30
メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期) 07/28 17:16 政権ウォッチング(第十七期) 04/14 10:37
明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術(第十七期06/18 22:50 イベントの紹介(第十七期) 03/28 11:50
新聞記事などの紹介(第十七期) 05/29 22:07 憲法を考える(第十七期) 02/26 23:33
コラムの感想(第十七期)04/21 17:02 マスコミ報道を批評する(第十七期)10/20 22:40
  メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)
笹井明子    −    2019/08/01 05:18:01
既存のスレッドに当てはまらない「つぶやき」を投稿する場です。普段発言をしていないメンバーも、夫々の都合に合わせて、「毎日いちどは」「毎週いちどは」「毎月いちどは」投稿しましょう!
0053 悲惨な退却戦を戦わざるを得ない安倍後の日本!(インパール作戦の二の舞) 流水 07/28 17:16
 
昨年、わたしは、インパール作戦について書いた。※「日本軍の敗戦の歴史に学ぶ(組織の腐敗)(1)(2) https://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/m/201908

その中で、日本軍の敗戦の大きな要因に、失敗を失敗として認めない組織の腐敗があると指摘した。

同時に、山本七平氏の指摘を引用して、一般的には、上意下達の組織と思われている軍隊が、逆に上が下に依存する組織(上依存下)だと言う事も指摘した。これが、日本型組織の【無責任体質】の根源にあるとも指摘した。

≪帝国陸軍では、本当の意志決定者・決断者がどこにいるのか、外部からは絶対にわからない。その決定が「命令」との形で下達されるときは、それを下すのは名目的指揮官だが、その指揮官が果たして本当に自ら決断を下したのか、実力者の決断の「代読者」にすぎないのかは、解らないからである。

そして多くの軍司令官は「代読者」にすぎなかった。ただ内部の人間は実力者を嗅ぎわけることができたし、またこの「嗅ぎわけ」は、司令部などへ派遣される連絡将校にとっては、一つの職務でさえあった。・・・・・(中略)

一体この実力とは何であろうか。これは階級には関係なかった。上官が下級者に心理的に依存して決定権を委ねれば、たとえ彼が一少佐参謀であろうと、実質的に一個師団を動かし得た。

戦後、帝国陸軍とは「下剋上の世界」だったとよく言われるが、われわれ内部のものが見ていると、「下が上を剋する」のでなく「上が下に依存」する世界、すなわち「上依存下」の世界があったとしか思えない。このことは日本軍の「命令」なるものの実体がよく示している。多くの命令は抽象的な数カ条で、それだけでは何をしてよいか部下部隊にはわからない。ただその最後に「細部ハ参謀長ヲシテ指示セシム」と書いてあるから、この指示を聞いてはじめて実際問題への指示の内容がわかるのである≫(『一下級将校の見た帝国陸軍』P319)・・・・・・

実は、日本の官僚組織の大半は、今も、この【上依存下】の組織である、といって過言ではない。山本氏が指摘しているように、一体誰が実力者なのか、という嗅ぎ分けこそ、官僚組織で生き抜く要諦だと言って過言ではない。

例えば、加藤厚労大臣が、多くの人がPCR検査を受けられないのは、“保健所などや国民の誤解が原因だ”という発言をして、大半の国民の顰蹙をかった。何故、そんな馬鹿な発言をしたのか。上の山本氏の指摘でおおよそ理解できる。

加藤厚労大臣は財務省出身。財務省では偉かったかもわからないが厚労省ではそんなものは通用しない。“コロナ問題”については、厚労省内部に権力者が存在している。厚労省内部の連中はその権力者の存在を嗅ぎ分け、忖度している。

加藤大臣など飾りに過ぎない。実際の政策は、大臣のあずかり知らないところで決まっている。加藤氏の発言は、そういう組織の現状をありありと国民に見せている、と考えるべきだろう。

現在のコロナ騒動を毎日の感染者数の増減に一喜一憂することなく、冷静に観察していると、日本と言う国家が、戦前の日本陸軍や官僚組織と全く変わっていないと言う事がよく見える。

特に、コロナ騒動解消の最大の切り札であるPCR検査のありようにこの問題が集約している。

🔷日本で、PCR検査がなぜ増えないのか。

この問題については、様々な見解があるようだが、「そもそも総研」で玉川キャスターが調査した説が、一番当たっているかもしれない。

※「PCR検査が増えない原因の一つとして、PCR検査をして擬陽性が出た場合、その人を隔離すると人権侵害に当たるからと一部技官の強力な意見が反映されているのではないか」

これは、ハンセン氏病の隔離政策が、国による人権侵害と判決が下ったトラウマが根っこにあると思われる。コメンテーターの岡田教授は、裁判にかけられるのを恐れているのだ、と語っていた。

問題は人権侵害に対する配慮ではなく、擬陽性と診断した人を隔離したら、国家賠償訴訟にかけられ、敗北するのが怖い、という事である。

そもそも総研、PCR検査が拡充しないのは人権侵害の恐れがあるから説
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/07/post-29eb93.html

全ては、責任を取りたくない、と言う点に帰着する。

しかし、厚労省には、医療行政に対する大きな権力がある。感染症などに対する指揮監督権限も厚労省にある。特に感染症などの高度の専門性を必要とする問題については、医療系技監の権力は絶大。誰に権力の所在があるかを嗅ぎ分ける能力が官僚の性だとすれば、厚労省内でその事を知らない官僚はいないはず。

では厚労大臣はじめとする政治家たちはどうするのか。それこそ、【上依存下】にならざるを得ない。

専門家委員会はどうか。TVに出ているコメンテーター連中をよく見れば、大半は国立感染症研究所などを歴任した連中で、きわめて狭い分野のギルド組織である事が良く分かる。

原子力村を想起すれば、彼らが自分たちの村組織を外れて生きていくのはなかなか難しい。彼らが“村”組織の掟を破って発言するなどと考えない方が良い。

現在の政府や東京都、専門家連中のでたらめぶりは、太平洋戦争末期の東条内閣の無為無策ぶりと相似形。インパール作戦の牟田口中将や陸軍の幹部連中と同じで、失敗すると分かっていても、止めることができない。結果、死屍累々たる撤退戦を戦わざるを得なかった。

コロナ騒動も同じ。7/27日付の朝日新聞デジタルの報じるところによれば、「政府が新型コロナウイルスの感染防止策として始めた布マスクの配布事業で、介護施設や保育所など向けの布マスクの発注と製造が続き、今後さらに約8千万枚を配る予定であることが厚生労働省などへの取材でわかった。全戸向けの配布は6月に終わり、すでに店頭でのマスク不足も解消されて久しい。配布はいつまで続くのだろうか。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/067dc44c7e681195be4815eaa1aedfd428dd397f

この頓珍漢ぶりは一体何なのか。一般庶民用のマスクは、今は十分供給できている。ただ医療用のN95というマスクは、今も逼迫しているようなので、政府が供給するならN95医療用マスクを充分に供給するのならそれなりに意味がある。

それを誰も使わない布マスクを500億近い大金を投じて配布する意味がどこにあるのか。

安倍政権中枢連中は、この程度の判断すらできなくなっている。ガダルカナルにしろインパール作戦にしろ、失敗が明らかなのに、その作戦を中止する事が出来なかった。

自らの間違いを認める事ができないので、失敗と分かっていても止めることができない。日本の統治機構の悪しき伝統だが、今も同じ轍を踏んでいる。
現在のコロナ対策と“GO TO トラベル キャンペーン”も同じだろう。

わたしは2月入院する前に、現在の安倍政権(右派政権)には緊急事態の“危機管理能力”はない、と書いた。※危機管理の本質(コロナウイルス雑感)
https://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/m/202002

現在はこの認識は多くの人の共通するものになっている。

こんな政府にコロナ対策などできるわけがない。米国やブラジル同様、多くの死者を出して終わる可能性が高い。

しかも、国民は一体誰にこのコロナ撲滅の責任を問えば良いのか、良く分からない。この無責任体質も全く戦前と変わっていない。

責任者不在、まるで政権末期のでたらめぶり/政界地獄耳
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/444.html

🔷PCR検査の拡充だけが、弁証法的思考に耐えうる。

前の投稿で、正・反・合という弁証法的思考過程について説明した。問題は最後の【合】である。【合】の思考は、その前の正・反の思考とは次元が異なる。

コロナについて語れば、コロナ撲滅【正】と言う思考と経済を活性化する【反】という思考の次元で論争を重ねても正解は見つからない。この思考の次元を一段上げるための思考がアウフヘーベン(止揚)という考え方である。

イメージ的に言うならば、らせん階段を想像してほしい。思考の水準をらせん階段のように深化させるのが止揚=アウフヘーベンという考え方である。

コロナ問題で考えると、PCR検査の徹底的な拡充は、コロナ撲滅という思考から考えれば、陽性者のあぶり出しを徹底的に行う事を意味する。陽性者が明確になれば、陽性者の隔離、濃厚接触者の追及、陽性者の治療という方向性が明確に見える。

次に付随的な目標(未症状者の宿泊施設、病院のベッドの確保、医者・看護師・医療資源の確保など)も明確に計算でき、その準備もできる。

経済の方から考えると、PCR検査の拡充は、陽性者のあぶり出しも意味するが、同時に、陰性者の確定も意味する。と言う事は、経済活動を担う人材は、「陰性者」が大半と言う状況を作り出すことができる。陰性者の確定は、経済活動を【安心】して行う状況を作り出すことができる。

景気は、文字通り【気=人々の精神的状況】に依拠する部分が非常に大きい。【安心】は【気】の最重要要素。PCR検査の拡充は、【安心】の最大の供給源になる。

◎つまり、PCR検査などの拡充こそが、コロナ撲滅と経済活動の維持という二律背反的命題を新たな次元に止揚(アウフヘーベン)できる唯一の手段である。

この発想で“GoToトラベル キャンペーン”を制度設計するなら、以下のようになる。

@ “GoToトラベル キャンペーン”を経済活動の活性化という視点で考えるから、発想が柔軟性を欠く。コロナ撲滅活動のための“GoToトラベル キャンペーン”という視点で制度設計をする
A @の発想で考えれば、このキャンペーンに参加する企業・交通機関・宿泊施設などの従業員全員にPCR検査を義務化。⇒参加した従業員には、PCR検査陰性の証明書を出す。⇒参加する国民の安心感を醸成。PCR検査の拡充が容易にできる。
B “GoToトラベル キャンペーン”を利用する国民すべてにPCR検査を義務化。PCR検査陰性者のみが、参加できる状況を創出。⇒参加する企業・交通機関・宿泊施設・国民すべてに【安心感】を醸成し、財布のひもをゆるめてもらう。
C このような制度設計をすれば、PCR検査拡充の動機付けにもなり、“コロナ撲滅”という大目標にも合致し、その助けにもなる。
D こうすれば、“コロナ撲滅”と“経済活動の活性化”という二律背反的命題の次元を止揚できる。(アウフヘーベンできる)つまり、らせん階段の一歩上に登る事ができる。
E “コロナ撲滅”の手段としてのPCR検査と言う視点から、“経済活動活性化”のためのPCR検査という視点に転換する事により、検査拡充の動機付けが強化できる。

“コロナ撲滅”と“経済活動の活性化”のどちらに軸足を置けば、上記のような視点を獲得できるか。迷いなく“コロナ撲滅”と答えられる人間だけが、柔軟な発想を獲得できる。単純な話だが、人間の命が最も大切だと心の底から考えている人間だけが、本当の意味での政策を立案・実践する事ができる。この事が政策の実現性の鍵になる。

発想の柔軟さと方向性を定めたらぶれない精神力と知性と感性と想像力を駆使した具体的な対策を実行してはじめてアウフヘーベン(止揚)という難しい課題をクリアーできる。

コロナ対策で成功したとされる台湾・韓国・ドイツ・中国(最初にコロナ渦に巻き込まれた国だが、抑え込みに成功)などを見れば、それぞれの国に卓越した対策の責任者が存在し、その責任者を信頼し全面的にその責任者を支える政治の指導者の存在がある。

韓国の責任者の女性など、記者会見するたびに、白髪が増えていた。記者たちが彼女の健康を気遣って“寝ているのか”と尋ねても、彼女は少し寝れば大丈夫。それよりなにより、コロナ撲滅が第一と答えていた。こういう彼女だからこそ、PCR検査でのドライブスルー方式とか世界の感染症対策をリードする様々な方策を生み出せたのである。

彼女のように本当に全身全霊を傾けてコロナ撲滅に立ち向かっている人間にだけ、“コロナ撲滅”と“経済活動の活性化”などという難題を解決できる荒業が可能。小手先の対策やまことしやかな言い訳などで、今回のような“国家の危機”を解決できるわけがない。

現在の日本政府の対応を見れば一目瞭然。あきれ果てて物も言えない、というのが実態。こういう危機の時、指導者を信用できない国民は不幸である。

こんな統治機構を見ていれば、悲惨な退却戦を戦わざるを得ない国民の姿が脳裏に蘇る。出来るなら、わたしの妄想に終われば良いのだが。
 
0052 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  コナシ&コブシ 07/21 14:11
 
国会を開いてください!

GO TOキャンペーンの迷走ぶりには、観光業の末端にいる零細業者の私たちも困惑させられています。
まずは、何の説明もないのです。
今まではこの種のキャンペーンなどのときには、役所の観光課や商工会などから説明の文書等が送られてくるのですが、今回は全く無し。
今のように、方針がころころ変わるのでは無理もないかもしれませんが。
少ないながらお客様からの問い合わせはあって、答えに窮しています。
ツイッターでは旅行会社で働いている人の悲鳴のような投稿がありました。
「さもありなん」と思います。

国会も閉じてしまい、閉会中審議があるだけ。
先日その閉会中の予算委員会がNHKで中継されましたが、安倍さんも麻生さんも出てきません。
西村さんは「専門家の意見を聞き、適切に対処・・・」というような具体性の全くない答弁を繰り返すだけでした。

観光業に限らず、今は本当の国難だと思います。医療現場からの悲鳴も聞こえてきます。
国会を閉じて逃げていれば、しばらくすると支持率が回復すると思っているのでしょうか?
多くの国に習い、きちんと検査をする、陽性の人は隔離する、陰性の人たちで経済をまわす、それしかないように思います。
国会を開いて、具体的な対策をお願いします。
国会に出席するのがいやなら、一刻も早く変わってください。
 
0051 コロナ後の日本社会が目指すべき方向 流水 06/14 10:47
 
(1)コロナ危機と政治利用(東京都知事選の一視覚)

東京アラートも解除され、日本全国で日常性が回復されつつあるように見える。

本当にそうだろうか。

小池都知事の声明を聞いていると、これからは【自粛】から【自衛】に変化するそうだ。わたしは東京都民ではないので、怒る資格はないのだが、腹が立って仕方がない。

規範意識が強く、おとなしく、お上に逆らわず、粘り強い国民性につけこんで、政府も東京都もひたすら【自粛要請】を繰り返した。しかも、政府は、自粛だから、補償はしないと嘯く始末。

これでは店が潰れると、パチンコ店のように自粛要請に従わないところには、それを「敵対勢力」に仕立て上げ、日本得意の「同調圧力」を総動員して攻め立てる。御用メディアがそれを盛り上げる。

東京オリンピック延期決定以前には、感染者数を少なく抑え、延期決定が決まると、翌日から感染者数が増加する。

小池知事は、突然、ロックダウン(都市閉鎖)になっても良いのか、と脅し上げ、以降、コロナ対策の女神のごとく振る舞い、連日TVに露出する。

ロックダウン・ステイホームなどの横文字を乱発し、都民を煙に巻きながら、自らの印象を上げ続けたと言って良い。

“緊急事態状態”が終わると、「東京アラート」を持ち出し、都民の危機意識を逆手に、自らの存在意義の延長を図っている。

わたしなどはレインボー・ブリッジの赤を見ていると、あまりにも【凶々しい】印象が強すぎて、気分が悪くなる。これからの東京の暗い未来を暗示しているようで、気持ちが滅入ってくる。

さらに、自粛時のパチンコ屋と同様に、東京アラートの時には、「夜の街」「新宿」「ホスト」を敵対勢力に仕上げて、感染がやまないのは、彼らが原因だと言わんばかりの仕打ちをする。

しかし、どうもそれがうまくいかないと見ると、とたんに「東京アラート」を終了し、【自衛】だとのたまう。

羽鳥のモーニングショーなどで、“自衛”=“自己責任論”ではないか、と批判されると、翌日には、自己責任論ではなく、自らを守る意識を忘れないでほしいという意味だ、などと取り繕う。

そして、東京都知事への立候補を宣言。“東京大改革2.0”などという訳の分からないスローガンを掲げて、意欲満々である。

しかし、“日常性の回復”は、小池都知事には、有利には働かない。危機が深いほど、彼女は毎日TVに露出できる。恐怖心が深いほど、人々は、すがるものが欲しい。

さらに言えば、“東京アラート”が継続されていれば、様々なスキャンダルが出始めた小池知事にとって、他候補の選挙運動を大きく制限できる。そうなれば、感染報告などでTVに露出できる現職知事に圧倒的に有利。

“東京アラート”発令の狙いはその辺りにあったに違いない。本当は、小池都知事は、選挙終了まで“東京アラート”を続けたかったはず。

このように、“日常性の回復”が、政治的かけひきに使われ過ぎて、あまりにも事態の本質が見えなくなっている。

(2)分散型社会への転換(コロナ後の社会への一視点)

わたしは“日常性の回復”が簡単にできると考えていない。高齢者に多いかもしれないが、みな、以前のような生活を取り戻すのが難しい、と感じている。

理由は、国民の心に沁みついている“恐怖”だ。いつ感染するかも分からない、という恐怖は、必然的に他者に対する“恐怖心”を誘発する。他者に対する“恐怖心”や“警戒心”に満ち溢れた社会は“安心感”を以て生活できない。この恐怖心や警戒心は、人間の本質である「生産活動」にプラスになるはずがない。

“天然痘”“ペスト”“スペイン風邪”等々、人類を襲った数々の感染症の恐怖は、人類の記憶に深く刻み込まれている。イタリアのベニスの仮装面にもペスト時の記憶が鮮明に残されている。このように、感染症の恐怖は、人類の歴史を変えてきた。
https://ameblo.jp/art-masciclismo/entry-12595913772.html

過去の感染症の歴史を概括すると、人類の産業の進歩、都市への人口の集中、田舎の衰退が、大きな要因になっている。さらに“交通手段の進歩=移動の拡大”が、一地方の感染症を世界的パンデミックに拡大している。

@ 東京の場合も戦後一貫して行われた【東京一極集中=大都市集中型社会】の弊害が顕著に表れている。論理的に考えれば、この問題を克服するには、東京一極集中を制限し、地方中心の【分散型社会】への転換以外ない。

A 分散型社会は、現在のエネルギー政策の大転換を招来する。つまり、原発・火力発電の膨大なコストがかかるエネルギー政策から、地方の分散型再生エネルギー政策への転換した方がコストも安く、はるかに環境に優しい。環境問題がまったなしの状況である21世紀世界の必然な政策である。

B コロナのような感染症対策を考える時、都市型集中社会より、田園型コミュニティ社会の方が、はるかに強い。今回のリモート通勤の普及の中で、地方の環境の良い都市や町へ移住する人が増大しているそうだ。これが時代の要請だと思う。

さらに付け加えるならば、喫緊のコロナ対策(二次・三次感染拡大)も、分散型対策が鍵になる。

◎原理原則⇒コロナ対策を行いながら、経済を守る。
   ↓
🔷検査の拡大以外ない。⇒出来得る限りの検査を行い、陽性者と陰性者を明確にする⇒陽性者は隔離・早期治療⇒陰性者は経済活動 
   ↓
🔷検査拡大の方法⇒闇雲に拡大してもあまり意味がない。⇒コロナ感染者の集積地を集中的に行う。(例)例えば、新宿歌舞伎町周辺全てで行う(定期的)
   ↓
🔷病院・介護施設・老人ホーム・学校などや運動関係や会社関係を集中的に行う。(例)ソフトバンクグループが行った全員の抗体検査のような形
 
その他、様々な場合が考えられるが、国という単位でなく、地方中心にさらにもっと小さな組織や集団で徹底的に検査を行える体制を構築する必要がある。(国の制度設計や金銭的援助が重要)

このような形での、分散型検査の拡充が2次感染・3次感染阻止のための必須条件である。

コロナ後の社会を考える時、大都市が危険である事は自明の理。このような【分散型社会】と新たな【コミュニティ】の構築が最重要になる。

効率一点張りの中央集権型の新自由主義的経済体制や政治体制、医療などを始めとする福祉体制の全面的改変が、もっとも大きな論点になる。同時に、中央集権型から自立型の地方自治の確立が最重点になる。

「大きいことは良い事だ!」という思想を捨て去り、身の丈にあった経済や国家体制の確立をどのようにして行うか、が焦眉の課題になる。

このグランドデザインを描ける政党、政治家を選出しなければ、日本の未来はない。
 
0050 勝ちに不思議な勝ちあり! コロナ騒動の中間検証 流水 06/03 17:24
 
“緊急事態”の解除が決定された。

WHOも日本の対応を一定の評価をしている。安倍首相にいたっては、“コロナ封じ込めに成功”などと嘯く始末。海外メディアの評価は、日本政府の対応は全く評価していないが、なぜか死者数が際立って少ないことを不思議がっている。

今年、鬼籍に入った野村監督の言葉に「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」というのがある。

スポーツ指導者の大半は、野村監督の言葉に頷くだろう。特に団体競技の指導者は、「そうなんだ」と手を打っていると思う。

お互い勝つために死力を尽くして戦うのだが、力量差が一目瞭然という相手と戦う場合がある。99%勝てない相手と戦うのだが、何故か勝てる場合がある。10回試合をして、ほとんど10回負けるだろうという相手でも、勝てる場合がある。

野球で言えば、味方の投手が相手チームとなぜかしら相性が良くて、何となく抑える場合がある。そうなると試合は接戦にもつれ込む。そこで、チャンスに打てない打者がまぐれでタイムリーを打ち、勝つ場合がある。

こういう場合、指導者は「よくやった」とほめてやるのだが、内心ではどうして勝てたんだろうと首をひねっている。指導者として選手たちに何を語れば良いか、を一番悩むのがこういう勝ち方。強運としか言いようがない勝ち方なのだから、この勝利からどのような【教訓】を引き出したら良いか、非常に悩む。

わたしは、日本政府のコロナ対応は、“勝ちに不思議な勝ちあり”そのままの結果だと考えている。

クルーズ船の対応のまずさ、初期対応の遅れ、学校閉鎖の勇み足(準備何もなし)、“緊急事態”宣言を出すなら、補償とセットでなければならないはずなのに、補償をネグレクト。地方自治体に対応を丸投げ。

批判が高まると、方針転換。第一次補正予算・第二次補正予算を組んだが、絶望的なくらいスピードがない。理由は明白。書類手続きの煩雑さ、難しさが最大のネック。一次補正のお金が、いまだ届いていない。国に殺された、と涙を呑んで廃業する中小企業や個人事業主が後を絶たない。

医療崩壊を叫ぶなら、せめて医療機器、マスク、防護服などの医療資源を優先的に調達するのが政府の仕事。さらに言うならば、コロナ患者を受け入れる病院の経済的補填を優先的に行わなければ、コロナ患者を受け入れる病院すらなくなる。

病院や医師・看護師に「犠牲的」な仕事を依頼しながら、コロナ対応に熱心に取り組んでいる病院ほど赤字経営になり、看護師の家族や子供たちが「心ない差別」に苦しんでいるのを放置する。ブルーインパルスを飛ばせば済む話ではない。

保健所の職員たちもそう。国の政策で保健所の数、職員は激減している中、感染疑いの人との電話対応、PCR検査を受けれるかどうかの判定、検体の輸送、クラスターの聞き取り、自宅療養者への電話対応などなどの仕事を一手に引き受けさせられ、それに加えて一般業務もこなしている。

あげくのはては、発熱37・5度以上4日間様子を見なさい、という厚生労働省の指針が批判されると、加藤厚生労働大臣は、保健所の職員たちに責任があると言わんばかりの答弁をする。わたしが職員なら、厚生労働省へ怒鳴り込んでやりたいと思うだろう。

一事が万事。国は、最前線で働く日本の病院や医師・看護師たちの「病人を助けたい」という崇高な志だけに依拠し、保健所の職員たちの寝食を忘れた労働に何一つ答えていない。結局一番大切な人々の努力を利用し、見殺しにし、ないがしろにする厚生労働省や国の姿勢に怒りを禁じえない。

ところが、安倍首相は5月25日の会見で、「日本ならではのやり方で、わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収束させることができました。正に、日本モデルの力を示したと思います。」と述べた。

どの口が言うのか、とあきれ果てるが、メディアも「コロナ対策に成功した日本」をアピールする典型的な出来レースを展開している。

“勝ちに不思議な勝ちあり”という認識を持っている人間は、決してそんな能天気な発言はしない。

これだけ初動に失敗、PCR検査の数は他国に比べて圧倒的に少ない、国民に自粛だけ求めて補償はほとんど行き渡らない、コロナに全精力を注げばよいのに、検察庁法改正などに血道を上げて、国民の総反発を食らう。おまけに、黒川検事長の賭け麻雀疑惑が浮上、検事長は辞職。当然ながら、内閣支持率は急落。危険水域に入っている。

通常の政権なら、内閣総辞職も検討せざるを得ない。もし、これでコロナの死者数が増加し、感染拡大に歯止めがかからない状況だったら、間違いなく内閣総辞職を迫られたと思える。

ところが運よく死者数もあまり増加せず、感染者数も減少し始めた。安倍内閣にとっては、僥倖としか言いようのない結果。本当に賢い政権なら、この運をきちんと認識して、もっと謙虚で抑制の利いたコメントを出すが、「日本モデル」の成功などと大風呂敷を広げるところが安倍内閣。

「きっこのメルマガ」などは、「またも自画自賛の安倍首相「解除会見」で飛び出した事業規模サギ」
https://www.mag2.com/p/news/452937
・・ 『きっこのメルマガ』 まぐまぐニュース・・・・
で「安倍晋三首相の自画自賛&自己陶酔ワンマンショー」と切り捨てている。

問題は、この「不思議な勝ち」は、どうしてできたのかだ。

一番参考になるのは、ノーベル賞学者京都大学の山中伸弥教授の唱える【ファクターX】 の存在という説。
山中教授の【ファックターX】候補は以下の通り。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 感染拡大の徹底的なクラスター対応の効果
(2) 日本人のマスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
(3) ハグや握手、大声での会話が少ない生活文化
(4) 日本人の遺伝的要因
(5) BCG接種などの何らかの公衆衛生政策の影響
(6) 2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響
(7) ウイルスの遺伝的変異の影響
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだ科学的に明らかにされていないので、これだという結論は出ていないが、おそらくこの中のどれか、または複合的要因だろうと推定できる。

一番考えられるのは、日本人の規範意識(罰則規定がなくても、ルールを自発的に守る)。

東北大震災の際にも、食料・水・生活物資の配布にも、誰もがきちんと列に並び、配布を待つ姿が印象的だった。「自分だけが良ければ・・」と我先に列を乱すような人はほとんどいなかった。自らの不安や悲しみや苦しみをじっと心の内に押し込めて、静かに列に並び、他者に迷惑をかけない。この日本人の我慢強さ、規範意識が、政府の「自粛要請」に黙って我慢して従ったのだろう。

これが、山中教授の言う(2)(3)の要因の根底にあると考えられる。

わたしは、こんな我慢は、何度も続かないと考える。自粛なので、補償しない、という政府の姿勢は、上記のような日本人の特性によりかかり、それを利用(悪用)しているとしか思えない。今回のような国難ともいうべき危機的状況の時、そんな対応をして国民が政府を信用するはずがない。安倍内閣の支持率低下は当たり前である。

“勝ちに不思議な勝ちあり”“負けに不思議な負けなし”

政府与党は、もう一度野村監督の言葉を拳々服膺すべきである。
 
0049 「出口なし」の状況下でどう生きるか!(1) 流水 05/22 15:33
 
(1)「出口なし」の思想状況

サルトルに「出口なし」という劇曲がある。1944年に書かれた作品で、死後の世界の地獄に集まった三人の会話で進行する。しかし、お互いを決めつけるばかりで理解しあおうとせず、最後には卑怯者と決めつけられた男が「地獄とは他人のことだ」と叫ぶ。

1944年と言えば、ドイツ軍占領からパリが解放されたその年。サルトルは、ドイツ軍占領下のパリの状況、特にフランス人に与えた精神的影響を踏まえて戯曲を書いている。

彼が占領下のパリで感じたのが、パリ市民とドイツ軍の間には「屈辱感を伴った名状しがたい一種の」「何等共感を伴わない」「連帯関係」があった、という認識である。特にビシー政府に対する嫌悪感は相当なものだった、と推測できる。

サルトルの実存主義思想には、戦争、パリ占領、パリ解放という原体験が色濃く反映しているが、特に占領下における人間の生き方の様々な様相が核にある。

サルトルが残した様々な言葉に戦争中の影を見るのは私だけではないだろう。

※「敗戦とは、自分は負けてしまったと思う戦いのことである。」
※「金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ。」
 ※「ボートを漕がない人間だけが、ボートを揺らして波風を立てる時間がある。」
 
特に、「ボートを漕がない人間だけが、ボートを揺らして波風を立てる時間がある」とは、ここ数年の右翼政治家・ネトウヨなどの言説を思い出してもらえればよく分かるだろう。

SNSで拡散した「#検察庁法改正案に抗議します」に賛同した小泉今日子さんなどに執拗に誹謗中傷を繰り返した連中は、決して自分ではボートを漕がない。

TVで「PCR検査」は必要ないと雄叫びをあげていた連中は、決して「コロナ対策」の現場に突入しない。

「明日の飯」の確保のために涙を呑んでお店を開けざるを得ない人に対して、正義の代弁者の面をして嫌がらせを仕掛け、自粛を強要する人間は、決して政府などの権力者には逆らわない。

彼らは自分が傷つくことが、死ぬほど厭なのだから。しかし、自分が傷つかないと思うと、執拗に他者(弱者)をいたぶる事に隠微な喜びを感じるのだ。

これが戦前の「隣組」と紙一重の状況だと言う事を認識しなければならない。

「出口なし」・・パリ占領下のフランスと現在の日本の思想状況は酷似している。

(2)「出口なし」状況を打破するには、誰もが「アンガージュマン」になる事。

サルトルは、「私はどのように生きるべきか?」の問いへの答えとして「アンガージュマン」という概念を提示している。

「アンガージュマン」とは、自分の中にとじこもらず、「主体的にかかわること」という意味で、社会参加や政治参加の思想をアンガージュマンの言葉を用いて説いている。

※人間は、時には自由であったり、時には奴隷であったりすることは、できないであろう。人間は常に全面的に自由であるか、あるいは常に全面的に自由でないか、そのいずれかである。
※「悲しむことはない。いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ」

コロナ下の状況は、好むと好まざるとにかかわらず、一人一人が孤立し、他者との関係を一定の距離を置かざるを得ない。

占領下のパリも同様だった。誰が味方か、誰が裏切り者か、判然としない状況では、人々は孤立せざるを得なかった。人々は疑心暗鬼の状況で生きていかざるを得なかった。

サルトルは語る。

※人間は、時には自由であったり、時には奴隷であったりすることは、できないであろう。人間は常に全面的に自由であるか、あるいは常に全面的に自由でないか、そのいずれかである。

彼は、ドイツ軍に精神的に屈服し、自らの思考を売り渡すことを拒否している。一度でも、自らの思考をドイツ軍に売り渡したら、「精神の奴隷化」を避ける事はできない、と考えている。

“人間は全面的に自由であるか、全面的に自由でないか”の二者択一しかない、と喝破している。

彼は、また“パリ占領下が最も自由だった”とも書いている。この逆説的表現が成立するのは、フランス人たちのドイツ軍の占領からの『自由』という明確な目的があったからであろう。人々の“自由への希求”の精神が最も大きかった時代だからこそ、最も“自由”だった、というのである。

現在のコロナ下の閉塞状況を打開するためには、自らの精神の自由をいっぱいに開いて、サルトルのいうように、「いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ」と思う。


では人はどう考えたらアンガージュマンになりうるのか。

一つのヒントにアルベール・カミュの「ペスト」がある。この小説は、ペストの流行で封鎖された都市を舞台に、子供をはじめ何も罪もない人々が苦しみながら死んでいく不条理な現実を描いた小説。

その中で医師の主人公らが、大仰な信仰や大義を振りかざすことなく、【自らの責務を誠実に果たす】ことで、人間同士の連帯を生み出していくさまを描いている。

わたしには印象的な光景がある。最も死者が出ていた時のイタリアのクレモナで、病院の屋上から日本人バイオリニスト横山令奈さんが医療従事者への感謝と連帯の意を表現するためにバイオリン演奏をした光景である。

コロナ患者の治療に奮闘している医師・看護師などの医療従事者や患者たちが、一瞬手を止め、屋上を見上げ、窓の外から響いてくるバイオリンの音色に耳を傾けた。夕闇に包まれる寸前の病院が束の間の静寂に包まれ、演奏終了時には大きな拍手が送られた。
https://www.asahi.com/articles/ASN4M4VD4N4LUHBI00W.html
https://m-festival.biz/13324

カミュが書きたかったのは、このような人々の連帯の姿だったに違いない。このような連帯の姿にカミュは、人間の希望の姿を見出したかったに違いない。現実が地獄絵図であればあるほど、自らの【仕事=責務】を真摯に果たす人々の姿が輝いて見える。人間が生きるとはこのようなものだ、と思わせてくれる。

クレモナの病院の医師、看護師、その他の病院関係者、そして音楽家としての横山令奈さん、それぞれが、自らの「責務」を忠実に果たし、大きくて深い【連帯の心】を表現した。

コロナ下の“出口なし”の状況を脱出する大きなヒントがここにあると思う。それぞれの人がそれぞれの場で自らの【仕事】を真摯に遂行し、同じ状況下に住む人間としての連帯を表現する事により、始めて【出口なし】の状況を脱出できる。

【地獄とは他人の事だ!】と叫ばないように、「自分の仕事とは何か」「生きるとは何か」「連帯とは何か」などを真摯に考え、一人一人の人間としての原点に立ち返る事が最も重要な事であろう。
 
0048 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  名無しの探偵 05/18 21:17
 
「検察庁法の改正問題を再考」

市民がネットでの抗議活動で安倍政権の強行採決を撃退し、今国会での法改正を見送りにしたので、詳しいことは書きません。

黒川の定年延長という「閣議決定」では支障があると見えて、検察庁法の改正法案を国会で成立させたいということに尽きますが、この検察庁法の改正という問題には日本の刑事司法独特の問題が背景にあります。(元検察官の郷原弁護士の解説を聞いていて同感しました。以下はその日本特有の刑事司法の問題点を検証します。)

安倍政権は野党の弱腰と異なり(野党議員は安倍の恫喝にひるむな、弱すぎる。議員の資格なし。)相当にしつこいので、今国会で引いただけです。

何が問題なのかですが、まず三権分立制度です。具体的には「司法権の独立」ということです。
司法権の独立と言っても、問題なのは誰かが犯罪を行ってもそれを起訴する権限は検察官にあります。(刑事訴訟法の起訴独占主義)そして、欧米の司法と異なり、こうした強大な権力が検察官に法律で与えられている。
これは大きな問題です。なぜなら、検察官は法務省の官僚に過ぎず、一応内閣の支配下にあることになっているからです。
そこを安倍政権が司法の「盲点」として衝いているということ。
しかし、これは憲法の趣旨(原則)に反します。刑事訴訟法で検察官に起訴の権限を与えたからといって、内閣が検察官の起訴権限、「裁量」という、に介入することは許されません。
なぜなら、検察官に起訴する権限(裁量に委ねている)があるのは憲法の基本原則である「司法権」の行使に基づいているからです。
内閣といえども、司法権の独立を侵害することはできません。
黒川の今までの「忖度」は憲法訴訟の対象になるはずです。(国民も弱すぎる。特に弁護士会)
こうしう前提問題が重要であり、今回の検察庁法の改正(一部の検察官の定年延長を認めるという恣意的な法律であり、憲法に抵触する)は「司法権の独立」という憲法の原則に反します。
検察官は公務員なので、内閣の支持に」従うというのは通らない理屈です。
刑事訴訟法(この法律も憲法に違反する規定が多いことも確かです)に起訴の権限は検察官にあるといっても、それは司法権の行使であることに間違いはなく、憲法の原則である「司法権の独立」に沿うものでなければないならいのです。
安倍の提出した「検察庁法の改正」は端的に言って、憲法違反です。
 
0047 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  コナシ&コブシ 05/14 15:33
 
【笛美さんと村本大輔さん】

600万とも900万とも言われる空前のツィッタ―デモはたった一人の女性から始まったそうです。
その「笛美」さんが、そのツィートをするに至った思いをnoteに綴っています。
「小さな声を上げることの大切さ」
https://note.com/fuemi/n/n56bdee1d8725
まだ30代なのだそうです!

それからもうひとつ。
村本大輔さんのこちらもnoteです。
「発信するということ」
https://note.com/muramoto/n/n32927f69825b

・・・・・
発信しないということは沈黙するということ。
沈黙は民主主義の木を枯らすことになり発信するということはそれだけで民主主義に水をやり続けることになる。
・・・・・
全文、とてもいいです。

私も水やりを続けていかなくちゃ、と思わされました。
 
0046 世捨て人の視点で社会参加! 流水 05/13 20:33
 
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみにうかぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と棲(すみか)と、又かくの如し。」

ご存じ、「方丈記」の書き出しである。

コロナ騒動が深刻になるにつれ、この名文に込められた鴨長明の「無常観」や「歴史感覚」が見直されている。

「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」

誰の言葉かははっきりしないが、物欲を捨て去って物事にあたらなければならない、という教え。日本人の心の奥底には、物欲(我欲)を捨て去った【無私の心】や人生は有限であるという【無常観】があるように思われる。

上の言葉で「起きて半畳寝て一畳」はよく語られるが、【天下とっても二合半】はあまり語られない。

たとえ、天下を取っても、一度に「二合半」以上のご飯を食べるのは難しい、という意で、転じてむやみやたらに「欲をかいて、無暗に権力を振るう」ものではない。所詮、一人の人間のできる事は、限られている。だから、おのれを捨て去り、多くの人の力を結集し、物事をなさなければならない、と言う事も言外に教えている。

コロナ騒ぎは、人間の命には限りのある事を身に染みて教えている。岡江久美子さんの死は、人の世の「儚さ」をしみじみと教えてくれる。

そもそも、「儚」いという漢字は、人偏に夢と書く。この漢字に人間という生き物の宿命が凝縮されているともいえる。

鴨長明が生きた時代は、現代とよく似た「天変地異」に苦しめられた時代だった。

長明が一生のうちに遭った天変地異は以下の通り。
・安元の大火
・治承の辻風
・福原遷都
・養和の飢饉
・元暦の大地震 

このように、平安時代は一見華やかな時代に見えるが、実はそうではない。様々な「天変地異」に苦しめられ、人の死が身近な時代だった。

平安京のメインストリートである朱雀大路の南端にあったのが、羅城門(羅生門)。この門は、「現世」と「異界」を分かつ門だった。平安京の住民たちは、この門の外は、魑魅魍魎が跋扈する「異界」だと考えていた。

その為、羅城門には、数々の奇怪な逸話が残されている。今昔物語に書かれた「ある盗人が、門の上で死人の髪を盗んでいる老婆を見つけ、その老婆の衣を奪って去る」逸話から、芥川龍之介の名作『羅生門』は、生まれた。

そして、この芥川の「羅生門」と「藪の中」を原作にして作られた黒沢映画が、京マチ子・三船敏郎主演の映画「羅生門」である。
※「羅生門」 ウィキペディア 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%85%E7%94%9F%E9%96%80_(1950%E5%B9%B4%E3%81
%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)


この映画で描かれた「羅生門」や平安京の人々の暮らしは、かなり事実に近いものだったと想像される。

もともと、平安京は、【天変地異】に悩まされただけでなく、【群盗】に悩まされ続けた。平安京創設当初より、治安の悪さは、半端なものではなかった。

ここで言う、「群盗」とは何か。一口で言えば、武装した「強盗集団」だと考えれば良い。

現在から想像するのは難しいが、リオ・オリンピックの時、路上でバイクに乗った強盗が頻発していたが、あの強盗連中が組織化されて平安京を荒らしていたと考えれば、実態に近いかもしれない。

彼らは、平安京の近くの村々などに住み、略奪のために都に通勤していたという笑えない話もある。(京都の誕生 桃崎有一郎 文芸春秋新書)

当然、朝廷も治安維持に懸命になり、そのための部署として「検非違使」が設けられた。彼らは少数精鋭の軍事エリート集団で、当初はかなり成果を上げた。

しかし、如何せん「群盗」の数が多すぎた。衆寡敵せず。ついには「検非違使」だけでは手に負えなくなり、地方武士を北面の武士として登用。彼らの武力を利用して、「群盗」討伐を行った。こうして地方武士が中央に集まり始め、じょじょにその力を発揮し始めた。

これが武士台頭の理由である。その中で頭角を現したのが、源氏と平氏と言う事になる。

ここから、現代風な教訓を読み取るとするならば、「武士の台頭」は、ローマ帝国末期、傭兵として雇われたゲルマン人が台頭し、最後には、ローマ帝国が滅ぼされたのと類似している。

戦前の日本も軍隊に対するシビリアン・コントロールが緩むとともに、陸軍の暴走が止められず、太平洋戦争に突入した。

現在の安倍政権も自衛隊の復権にシャカリキになっている。防衛庁は防衛省になり、軍の論理が徐々に政治の論理を席巻しつつある。平安京の貴族支配の崩壊や戦前の政治支配の崩壊と酷似した状況になりつつある、と考えるのが至当。

鴨長明が生きた時代は、このような時代だった。大火、地震、政変(遷都)に加えて、治安の悪さ。さらに疫病までも加わっていた。鴨長明の無常観は、当時の「末法思想」と「浄土思想」に影響されている。

源信(恵心僧都)が浄土思想を広めた時代は10世紀。疫病で多くの人が死んでいた。文字通り、路上に死体が転がっていた時代である。

浄土思想の普及は、疫病の蔓延と深く関わっていた。文字通り【欣求浄土 厭離穢土】の時代だったのである。当時の庶民は、この世は地獄の現実〈穢土〉を生き続けねばならなかった。だから、源信が書いた「往生要集」は、「厭離穢土」と「欣求浄土」から書きはじめられている。
※仏教ウエブ講座
http://true-buddhism.com/history/genshin/

余談を書くと、源信は天台宗の僧侶。彼が終生住んだのは、叡山の「横川」。わたしも行った事があるが、非常に険しい道を歩かねばならない。現在でもそうだが、叡山の「横川」は、伝統的に「千日回峰」の行者が住んでいる場所。叡山では特別な場所だと考えられている。

鴨長明はそういう世の中で世捨て人として生きたように思われるが、意外とそうではない。

鴨長明は高位の貴族ではない。それでも晩年に「方丈」の庵室に逃げ込む程度の財を持ちえた出自だった。(庶民の多くはその日の暮らしさえ危うい)
しかし、当時の貴族社会からすれば、いわば「負け組」。
※復元 方丈の庵室 
http://honcierge.jp/articles/shelf_story/4572

市古貞次氏によれば、「音楽と和歌の才に恵まれ、これを自負し、家名、家職に固執する、片意地な偏狭な男が、自己の体験を、隠者の悟りを開いたかの如き自分を通して語っているのであって、・・・・読者は、生半可な悟りに対するもどかしさを感ぜざるを得ない・・・・長明は結局悟りきれず、安心立命の境界に至り得ない男であって・・・・したがってこの作品に思想的な深みを求めるのは困難である」
(岩波文庫 新訂 方丈記 解説)

似たような評価だが、多少異なる評価を堀田善衛もしている。

堀田善衛は、暗く絶望的な戦時下の東京、その最も悲惨な昭和20年3月の大空襲のただなかで方丈記を暗記するまで読み込んだ結論として、以下のように書いている。

・・・・「大風、火災、飢え、地震などの災殃の描写が、実に、読む方としては凄然とさせられるほどの的確さをそなえていることに深くうたれるからでもあった。またさらにもう一つ、この戦禍の先の方にある筈のもの、前章及び前々章にしるした新たなる日本についての期待の感及びそのようなものは多分ありえないのではないかという絶望の感、そのような、いわば政治的、社会的転変についても示唆してくれるものがあるように思ったからでもあった。政治的、社会的転変についての示唆とは、つまり一つの歴史感覚、歴史観ということでもある。」・・・・ちくま文庫 堀田善衞「方丈記私記」

実は、小説家平野啓一郎も内田正樹(うちだ・まさき)氏とのインタビューで同様な評価をしている。http://himejob.jp/job-news/3336/

・・「最近あらためて読んだのは鴨長明の『方丈記』です。火事・竜巻・飢饉・地震という不幸のオンパレードで人が死に続け、結局は「社会の安定を目指さない」という、近年提唱されてきた「持続可能な社会」とは正反対の認識に達している。その結論に全て同意というわけではなく、隠遁でよいのか、ということも含めて、災害が頻発する時代の日本で生きることを考えるうえで、興味深い一冊だと思います。」・・・

実は、コロナ後の世界を考える時、理屈ではなく、堀田善衛や平野啓一郎氏のような小説家の感性が感じ取った【歴史感覚】は貴重である。

上で述べたように、鴨長明が生きてきた社会は、火事・竜巻・飢饉・地震などの「天変地異」の連続。政治は安定せず、治安は最低。生きるためには、他者をも殺さなければならないという地獄の社会。

この地獄絵図のような社会を生き抜くために、市古氏がいうような「安心立命」を求めて、完全な「世捨て人」になり切ることは難しい、と言わざるを得ない。

どんなに世間から隠遁したつもりでも、本人が好むと好まざるとにかかわらず、世間の混乱に巻き込まれるのが、鴨長明が生きていた時代だった。

堀田善衛氏の生きた戦時中の社会もそう。世間から隠遁したつもりでも、空から爆弾が降ってくる。いくら隠遁したつもりでも、食事はしなければならない。コメはない。肉、魚はもちろん、野菜もないとなれば、餓死するつもりがなければ、食料調達に走らなければならない。

こう考えてみると、隠遁生活をし、「安心立命」を求め「悟りの境地」に入るなどという話は、如何に安定した社会が前提かと言う事が良く分かる。騒然とした社会で隠遁し、悟りを求めるなどというのは、如何にも考えにくい。市古氏の評価は、この視点が欠落している。

鴨長明は、こういう時代を生き抜くだけに十分な娑婆っ気も客気も持っていた。これが市古氏から言わせれば、所詮偽物だという評価になり、堀田氏から見れば、次に来る社会を予感している「歴史感覚」の持ち主だという評価になるのだろう。

コロナ後の社会を考える時、わたしも鴨長明の「歴史感覚」は重要だと考えている。わたしの時代感覚、時代予測は、【日本沈没】などで書いたので繰り返さないが、現在眼前で繰り広げられている政治狂騒曲(自公維新)を見れば、未来への【希望】などは皆無に近いと思う。
※日本沈没 http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/2

私も「悟りの境地」などという高尚な心境には程遠い俗な人間なので、今の現実に激しく怒っている。

しかし、現実の自分は、「世捨て人」の境遇とほとんど変わらない。私などの言説が社会に影響を及ぼすなどと言う事は、幻想に過ぎない。

だからこそ、「世捨て人」の感覚が重要になる、という逆説にかけてみたい。鴨長明がいかに俗っぽい思想の持主だろうが、彼の「方丈記」に書かれたドキュメンタリーに似た災害の記述が色あせる事はない。こういうものだけが、後世に生き残る。この「記述」は彼が「世捨て人」の境遇だったからこそ、書きえたものだ。

わたしたちは老人党を自称してきた。今こそ、「世捨て人」の感覚で、コロナ騒動を生き抜き、記録し、批判し尽くさなければならない。

「世捨て人」だからこそ、あらゆる物事を冷静に客観的に見る事ができる。わたしたちは、その強みを生かして、自らに鞭打って、社会参加を続けなければならない。
 
0045 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  コナシ&コブシ 05/10 15:11
 
【私たちは韓国に学ぶことができるのかな】

笹井さんが紹介してくださった、ビックイシュー基金、私も申し込んで2冊は少し前、きのう3冊目が届きました。
振込してから、ちょっと時間がかかったのは、申し込んだ人がたくさんいたからかな、と想像しています。
それに今、いろいろたいへんな時期ですものね。
内容も良かったです。「てくてく。歩き旅」はもちろん楽しいし、他にも気になる記事がいろいろ。

それから、珠さんご紹介の内田樹さんのブログ読みました。
本当に共感することばかり、特になぜ日本は失敗したのかという問いに「無能だから」そして「オリンピックにこだわったこととイデオロギー政権」というところ。

・・・・・ここから一部引用
先行する成功事例を学ばなかったもう一つの理由は安倍政権が「イデオロギー政権」だからです。
政策の適否よりもイデオロギーへの忠誠心の方を優先させた。
だから、たとえ有効であることがわかっていても、中国や韓国や台湾の成功例は模倣したくない。
野党も次々と対案を出していますが、それも採用しない。
それは成功事例や対案の「内容」とは関係がないのです。
「誰」が出した案であるかが問題なのです。
ふだん敵視し、見下しているものたちのやることは絶対に模倣しない。
国民の生命よりも自分のイデオロギーの無謬性方が優先するのです。
こんな馬鹿げた理由で感染拡大を座視した国は世界のどこにもありません。
・・・・・ここまで

そして思うのですが、安倍政権が今でも40%もの支持があるのは、マスコミなどの影響も大きいと思いますが、私も含めて中高年は、戦前からの韓国蔑視に根深く染まっていることがあるのではないかと感じています。
それをどれほど自覚しているかどうかの違いはあれ。
そして今の若い人は戦前に日本がやってきたことをほとんど教えられていない。

でもこのところ、韓国映画の「スウィングキッズ」を観たり、たまたま借りたDVD「ロードナンバー1」という韓国ドラマを見て、自分も戦争末期から戦後の韓国史、ほとんど知らないのだと思い知らされました。
光州事件の頃のことも。
いろいろ韓国のこと知りたいし、学びたいと思います。
 
0044 「#安倍やめろ」ツイッターデモ パンドラ 05/02 22:08
 
皆さん。

ツイッター上で「#安倍やめろ」デモが起こり、ついに1位になったそうです
リツイートした人の数は12万件に及びました。
未だ未だ拡げて行きましょう。
安倍政治に怒っている人
早く止めて欲しいと思っている人
ツイッターデモに結集しましょう。
 
 
0043 コロナ禍の陰で&「コロナ後の世界」 04/26 14:24
 
社会は、コロナの話で持ち切り、自分たちの命に関わることだから、それも当然だと思います。

しかし、コロナ禍の陰で国会に提出されている法案もまた、私たちの生活に関わってきます。

みんなの関心がコロナに行っている隙に、国民の目に届かないところで決められるのは困るのです。法案の良し悪しを言う前に、まず国民が知ること、そして理解して議論されなければならないでしょう。

とりあえず私が気になっている法案をここに記しておこうと思います

◆年金制度改定法案◆ 
公的年金の受け取り開始時期を60〜75歳(現行70歳まで)に拡大することなどが含まれています。

これが今後、繰り上げや繰り下げ支給の問題とどう絡んでくるかなどは私には分かりませんが、国民の生活に関わる問題であることは確かです。

◆検察官法改正案◆
国民にはあまり関係ないと思われるかもしれませんが、この中の検察官の定年延長は、安倍政権寄りの黒川弘務東京高検検事長の定年を延長する閣議決定を正当化するためのものと言えるでしょう。

そしてこれは、行政権の長である内閣総理大臣が、司法権に介入するという三権分立という民主主義の根幹を揺るがす形にならないとも限らないという問題を含んでいます。

◆新型インフルエンザ特措法の改正案◆
政府が「非常事態宣言」をすれば、私権を一方的に制限できるものになっていて、これは今の状態では国民は受け入れやすい気分になっているでしょう。

しかし、しっかりと「非常事態宣言」の内容に関して付帯条項をつけておかないと、国民の様々な権利がないがしろにされてしまう恐れがあります。

つまり、いわば戦前・戦中の状況同様に、政府の一方的な「非常事態宣言」で、いつ国民の権利が奪われ、損なわれるかも分からないわけです。

◆種苗法の改正◆
国内で開発された、例えば和牛や改良された果物などが、海外に持ち出されているために、種や苗の国外への持ち出しの取り締まりのためという部分は必要かもしれません。いわば、農産物の特許法の強化です。

しかし問題点としては、今まで農家がしていた自家採種ができなくなり農家は種を買わなくてはならず、商業化されたF1種(交配種)のみが蔓延して、在来種や固定種などが失われることになります。

では農家も特許を取ればよいと思うでしょうが、中小の農家には困難で、農業は各国の独自性を失い、農家は単一の巨大企業の種を買うことになります。

安定した供給のために改良されたF1種ですが、その種ばかりになると、いったん何か問題が起きた時には同じ種のために絶滅という問題を起こします。

例えばアイルランドのジャガイモ飢饉は、作られていたのは同じ品種のジャガイモばかり。それがほぼ絶滅したことで100万人の餓死者を出したのです。

今回のコロナのように、農産物にもいつ病虫害が起きるかもしれない。その時にF1品種で単一化された農業の危険性は顕わになるでしょう。

以上、皆様とご一緒に受け止めたい今の政治状況です。


★最後に是非お読みいただきたいブログがあります。
「コロナ後の世界」 内田樹 
http://blog.tatsuru.com/2020/04/22_1114.html

 
0042 「PCR検査」がなぜ増えないのか! 流水 04/23 20:47
 
●現状認識

WHOも言っているように、感染症対策は、【検査】【調査】と【隔離】に尽きる。

アジア型と呼ばれる対策(中国・韓国・台湾)は、それを徹底的に行い、感染集積地(最も感染者の多いところ)に医療資源を投入。感染拡大を抑え込み、ある程度の成功を収めている。

(※スペイン風邪のように、第三次くらいまでの感染拡大は覚悟しなければならないので、現時点で完全な成功とまでは言えない。)

ところが、日本の実情は、世界でも突出して「PCR検査」数が少なく、米国大使館が「日本の感染の本当の実態は分からず、日本の医療機関がそれに対応した医療が提供できるかどうか不明なので、できるだけ早く帰国しなさい」と勧告しているあり様である。

当初、米国と英国と日本が検査数が少なく、世界の劣等生と言われていたが、米国と英国は「PCR検査」を行う事に方針転化。日本だけが世界の趨勢に後れを取っている。

●なぜ、日本は「PCR検査」を行わないのか。

WHO上級顧問渋谷健司氏は以下のように述べている。渋谷氏は、初期北海道などの感染拡大時期のクラスター重視の方針に対しては、一定の評価をしているが、「PCR検査拡大が医療崩壊を招くなどという」議論に対しては、完全否定をしている。世界基準にはない議論であると断定している。

・・・「――日本では当初から「検査を抑えて医療態勢を守る」という考えがありました。そもそも、世界の専門家の間でこのような手法はどう評価されているのでしょうか。

検査を抑えるという議論など、世界では全くなされていません。検査を抑えないと患者が増えて医療崩壊するというのは、指定感染症に指定したので陽性の人たちを全員入院させなければならなくなったからであり、検査が理由ではありません。

むしろ、検査をしなかったことで市中感染と院内感染が広がり、そこから医療崩壊が起こっているのが現状です。

――政府の専門家会議は、機能していると考えていますか。

科学が政治から独立していないように見受けられ、これは大きな問題だと感じています。

先ほど指摘しましたが、4月1日時点で「東京は感染爆発の初期である」と会議メンバーは知っていたはずです。それならばそこで、緊急事態宣言をすべしという提案を出すべきでした。」・・・
WHO上級顧問・渋谷健司さんが警鐘 「手遅れに近い」状態を招いた専門家会議の問題点
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200417-00000078-sasahi-soci
 AERAオンライン限定記事

実は小池東京都知事がオリンピック延期が決まった後、コロナ危機をTVで叫んだ時、専門家として紹介された大曲医師が、PCR検査を積極的に行うと「医療崩壊」を起こすと語り、「PCR検査」抑制論を述べていた。

これに対し、メディア側でも「検査抑制論」を唱えるコメンテーターが何人もでた。

当初から、徹底的な「PCR検査」促進論を主張していたのは、TV朝日の「羽鳥のモーニングショー」の岡田教授と玉川キャスターだった。

実は大曲医師の主張は、政府(厚労省)と専門家委員会の方針通りであり、安倍首相が世論に押されて、PCR検査の保険適用を発表した時も、PCR検査を受ける条件(37.5度以上が4日間続いた場合など)をつけて実質的に「PCR検査」を受けにくくするようにした。

この条件を考え出したのが、厚労省の医系技官・技監。つまり、厚労省挙げて、PCR検査促進を阻害していたと言って良い。

●犯罪的ともいえる「PCR検査」促進阻害

この問題性については、東京大学先端技術研究所教授の児玉龍彦氏の所論が最も信頼できる。金子勝教授の経済政策批判と共に、以下で見る事ができる。

検査妨害をしてきた「専門会議」と「厚労省医系技官・技監」の問題性も明確に語られている。

 「自粛で東京を救えるか」https://www.youtube.com/watch?v=7EtDPtKd4L0
「自分で考え、いのちを守れ!」 https://www.youtube.com/watch?v=RUrC57UZjYk 
「東京はニューヨークになるか」https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ 
「検査、検査、検査そして隔離」https://www.youtube.com/watch?v=ApAbkrsa7ZU 

●国家の衰亡を招く官僚たちの【不作為】

クルーズ船(ダイヤモンドプリンセス)の時にも書いたが、有事と言う言葉を乱発してきた安倍政権とその仲間たちには、本当の国家有事(緊急事態)に対応できる準備も能力も胆力もない。

何故なら、【有事】に対応するためには、平穏な日常性の中で「最悪」の事態を想定して、その対処のための準備を怠らない「注意力」と「想像力」が必須の条件になる。

これを実践するためには、「事なかれ主義」の周囲との軋轢は避けては通れない。上司や周囲に対する忖度だけで実現できるような問題ではない。時には、周囲から「変人奇人」扱いを受ける事を覚悟しなければならない。

しかし、現在の厚生官僚たちには、そんな度胸はない。例えば、韓国や台湾は、SARSやMARSなどの教訓を、今回の新型コロナ・ウイルスの対応に生かしている。中国もそうである。(詳しくは、上に紹介した児玉教授の話を聞いてほしい)

ところが日本はその逆である。以前にも紹介したが、感染症対策の予算をどんどん削減してきた。同時に、自民党政権は、日本の医療体制を新自由主義的思想に基づいて、どんどん削減してきた。医療費は値上げする、その一方で、効率化の名のもとに地方の病院はどんどん削減され、地方の医療体制は瀕死の状況に陥っている。また、保健所もどんどん削減。人員も削減してきたのである。

そこに新型コロナ・ウイルスの検査やクラスターの追跡などの仕事を全部押し付けてれば、PCR検査が十分できないのは当たり前である。

今、橋下徹がメディアに出て、大声でわめいているが、大阪で全国以上に保健所をどんどん削減し、弱体化した体制にしたのは、彼である。「PCR検査」がなかなか伸びないのは、保健所の削減が大きな要因になっている。

そんな状況を百も承知で保健所に面倒な仕事を全部丸投げし、PCR検査ができない責任を保健所職員に擦り付けようとする厚生官僚や専門家委員の無責任ぶりにはあきれ果てる。

彼らには、「国民の為に」という想いなど感じられない。「ミスなく」「大過なく」という事なかれ主義しか感じられない。とにかく、前例にない手段を行って失敗したらどうしようという【減点主義】の発想しか感じられない。

だから、何もしない。何もしなければ、失敗しない。有事において、この【不作為】の罪は許しがたい。

児玉氏に言わせれば、同じ罪を文部科学省も犯している。東大でも東京医科歯科大でも理化学研究所でも、全国の医学部を持っている大学は、みな【PCR検査】ができる。現在の検査数程度の検査は簡単にできる。ところが、文部科学省は、それを奨励しない。それどころか、大学を休ませる方向で指導している。

現在のような国家的危機では、【PCR検査】も積極的に行い、ワクチン開発や特効薬開発などに大学の医学部は積極的に参加すべきはずだが、文科省はそれを奨励しない。奨励しないばかりか、新型コロナ研究は止めろ、という姿勢だそうだ。

この国家的危機に際してこの「不作為の姿勢」は、犯罪的と言っても過言ではない。

今回のコロナ危機を見る視点として、安倍政権の統治能力の無さ、危機に際しての無作為と無能力も大問題だが、官僚たちの【不作為】の罪は、決して見逃してはならない。
 
0041 給付金の案はヘンテコだ  04/18 23:30
 
コロナ禍で失業したりして生活が成り立たなくなった人への給付金の話が出ている。
30万円申請式の問題は名無しの探偵さんが指摘された通り、条件の厳しさで、例えば日雇いの労働者などは、給与の減額を証明できずに受け取りが不可能になってしまう可能性が高い。
申請書類をそろえられない人はきっと多いことが予想される。だから国民から批判が湧き起こったのだ。

それで今度は与党の公明党も言い出したことだからと、全国民に10万円配るという。
こんな額はお小遣いにもならないような裕福な家庭にも支給するわけだ。

そして12兆円の財源は国債発行。赤字国債は2019年度末ですでに897兆円、国民1人当たり700万円を超えているとされる。
次世代にツケを残す赤字国債発行の行き着く先は、ハイパーインフレだろう。それでチャラにする気なのだろうか。

例えば、住民税非課税世帯は、各自治体がすぐに洗い出せるだろう。そこから支給が減ることのない年金だけの世帯と生活保護世帯は除く。残りは勤労世帯のおよそ20%程度になる。
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2002/1216seisakukoka15-z2.pdf
https://financial-field.com/tax/2018/06/26/entry-19284
そこに1人当たり10万円を一律支給をしてはどうなのだろうか。

これでも漏れる人もいることだろうが、赤字国債も減るし、申請方式よりは、はるかに行き渡ると思うのだけれど。
この案が政府からも野党からも出てこないのは、何か不都合なことがあるのかどうかは、私にはわからないのだが。

ところで、とんでもなく怖いフレーズに当たってしまった。日本政府も変わらないかと。
「死の党の台頭/ピーター・フレイズ」より

「COVID-19パンデミックが猛威をふるうなか、わが支配諸階級は、つぎのような結論に達しつつある。
すなわち、利益の損失か生命の損失かを選ぶとすれば、生命の損失(死)を選ぶのだ、と」

できれば全文をお読みください。
http://www.ibunsha.co.jp/contents/frase01/
 
0040 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  名無しの探偵 04/12 17:44
 
「補償が伴わない緊急事態宣言ではコロナ不況から抜け出せない」

安倍首相は失業者や所得減少者に30万円を支給すると言うが、これは「条件」が厳しくとても「補償」つまり生活保障とは言えないものである。

安倍政権ではコロナ不況から抜け出せないと断言できる。欧米諸国の大半ではきちんとした「補償」が条件付きではなく給付されているという。

これはなんのために税金を納めているのか、ということの答えなのである。

まさにこうした国家的な「緊急」事態に備えてバカ高い税金を国民が納めているのである。これが「健全な国家財政の使い途」ということなのだ。消費税10パーセントにもかかわらず安倍政権を国民の大多数は支持した。(自公政権に投票したということ)

この論理が理解できれば安倍首相の「緊急事態宣言」は補償を伴っておらず、コロナウィルスの対策には有効かもしれないが、「コロナ不況」に向き合っていないことになる。

それで国民の多数には「自己責任」という結果が待ち受けているのだ。つまり、自公政権のいつもの貧弱な財政政策の「外部」に放り出されることになる。

何のための政府であり、納税なのか。よく考えておくべき状況である。まさに緊急事態は国民にのしかかって来るのである。

コロナウィルスの脅威の問題とコロナ不況は別物である。後者は政治プロパーの社会問題である。
 
0038 安倍首相に欠けていること 厚顔 04/04 00:24
 
コロナウイルス(病原菌)の侵入・感染はイージスアショア(迎撃ミサイル)では防げないという認識と日本の感染予防医療体制充実のために防衛予算の一部を防疫予算に大胆に組み替え、国民の安全を護る理念が欠けていること。だから、マスク配布がアベノミクスならぬアベノマスクと揶揄される。
 
0037 Re: メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと(第十七期)  名無しの探偵 03/31 14:42
 
「歴史的な体験を活かせない人類」

マスコミの報道では当初から「新型」の「コロナウィルス」ということばかりで、あたかも人類が経験したことがないような「無知」な報道に終始しているが、そんなことはない。

近くは第一次世界大戦中に起きた「スペイン風邪」(これは明らかな誤訳、英語ではスペイン・インフルエンザ)は5000万人が死亡。日本でも39万人が死んでいる。

世界大戦中であるのに、兵士が多数スペイン風邪に罹患して、戦争どころの話ではないのに戦争を継続している。本当にアホな人類である。他の哺乳類よりも「知性」は低いと思う。

こうしたパンデミックは「コロンブス交換」という歴史から始まったのであり、新型を繰り返すマスコミはメディアの機能が果たせていない。
(「コロンブス交換」という用語は不当であると批判されているが、当然であろう)

スペイン風邪(二重の誤訳。なぜなら震源地はアメリカだったから)は三期にわたって流行したという。
この経験から医学的に今回のコロナウィルスに即して考えると三期の流行の波がやってくるということになるだろう、と予測される(専門家の談話に依拠した)。

私は現代史の研究家であり医学は門外漢なので、専門的なことはそちらに譲るが、人類は自分たちの体験も活かせていない。知性が後戻りしてしまう傾向が強く、滅亡に向かっている生命体なのかもしれない。
 
0036 病窓から見る娑婆(シャバ)の景色 流水 03/12 10:35
 
入院してから一ケ月。思いのほか、傷の治りが遅く、退院までもう少しかかりそうだ。

病者の目で「娑婆(シャバ)の騒ぎ」を見ていると、救いようのない日本の不幸が良く分かる。

東京新聞の川柳が事の真相をよく捉えている。
 ●ごてごて(後手後手)の/後に叫ぶ/先手先手

羽鳥のモーニングショーでも指摘されていたが、アジア各国の中で台湾の蔡英文総統のコロナ対策が突出して凄い。

高野孟(たかの・はじめ) THE JOURNAL
・・・・・・・・・
CHRONICLE《新型コロナウイルスへの台湾の対応》

・12/31 衛生福利部が最初の注意喚起。武漢からの航空便への検疫官の機内立ち入り検査はじめ空港などでの入国検疫強化を指示

・01/02 専門家などによる「台湾衛生福利部伝染病予防治療諮問会」の「旧正月春節インフルエンザ対応整備会議」で、武漢の肺炎についての対策を討論。医師の診察時のN95マスク装着の徹底、入国検疫の再強化と帰国後10日間の経過観察、旅行経歴の告知の徹底などが話し合われ、即日実行

・01/05 陳時中=衛生福利部長が「中国原因不明肺炎疫病情報専門家諮問会議」を召集、経過観察を10日から14日に延長

・01/06 台湾行政院が中国での正確な情報を把握するための調査体制強化を指示

・01/07 武漢地区の危険レベルを1(注意/Watch=一般的予防措置の遵守)に上げた

・01/08 すべての国際線と中国・厦門、アモイ、泉州、福州などの船舶の往来についても警戒レベルを上げる決定。「12/31〜01/08の武漢地区からの帰国便=13便、帰国者の検査人数=1,193人、08日までの感染者=0」と国民に明瞭に情報開示

・01/11 「台湾で感染者が見つかった」とのSNS上のデマに対して当局が「虚偽」と明言、デマを流した者は「伝染病予防治療法」あるいは「社会秩序維持保護法」で処罰されると警告

・01/16 武漢からタイに行った中国人女性が陽性反応で隔離されたためタイから台湾への帰国者・入国者への特別検疫体制を検討したが、この時点では見送りと発表。同日、武漢から日本に帰国した在日中国人男性が陽性と判明。このため衛生福利部がタイと神奈川の事例を分析し「ヒトからヒトへの伝染がありうる」と判断、「法定感染症」に指定し、武漢の危険レベルを2(警示/Alert=防護措置の強化)へ引き上げ

・01/20 「厳重特殊伝染性肺炎中央伝染病指揮センター」を正式に立ち上げ、全省庁と地方政府の横断的な連携で伝染病対策に取り組む体制を整えたと発表

・01/21 武漢から帰台した50代女性が空港検疫で「症状あり」とされ、搬送先の病院で陽性と判定(初感染者)。機内でその女性と接触があったと見られる46名も追跡調査し全員が陰性と確定。同日、危険レベルを3(警告/Warning)に引き上げ。

・01/22 蔡英文総統が「国家安全ハイレベル会議」を招集

・01/23 「中央伝染病指揮センター」を陳部長の直接指揮下に

・01/24 同センターが行政院、経済部と協力してマスクの輸出禁止、高値転売禁止措置。また中国への団体旅行、中国からの団体旅行受入を中止

・01/25 湖北省からの中国人の来台を禁止

・01/27 台湾政府が武漢にチャーター機派遣を打診開始するが難航

・02/02 「01/下旬〜02/10までの小中高の正月休みを延長して02/24までとする」決定。同時に小学生の世話が必要な保護者のために看護休暇を申請できるようにした

・02/03 武漢からチャーター機で247人が台北に到着。完全隔離で14日間観察され、感染者1人

・02/06 中国在住の中国人の入国を全面禁止に。マスクを買うのに健康保険IDで本人確認する仕組みを導入
いはn
・02/24 世論調査で蔡英文総統の支持率が前月より11.8pアップの68.5%に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ 初動の速さは、世界一。昨年の12月31日には動いている。
★ 1月2日には、対策会議などで協議している。このような初動の速さは、蔡英文総統が、常に行政のあらゆる部門について、神経を研ぎ済ませて対応している事を意味している。【感度】よく諸課題に反応できると言う事は、彼女が常にその諸課題について学習している事を意味し、同時にそれらの課題を深く理解している事を示している。

🔷トップがトップである所以は、同じことを聞いても、その問題の裏にひそむ課題を瞬時に掴みとる【感度】を持っているかどうかにかかる。

蔡英文総統の地位になれば、国家のあらゆる部門について瞬時に裁可を下さなければならない。その決定を間違えれば、即、国は傾く。ましてや、台湾のように、常住坐臥、中国との関係で神経をすり減らさざるを得ない国家は、トップの判断の誤りは、即、台湾と言う国家の運命を左右する。

残念ながら、日本のトップの安倍晋三首相とは、「問題の把握」「コロナ対策の本質」「行政機関への権力の振るい方」「危機対応に対する官僚機構の真摯さ」など全ての点で全く違う。

🔷一言で言えば、【権力は誰のために、何のために使うのか!】を考えたことのない安倍首相には、どうあがいても蔡英文総統の真似はできないと言う事実である。

🔷もう一つ決定的に違う点は、「情報公開」の徹底である。
【公衆衛生は、国民の政府に対する信頼がなければ成立しない】=【公衆衛生の公理】では、ここまで「後手」ばかり踏んできた安倍首相が、2月29日「突然の」一斉休校要請を行った。結果、日本中が大混乱に陥った。

学校関係にも相談せず、休校した後の後始末も何の準備もないままの強硬策に、巷の評判は散々。桜を見る会などのスキャンダルで支持率急落の窮地に立たされた安倍政権が賭けに出て大失敗したとさえ、酷評されている。

問題は、どうやらこの大博打を打ったのが、今井首相秘書官だという点。古賀茂明氏は、この一斉休校要請こそ、安倍内閣延命のための起死回生の一手だと言う。

古賀氏の所論を読むと、権力中枢にいる官僚たちの思考法が良く分かる。この種の手練手管は一概に否定されるべきではない(政策目的が国民のためになるのなら)が、ただ権力維持のために行使されるものなら、悪辣さだけが焼き付けられ、政権不信だけが残る。

何はともあれ、古賀氏の所論を読んでみよう。

「古賀茂明「安倍疑惑隠しだった?今井首相秘書官の術中にはまった野党」〈週刊朝日〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200309-00000011-sasahi-pol&p=1
 
・・・・・安倍晋三首相による「突然の」一斉休校要請で日本中が大混乱に陥った。何の準備もないままの強硬策に、巷の評判は散々。桜を見る会などのスキャンダルで支持率急落の窮地に立たされた安倍政権が賭けに出て大失敗したとさえ言われる。
 では、安倍首相の最側近として、今回の要請を強力に推し進めたとされる今井尚哉首相秘書官はどう考えているのだろうか。
 実は、「まずまず」だと感じているのではないか、というのが今回のテーマだ。
 2月29日の安倍首相の記者会見を見て思い出したのは、アメリカで人気の政治ドラマだ。スキャンダルで危機に陥った大統領が、防御だけではじり貧で窮地に追い詰められるという場面で反転攻勢に出ようと、自ら別の危機的状況を作るというお決まりの展開だ。

 桜を見る会や検察官の定年延長問題で野党にやられっ放しの安倍政権が、批判や混乱は覚悟のうえで、あえて「戦略的に」休校要請に打って出たと見ると、意外と筋が通る。
 こうした場合、批判されるリスクは問題ではない。致命傷を負った安倍首相だからこそ、「致命的でない」批判はいくらでも甘受できる。そのために新型コロナウイルス問題をどう使うかだ。今井氏はこう読んだ。
 
──まずは、テレビがコロナ一色になることを狙う。そのために一斉休校ならインパクト十分。必ず、野党はこれに食いついてくる。実は、野党のほうにも、桜を見る会ばかりやっていると、「そんなことよりコロナのほうが大事だ」と国民から批判されるという不安感がある。また、コロナのほうがテレビ受けが良いなら、コロナをやって露出を高めたいという誘惑もある。そんな野党に対しては、むしろ批判の材料を与えたほうが良い。批判できるとなれば渡りに船で、野党のほうが、桜を見る会からコロナへのシフトを進めたくなる──
 結果は、今井氏の読みどおりだ。野党議員は、休校批判が受けるのを知って、喜んでコロナ問題に集中するようになった。パフォーマンス好きは安倍首相だけではないのだ。桜や検察の話題は完全に霞み、今井氏の目的はかなりの程度、達成されたように見える。
・・・・・・・・・・・・・・・・

古賀茂明氏は、元経済産業省官僚。古館氏の報道ステーションで「I am not ABE」のステッカーを掲げ、番組を降板したことで知られた人物。安倍政権の狡猾さ、悪辣さ、恐ろしさを知り尽くしている。

わたしは、彼の読みは、当たっていると考えている。同時に、安倍政権中枢連中の悪辣さは、彼の読み以上だと思う。

比喩的にいうならば、コロナ対策で周回遅れの安倍政権が、周回遅れにも関わらず、トップランナーであるかのように偽装するため、打ち出したのが【新型肺炎特措法案】。

この法案に、窮地に陥った安倍政権の【窮鼠猫をかむ】戦略が隠されている。

現在、安倍政府が具体化している特措法は現行の2012年に民主党政府が成立させた新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象(現特措法の対象疾病は@新型インフルエンザ、A再興型インフルエンザ、B新感染症)に、新型コロナを加えるという内容だ。適用期間は新型コロナを指定感染症と規定した2月1日から2年間。わざわざ一カ月間さかのぼって適用することにも疑問が出ている。

【内容】
・・・・・・・・・
▼住民への外出自粛要請
▼学校、保育所、老人福祉施設等の使用制限要請、指示
▼音楽、スポーツイベント等の開催制限や中止の指示
▼予防接種の実施指示
▼臨時医療施設確保のための土地、建物の収用(強制使用を含む)
▼鉄道・運送会社等への医薬品運送指示
▼医薬品、食品等の売り渡しや保管命令(強制収容含む)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
それは対象地域に指定された都道府県の知事に、住民にイベントを中止させたり、医療施設確保を口実にした土地や建物の強制収用の権限を持たせることなど国、地方自治体等行政機構の権限強化が一つの柱である。

同時にこうした措置に背いた施設があれば、実名を公表して摘発したり、国や県による物資売り渡しや物資提供命令を拒むと処罰することを規定している。

台湾の蔡英文総統のコロナ対策を「王道」とすると、この特措法案の成立を強行する事は、「邪道」としか言いようがない。

新型コロナウイルス対応で最も求められる事。
@ PCR検査の徹底
A 専門家の知見を基に感染予防対策を地域の実情に合わせて実施
B 医療機関への支援、医療関連物資の確保
C 一斉休校に伴う学校現場や子持ち家庭への支援
D 全国の中小企業への支援

等々、やるべき対策は山ほどある。

そういう具体的な支援策を行わず、「私権制限」や懲罰強化を目的にした「緊急事態宣言」を優先させるところに、安倍政権の本質が浮き彫りになっている。

野党立憲民主党や国民民主党の反対姿勢もおざなり。結局、この法案は成立するだろう。何とも情けない野党だ。

こういう危機的状況だからこそ、消費税10%凍結などと言う明確で分かりやすい政策をぶち上げ、国民生活を守る、という姿勢を明確に打ち出せない野党の現状に日本の政治の世紀末的現状を見る。

3・11のニュースに紛れて、自民党議員有志が、消費税10%下げろという政策提言を打ち出していた。こういう場面で先手を取れない野党とは何なのか。こういう政治的センスのなさでは、政権は取れない。

これでは首相官邸に巣くう悪辣な官僚どもに抵抗できない。
 
0035 >考えずに発言 する安倍首相 パンドラ 03/01 19:17
 
>安倍首相が休校を決めた。いまごろになって選んで良いことに直したらしいが、教育現場は大混乱だとか。

珠さん、ご投稿拝読いたしました。
学童保育は開いていいと…何考えているのかしら。
学童は学校よりもっと濃密接触します。
長時間子ども達が生活する場でもあるのですから
広い校庭もないし、学校に入っている学童ばかりではありません。
学童保育は夏休みの1日保育等でバイトの先生集めるだけでも大変です。
きっと今頃現場は大混乱しているでしょう。為政者が愚かな選択をしたとき被害を被るのは一般庶民と弱い立場にいる人達や子ども達です。

トイレットペーパー無くなるのも困るけれど、一般庶民は不安でしょうがないのでしょうね。だから食料品、お米とかインスタントラーメンとか日持ちする物買い漁りお菓子も買って家でじっとている。
次の選挙では必ず投票に行ってバカな政権引きずり降ろしましょう。
 
0034 考えずに発言 する安倍首相 02/28 18:20
 
安倍首相が休校を決めた。いまごろになって選んで良いことに直したらしいが、教育現場は大混乱だとか。

安倍首相は、ロクに考えずに発言したのだろう。私は共働きだったから、春休みや夏休みに
は、子供たちをどのように過ごさせるかは、大問題で、きちんと手配を考えていた。

急に休校したのでは、共働き家庭や、1人親家庭はどうなるだろう。その中には、看護師、検査士、医師もいる。医療現場も困り果てるだろう。

安倍首相は、そうした問題は想像すらしなかった違いない。最初に対策会議を8分でサボって非難され、焦って何とか指導力を見せたいと、ロクに影響すら考えずに、うかつな発言をしたのだろう。

思考力のない人間を首相にしたツケとしか言いようのないコロナウイルス騒ぎ、休校騒ぎである。
 
0033 危機管理の本質(コロナウイルス雑感) 流水 02/13 17:00
 
いよいよ、新型コロナ・ウイルスの脅威が深刻になってきた。

「新型コロナ・ウイルス騒動と緊急事態条項必要発言!」でも指摘したが、安倍政権には緊急事態に対応する「準備」も「気構え」も「能力」も欠落している事が、ますます明らかになっている。具体的な危機に対処できない無能な政権とか組織、危機に対処する準備も心構えも度胸もない無能な人間ほど自らの「無謬性」を語りたがる。

そういう組織とか人間が「緊急事態法」に規定されるような絶対的権力を手に入れた場合に起きるのは、自らを批判したり非難したりする人間や組織に対する弾圧しかない。何故なら、科学的・合理的・論理的に「エビデンス」に基づいて、他者を説得し、納得させる事のできない組織や人間が、自らの正統性を誇示できるのは、力による弾圧しか残されていない。

さらに言えば、道徳性や倫理性が全く欠落した組織や人間が権力を持てば、どれだけの被害が他者に加えられるか。ナチスドイツや戦前の日本、世界の独裁国家の弾圧を見れば明らかである。

今回の新型コロナ・ウイルス感染問題の深刻さは、2月10日の習近平氏の北京での演説に端的に表明されている。

中国と言う国は、何はさておいても、経済成長を重視する。経済の成長こそが、中国指導部の権力の源泉。彼らは、経済成長を軽視するなどと言う行為は決して取らない。

習近平氏は、「ウイルスの現状は非常に厳しく、予防・制御策は膠着した状況が続いている」と述べ、現在の中国の体制(4億人の封鎖体制と言われている)を継続する、と述べた。彼はまたこのウイルスとの戦いを【人民戦争】とも述べている。毛沢東の言葉を語る事で、中国国民の「愛国心」を鼓舞したのであろう。

つまり、習近平氏は、経済成長の鈍化、減速に目をつぶり、ウイルス対策に全力を傾注すると述べている。

この演説の意味するところは、きわめて重要。習近平氏は、今回の新型コロナ・ウイルス(武漢ウイルス)の撲滅の困難さを語っている。そして、現在中国が行っている「4億人封鎖体制」でも、コロナ・ウイルスの撲滅がきわめて難しいという現実を問わず語りに語っている。それだけ、今回の新型コロナ・ウイルスの脅威は深刻だと言う事である。

現に、昨日(2月13日)、中国の武漢ウイルス対策の中心人物は、2月中旬から3月にかけてが流行のピーク。その後、高止まりしたまま徐々に減少すると述べた。つまり、これからが本番と言う事である。

そう考えると、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス)一隻の隔離ですら満足にできない現在の安倍政権のウイルス対策のお粗末さが浮き彫りになってくる。

中国政府だからできる「4億人封鎖体制」でも収束が簡単ではないのに、クルーズ船一隻の対応もままならない日本政府の能力で本当に新型コロナ・ウイルス対策ができるのか。不安になるのは私だけではないだろう。

それほど、今回の「新型コロナ・ウイルス」の対応、特に横浜港に停泊している「クルーズ船」に対する対応は、目を覆わんばかりの酷さである。

2月13日の米紙(名前は失念)に日本政府の対策を「決してやってはならない対策の見本」として酷評していたが、世界基準からすれば、そうなるのだろう。

※「クルーズ船」乗客・乗員に対する【PCR検査】がなぜできないのか。

★政府の説明は、PCR検査(遺伝子検査)にかかる時間と人員とキットの不足や薬品の不足などの理由でできないと言っているようだが、民間では、現在でもどんどんPCR検査を行っている。C型肝炎などの検査で日常的に使用されている。

今日(2/13)の「そもそも総研」で玉川キャスターは、民間での検査は、可能であるという調査結果を発表していた。民間の検査機関を利用すれば、乗客・乗員全部(3,700名)のPCR検査は可能。田村元厚生労働大臣もPCR検査は十分できると言っている。

★現実は、もはや、政府の検査マニュアル(湖北省縛り)が役に立たない事を示しているのに、なぜそれに固執するのか。

@民間検査を実施すると、ウイルス感染者が増加。そうなると、検査費用の保険適用を考えざるを得なくなる。厚生労働省はそれが厭なのだろう。

Aウイルス検査を拡大すると、感染者が飛躍的に増加すると考えられる。⇒陰圧室を備えた指定病院だけでは対応できない。⇒一般病院を開放する以外ない。⇒社会的パニックが起きる可能性⇒世界的に報道⇒オリンピック中止の可能性が出てくる(🔷これだけは何が何でも避けたい)

B安倍内閣で、感染症対策などの予算・人員を削減してきたつけが回っている。10年間で1/3に削減。大学予算、基礎研究予算などの削減と同様、安倍内閣における日本破壊の結果が露呈している。https://news.nicovideo.jp/watch/nw6572195

米国のCDC関連の人員は、約14,000人強  予算は、米国は8000億円強 
https://globe.asahi.com/article/11529907
日本の国立感染症研究所  378人   予算 64億円

一目瞭然。こんなお粗末な人員と予算で今回のような事態に対応できるわけがない。

感染爆発(パンデミック)の恐ろしさは、現在の中国を見れば良く分かる。
感染爆発がどのように進展していくか。この典型的なモデルが、現在クルーズ船の中で起きている事態だ。

これが東京都で起きたらどうなるのか。こういう想像力を欠いた政治家や役人どもが、国立感染症などの予算を削減し続け、現在のような無残な事態を招いている。

世界的に感染症の脅威が叫ばれているにも関わらず、人員と予算を削減し続けた結果が、今回のお粗末な対応に現れている。口を開けば「安全保障」と嘯く安倍政権の危機管理認識が、この程度のお粗末さ。これが、感染症対策にかける費用と人員の落差に象徴されている。

米国のCDCは、感染症対策などは、完全な安全保障問題として考えている。現代の安全保障問題は、何も軍備だけに限ったものではない。ここでも無能政権のお粗末さが見て取れる。

🔷世界のコロナ・ウイルス(武漢ウイルス)対応
@ 中国からの入国者に厳しい対応⇒米国・ロシア・北朝鮮など
A 中国からの入国者全てでなく、湖北省とか浙江省などに限定する対応⇒日本などアジア諸国

先の習近平の発言を考えると、この危険なウイルスの本質を見抜く能力と果断な対応を取った@の国々が正しかった、という結論になりそうである。

たしかに、クルーズ船の国籍は「アメリカ」。船長は「英国人」。クルーズ船船内の指揮権は「船長」にある。こういう難しさはある。ただ、日本国領域に入っているのだから、日本の法律に従わなければならない。

●クルーズ船内⇒閉鎖空間。しかも、食事・イベントなど、日常的に【濃厚接触】が行われている。ウイルスに感染する危険性はきわめて高い。⇒🔷かなりの感染者がいると考えるのが至当。

●クルーズ船の乗客⇒金銭面・日数などを考えても、リタイヤ―した高齢者が多い。⇒体力的には、あまり強靭ではない。⇒中国武漢の実態を踏まえると、感染すれば、重篤になる可能性が高い。

●船内に隔離する
@ まず、感染者を明確にして、感染者を船外に搬送。入院。加療させる。⇒「全員検査」が必須条件。

A 次に、飛沫感染や接触感染、排せつ物感染、などを防ぐ体制を確立する⇒マスク・手洗い・手袋(接触感染を防ぐ)・トイレ清掃の方法の徹底=情報の共有(正しく恐れる)

B クルーズ船乗客・乗員の食事管理⇒三食・飲み物などの確保と配給 

C 隔離された人々の体調管理をどうするか。・肉体的・精神的ストレスの緩和。・持病を発病させないようにどうするか。(薬の管理)(メンタルヘルスの配慮)

D 船内の客室ごとの格差による問題点をどう克服するか。特に、乗員の環境(寝室など)をどう改善するか。乗員が一番感染するリスクが高い⇒窓がない。換気の問題。他人と同じ部屋に寝起きする問題。

E クルーズ船内の医師不足(基本1名ないし2名)にどう対処するか。それと、医療室不足の問題の解決。医薬品の確保。医療機器や備品(体温計などを含む)の確保

F 情報の伝達をどうするか⇒このような閉鎖空間に入った場合、人は必ず情報を求める。情報弱者ほど、パニックに陥る可能性が高い。情報不足ほど精神的ストレスはない。⇒正しい情報の伝達は、集団の安心と秩序を回復する。

G 乗員の精神的安定こそ乗客の精神的安定につながる⇒乗員から「コロナ・ウイルス検査」を行うくらいの配慮が必要⇒「わたしたちは陰性。安心してサービスを受けてください」⇒乗客の安心。

H こういう隔離政策を実践する場合、徹底的な事前準備と緻密な実行計画を決めなければならない。

★病院の確保 ★宿泊施設の確保(船から降ろした場合を想定しておく)★医師・看護師の確保★医薬品や医療機器などの確保★検査機関や検査キットの確保★水・食料や日用品の確保★乗客・乗員に伝える情報の準備★乗員・乗客の情報の精査★政府や各省庁での情報の共有★乗客・乗員の出身国への外交的折衝など。

🔷水際作戦の不毛
ざっと考えただけでも、上記の程度の問題点をどう解決するかの腹案を以て、「乗客乗員全員隔離」の手段を断行しなければならない。水際作戦とは、そういうものである。

感染症やパンデミックなどの専門家に言わせると、そもそも当初政府が叫んだ【水際作戦】などは、不可能だし、意味がないと言っている。それが世界各国の常識だそうだ。
・・ 我が国の危機管理体制 〈感染症対策を例にして〉木村もりよ・・
http://j-strategy.com/forum/2539

水際作戦が不毛だとしても、水際作戦をやらざるを得ないとするならば、どうしたら良いのか。

わたしなら、まず、「クルーズ船」のすぐ傍に政治家や官僚が大好きな【対策本部】を設置して、現場の責任者や要員を派遣する。そうする事で、クルーズ船の乗員・乗客に安心感と緊張感を与え、政府の本気さを印象付ける。

そして、全ての指示を一元化し、クルーズ船の船長と協議・連携し、迅速・果断に具体的な指示を出さなければならない。指揮命令系統が複数の場合、どの指示・どの命令に従えば良いのか、下の者は迷う。結局、あらゆる手が中途半端になり、全てが手遅れになり、問題を大きくしてしまう。こういう危機的状況の場合、指揮命令系統の一元化は、必須条件である。

さらに、「対策本部」の設置は、政府の本気度を「可視化」できる。「可視化」というものは、国民の信頼度を高める。ましてや、今回の場合は、日本のみならず、世界的な関心事。政府の対策の「可視化」と「情報の公開」は必須条件。これが【信頼】を生む。こういう緊急事態の場合、最大の助力は【国民の信頼】である。危機管理のイロハのイだろう。

さらに対策本部の傍らに、野戦病院を大きくしたテントを張り、自衛隊の医師など200名程度動員し、看護師も動員。乗客乗員全員の診察とコロナ・ウイルス検査を実施すべきだと考える。医師1名が15人程度の検査をすればよいので、最長でも2〜3日で終える事ができる。法的な問題(上陸したかどうかなど)は、屁理屈が上手な官僚に考えさせれば良い。いつもは平気で法律違反をする連中である。ちゃんとした理屈を考えるだろう。

たとえ、その場しのぎの対策であっても、今回のような【感染症】対策は、時間が全てを決定する。【先手必勝】こそが緊急事態対応の要諦。こういう場合には、「理屈は後からついてくる」という信念で、できる限りの政策を打たなければならない。リーダーは、“全ての責任は俺が取る”と言い切って、部下を思う存分働かせなければ、何もできない。

今回の政府の対応のように、後手・後手を踏んでは、問題を拡大するだけである。

本当は、こういう場合を想定して、上記の米国CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のような全ての施設と人員と予算を持ち、全ての法的障害をクリアーした「法」を準備しておくのが、政治というものである。

・・CDC アメリカ疾病予防管理センター ‥ウイキペデイア・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ疾病予防管理センター
 
護憲+ 公開用BBS

護憲+ 公開用BBS
▲トップ 先頭から表示 記事No 記事ログ表示

表題
お名前 パスワード (記事削除・変更に使用)
E-Mail E-Mail をリンクで非公開する
コメント