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  マスコミ報道を批評する(第十六期)
笹井明子    −    2018/08/01 04:23:20
政府の思惑を代弁・後押しし、翼賛体勢を支えるマスコミ報道に対し、具体的な指摘をすることで警鐘を鳴らし、ジャーナリズム本来の使命を問うていきましょう。
0011 朝日新聞の選挙に関する記事は不公平ではないか 厚顔 07/13 15:05
 
7月10日朝日新聞大阪本社発行の3面に、『ルポ現在地、2019参議院選、時給「761円」鹿児島の嘆き』、というキャッチフレーズで特集記事が出ていました。
 
そして朝日デジタルでは『 時給761円と762円はしごする日々、年金も生活費に』というキャッチフレーズで下記URLに同様のことが書かれています。
https://www.asahi.com/articles/ASM773F7WM77ULFA001.html

さてこの最低賃金問題はどこの誰が言い始めて、今各政党が参議院選挙の争点にしているのか、天下の朝日が知らぬはずはあるまい。

それは4月10日に山本太郎参議院議員が、「れいわ新選組」という政治団体を立ち上げ、八つの政策のなかの一つに全国の最低賃金を一律1500円に引き上げるという政策が含まれている。

そして八つの政策を各地の街頭演説で訴え始めたところ、日を追う毎に聴衆が増えてきて、7月6日に参議院選挙が公示スタートするや与野党含めて、「れいわ新選組」が訴える国民生活の底上げが争点化され、10日の朝日新聞記事でも自民党・公明党は時給の最低賃金を「2020年代早期に全国平均1000円に引き上げ」、立憲民主党は「5年以内に1300円」、国民民主党は「早期に全国どこでも1000円以上」、共産党は「直ちに全国一律1000円に引き上げ1500円を目指す」と報じている。

しかしこの特集記事のどこにも、最初に最低賃金を1500円にすると言い始めた「れいわ新選組」の政治団体名は全く記事にされていない。れいわ新選組は参議院選挙公示前の4月10日に、6年前の東京選挙区で66万票を得て国会に送り込まれた山本太郎参議院議員が立ち上げた政治団体である。66万票を得た議員の意思、66万票の選挙民の意思は全く無視されていることでもある。

そして10日の朝日の記事では最低賃金時給、「761円、鹿児島の嘆き」という特集記事まで出しながら「れいわ」の「れ」の時も書かれていない。またこの前日の9日には山本太郎氏は鹿児島中央駅前の街頭演説(下記url)で「鹿児島の時給は761円で全国ワースト、これを一律1500円にしたい」と訴えている事実を朝日新聞が知らぬはずはあるまい。

https://www.youtube.com/watch?v=LtZHDyQiQ8o
 
朝日新聞は何を忖度しようとしているのか、広告企業を忖度しているのか、それより新聞購読者に事実を伝えることを忖度しろ、と言いたい。
 
0010 朝日新聞のロスジェネ問題の記事について 厚顔 05/27 23:32
 
5月26日の朝日新聞のweb(下記url)及び朝刊1面から2面、27日の朝刊2面に亘り、ロスジェネ問題が取り上げられている(ロスジェネ、置き去りの20年 いま再び注目される訳)。
 https://www.asahi.com/articles/ASM4V7G56M4VULZU01G.html

朝日新聞によれば、2007年1月に、「ロストジェネレーション25才〜35才 」という特集記事を掲載していたらしいが、その間忘れられ、置き去りにされていた問題を今何故か再び取り上げている。

一方で、「れいわ新選組」を立ち上げた国会議員山本太郎が貧困問題のなかで、「ロスジェネ問題」を各地の街頭演説で訴えている。朝日新聞は、「れいわ新選組」のことには全く触れていないが、山本太郎の各地での街頭演説には意外に反響があり、カンパによる政治資金も1億円を突破したとの報道(下記url)もある。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5362946

現在一国会議員が新たな政治団体を立ち上げ、ロスジェネ問題を各地で訴えている以上、朝日新聞の今回の記事は山本太郎が取り上げた反響にあやかった二番煎と観られてもやむを得まい。ユウチューブで山本太郎の街頭演説を確認して貰いたい。ロスジェネ、置き去りの20年 いま再び注目される訳
 はれいわ新選組に在りではないのか。
 
0009 Re: マスコミ報道を批評する(第十六期)  名無しの探偵 03/16 18:50
 
「ピエール瀧の薬物(コカイン)犯罪報道の異常」

ピエールさんがコカイン吸引で逮捕された事件の報道は結論を先に言うと、過度なバッシングとしか思えない。

確かに国法(刑法)に違反するれっきとした犯罪である。しかし、薬物犯罪(麻薬の犯罪)は被害者は直接には存在しない。刑法では国家とか社会が「被害」にあったとするだけである。

これまでも芸能人の薬物犯罪は無数にあったし、その都度マスコミはここぞとばかりに紙面を埋めて読者に情報を流す。いつも似たり寄ったりの表現で。
「以前からおかしかった」「最近ちょっとおかしい」という友人などの取材を必ず流して「犯罪者」だったことを確認するのである。

薬物(麻薬)の犯罪は実は近代後半(近代前期は貿易の商品だった)に先進国などで制定されるようになったが、それまではイギリスは麻薬を中国に強制的に買わせていたのである。

まるで、トランプが高額な武器を安倍に買わせているのと同じようなものだ。
憲法9条がある限りこの「戦闘用」の武器の売買は違法な取引である。

脱線したのでピエールさんの話に戻る。
被害者もいない犯罪に手をそめたからと言って、彼の出演した番組の放送を各社一斉に取り下げるのはリンチ(私刑)にも近い。
このような犯罪は「治療」によって治す。犯罪者と烙印を押された人にも社会復帰の権利はある。生存権は残っている。

それを侵害するような報道は間違っている。

安倍首相の犯罪(森友・加計事件)の方がよほど重要なマスコミネタである。
一介の芸能人ばかり攻撃して、「最高責任者」を名乗り「森羅万象」に通じていると臆面もなく宣言している政治家の犯罪を不問にふす報道姿勢の方が異常なのである。
 
0008 >Re: マスコミ報道を批評する(第十六期)  笹井明子 01/03 21:20
 
>名無しの探偵です。私の「勘違い」だったので、書き込み(「0005」)は削除しました。ポカミス、やってしまいました。

名無しの探偵さんの処置に伴って、私の関連投稿(0006)も削除しました。
 
0007 Re: マスコミ報道を批評する(第十六期)  名無しの探偵 01/03 18:06
 
名無しの探偵です。私の「勘違い」だったので、書き込み(「0005」)は削除しました。
ポカミス、やってしまいました。
 
0004 ”NHK政治報道の政治癒着・迎合に抗議する”申し入れ tetsujinn 11/27 21:37
 
放送を考える会 の戸崎賢二さんから概略次のメールを受信しました。
 11月16日、「NHKとメディアの『今』を考える会」は、NHKに出向いて、
 「放送法を遵守し“自主・自立”の報道を
     〜NHK政治報道の政権癒着・迎合に抗議する〜」

 という文書での申し入れを行いました。

申し入れ文書(以下に引用)は「転送歓迎」とのことですので、少し長文(A4 2頁)ですが、是非ご一読ください。 
__________________________________
放送法を遵守し“自主・自立”の報道を
〜NHK政治報道の政権癒着・迎合に抗議する〜
2018年11月16日               
NHKとメディアの「今」を考える会

「アベチャンネル」と心ある視聴者・市民から揶揄されているように、最近のNHK政治報道の政権寄り、「政府広報化」は目に余るものがあります。
NHKは、優れたドキュメンタリー(毎年8月に集中して放送される、戦争の歴史的事実に目を背けず平和の大切さを訴える特集番組、NHKスペシャル、ETV特集など)、日々放送される教育・福祉番組などで視聴者の高い信頼を得ています。それだけに、政治報道の偏向は公共放送の評価を貶めるもので、受信料を支払うNHKの支え手・視聴者としては残念でなりません。
私たちは、放送法に則り、「何人からも干渉されず、政治的に公平な政治報道」をNHKに強く求めます。

 私たちは、次のような事例を政権寄りに偏向し、政治的公平を欠く報道と受け止めています。
○ 8月26日午後、NHK総合は生中継で、鹿児島県桜島をバックにした安倍首相の自民党総裁選出馬表明を伝えました。そして「今年は明治維新から150年。維新ゆかりの地、鹿児島を発信の地とすることで新しい国づくりへの意欲を示すねらいもあったものと思われます」という、安倍首相の意向を代弁するとも受け取れる政治部記者のコメントも添えました。 
 この放送を見たある民放のTVキャスターは、フェイスブックで「安倍首相総裁選立候補表明のミニ特番をNHKがやってる」と揶揄しました。              
 事実上、首相を選ぶことにつながる自民党総裁選挙ではありますが、一般の有権者には投票権もない一政党の党内の選挙の扱いとしては異常さが際立っています。
安倍政権のメディア戦略に安易に追随していると批判されても仕方のないものです。
○ 8月23日、昼のNHKニュースで突然安倍首相が画面に登場し、「台風20号が来るので避難を」と呼びかけ、視聴者を驚かせました。                  
 退職した元NHK報道局幹部は「一言でいえば、この避難呼びかけは気象庁の担当課長が記者会見を開いて行う類のもの。安倍氏が『電波ジャック』をしたようなもの」とフェイスブックに投稿しました。
同様の、安倍政権の災害対応をアピールする戦略に乗せられたも同然の放送は、9月の北海道地震関連で「安倍首相 北海道の停電 8日中にほぼ解消の見込み」、近畿地方を襲った台風関連で「“関西空港の復旧に全力 無電柱化進める考え”首相」と字幕表示するなど数多く見られました。

 私たちは、次のような事例も、政府与党に不都合な事実を報道しない政治的公平を欠く報道と考えています。
○ 10月9日の翁長前知事沖縄県民葬では、安倍首相のメッセージを代読した菅官房長官に、参列者から「帰れ!」「ウソつき!」などのヤジが飛びました。
これをNHKはどう伝えたか民放報道と比較してみます。
テレビ朝日「報道ステーション」は、冒頭のナレーションで「県民葬で怒号」。菅官房長官の代読シーンでは、参列者のヤジを「ウソつき」などの字幕を添えながら数カットで伝えました。
TBS「NEWS23」も参列者のヤジに焦点をあてた報道でした。ナレーションは、「参列者のヤジで会場は騒然」。字幕も「「県民葬でヤジが」。そして菅官房長官の代読と併せて抗議の声をあげる参列者の映像を流しました。
この2番組とは対照的にNHK「ニュースウオッチ9」は、参列者のヤジを全く伝えませんでした。怒号の様子を沖縄の県域ローカルニュースではきちんと放送しましたが、「ニュース7」「ニュースウオッチ9」は玉城デニー知事の式辞と菅官房長官の代読のみで、参列者のヤジには全く触れませんでした。  
政権には不都合な事実ではありますが、首相のメッセージへの沖縄県民の怒りの表明は、それ自体が事件です。それを伝えないのでは政治的公平を欠くと非難されても弁明の余地はないでしょう。
福島在住で沖縄放送局に在職経験のあるNHKOBは、「NHKは、安倍政権にとって気に入らない沖縄や福島など国策にかかわるにニュースを、ローカル(県域)エリアに押し留め、全国放送からはずしている。重要な情報を隠蔽し、国民の知る権利に対し重大な違反行為」と批判しています。
○ 西日本豪雨の際の「赤坂自民亭」パーティ、野田前総務大臣の金融庁への情報漏洩、杉田水脈議員の差別発言などについても、NHKはほとんど報道しませんでした。

 以上、指摘したような政権寄り報道は、視聴者・市民を誤った判断に導きかねません。その責任の重大さは、戦時中、大本営発表を垂れ流して国民を戦争に駆り立てた過ちを例に引くまでもないでしょう。

 事実を正確に伝える客観報道であっても、市民社会の動き、市民団体や野党の主張は伝えず、政府与党のパフォーマンスや、政権に都合のいい一面だけ強調した見解のみを垂れ流すことは、放送法第4条の番組編集準則「政治的に公平であること」「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」に著しく反する報道と言わねばなりません。
私たちは、改めて放送法の精神を踏まえた「政治的に公平な報道」を求めます。
差し当って以下のような点に留意いただくよう要請するものです。
○ 政権のメディア戦略に安易に便乗せず、政権の政策や主張もファクトチェックし、メディアとしての見識に基づく政治報道を。
○ 「朝鮮半島出身労働者」(戦時中の「旧民間人徴用工」)、「TAG(物品貿易協定)」など、都合の悪い本質を覆い隠して政権が決めた呼称、法案名称などは無批判に使用しない。
○ 政権・与党に不都合な事実も隠さずきちんと伝える。
○ 市民社会や市民団体、野党の動き・見解もきちんと伝える。
○ 政権・与党とは異なる見解、もう一つの見方(専門家・有識者の意見、国際的反響など)も広く伝える
 私たちは、公共放送NHKが、「何人からも干渉されず、政府から自立した政治的公平な報道」に立ち返ることを強く願っています。
<賛同団体>
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
日本ジャーナリスト会議(JCJ) 放送を語る会  マスコミ九条の会
メディアを考える市民の会・ぎふ

<NHKとメディアの「今」を考える会> 連絡先 小滝一志 kkotaki@h4.dion.ne.jp     
__________________________________________


 
0003 貴乃花:相撲界から引退か 流水 09/26 14:46
 
昨日、突然、貴乃花が相撲界から引退するという記者会見が行われた。その会見場所が法律事務所で、相撲界での現在の貴乃花の居場所を象徴する場所だった。

通常、引退会見は、相撲協会が引退届を受領し、その後行われるものだが、相撲協会が受領していないのに引退会見を行うのはきわめて異例。案の定、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、手続きの不備を理由に引退を了承していないと述べた。

弁護士流に言うと、「引退届」なら圧力で引退したとか様々な理屈をつけることが可能。この先、貴乃花部屋の力士の行き先、処遇が決まり、貴乃花個人になれば、様々な訴訟も可能。「退職届」なら、あくまで自己都合で退職したのだから、そんな理屈付けをすることは不可能。だから、芝田山親方は、退職届でなければ受け取らない、といったのであろう。

貴乃花親方が弁護士事務所で記者会見を行ったと言う事は、そういう含みがあるという憶測を招いても仕方がない。ひょっとすると、貴の乱第二弾かと協会側が身構えるのも無理はない。

わたしは貴乃花騒動の時、三度にわたって貴乃花批判とメディア批判を書いた。(「メディアと貴乃花の正義」、「貴の乱始末」、「貴の乱異聞:見るに耐えないメディアの劣化」。)だから、今回の貴乃花の引退問題についても語らざるを得ない。

丁度、名無しの探偵さんと「日本的集団主義」の話をしている最中。今回の貴乃花引退問題は、その象徴的問題の一つとして取り上げる価値があるだろうと思う。

民主主義的観点から言えば、貴乃花は自らの主張を相撲協会に属している親方衆や理事などに理解してもらい、自らの考える相撲道に限りなく近い相撲界にするためにも貴乃花の理解者を増やさなければならなかった。

ところが、貴乃花というのは、そういう主張をするタイプではなく、相撲界でも【孤高】の存在として有名で、それが売りの存在でもあった。

しかも、貴乃花の考える相撲道は、戦前の国体思想に近い古色蒼然としたもので、どう見ても現代に生きる相撲という観点からは時代遅れと言わざるを得ないもの。

・・・『戦前型「国体思想」では、「国家が『国体』に於て真善美の内容的価値を占有する」とされている。「真善美」とは、歴史的淵源をたどれば、プラトンに由来するが、日本型国体思想では、異様に「美しさ」に固執する。
安倍晋三が「美しい日本」を取り戻すなどと喚いているのを見れば一目瞭然だが、この「美しさ」という概念に酔いしれているのが、日本型「国体思想」の特徴である。

貴乃花のいう「相撲道」も、「美しさ」が基本である。横綱は、強くなければならないが、何よりも「美しい勝ち方」「美しい相撲」を心掛けねばならない。』・・・
(メディアと貴乃花の正義)

・・・『この国家活動を貴乃花の行動と解釈すれば、貴乃花の不可解な行動も理解できる。つまり、貴乃花は自らのうちに「絶対的価値」を体現していると信じており、それが「真善美の極致」だというわけである。つまり、貴乃花の行動を縛る「道義的基準」などないという結論になるからである。

この恐ろしく独善的な論理が戦前日本を戦争に導いた。今回の貴乃花と相撲協会の確執を戦前の日本と他国との確執(戦争)と見れば、きわめて相似形であることが理解される。

このような思想の持ち主の行動は、一見きわめて「改革主義者」に見える。というより、自分自身の思想を実現しようとすれば、全て「他者」を否定しなければ実現できない。安倍晋三も小池百合子も「改革者」を自称するのはこの理由による。もう少し極端に言えば、一種の「革命家」に見える。「革命家」というより「破壊者」と言った方が正鵠を得ているだろう。』・・・(メディアと貴乃花の正義)

このような一種の求道者にも似た感性の持主である貴乃花であるため、集団の中での「多数派工作」などという世故に長けた方法など一番苦手なやり方。

通常、このタイプの人間が多数派工作を行うとすれば、参謀的人材が絶対に必要になる。例えば安倍首相の場合で言えば、菅官房長官のような存在である。これまでは、阿武松親方がそうだった。彼のおかげで、貴乃花は、理事として存在感を保ってこられたと言って良い。

阿武松親方は、今回の一連の騒動で貴乃花を生き残らせる道は、一度身を引いて捲土重来を期す以外ないと考え、今回は理事選に立候補しないように貴乃花を説得したが、貴乃花の頑固な性格がそれを聞き入れず、貴乃花はわずか二票で落選した。

彼が間違えたのは、メディアが貴乃花を【改革者】として喧伝した事にある。上で指摘したように、貴乃花は自らを【絶対的価値】の体現者として考えていたはずである。メディアもそういう視点で貴乃花を評していた。

だから、彼は全てを拒絶し、【白か黒か】の二分法的思考法で協会に迫った。「俺が正義」だと信じていたはずである。

ところが、場所中の弟子の暴力事件発覚で、【絶対的価値の体現者】としての貴乃花の自尊心が音を立てて崩れたのだろう。そうでなければ、その後の彼の異様な恭順さは理解できない。「俺が間違っていた」というのは、貴乃花にとって耐えられない屈辱だったに相違ない。

わたしは、以前から、貴乃花は決して「改革者」ではなく、復古主義者であると断言してきた。

・・・『「暴力」、特に強者が弱者に対して行う「暴力」=「いじめ」は、大学の体育会系などで顕著にみられたように、「閉鎖的社会」で起こりやすいというのは、今や常識であろう。

と言う事は、相撲社会を「閉鎖集団」から「開放された集団」に変革することを、真っ先に考えなければならない。

実は相撲協会は以前の暴力問題の反省から、その事を実践している。暴力事件の温床になる相撲界の「閉鎖社会」の最大の要因は、「部屋制度」と「親方絶対制度」にあるという認識から、改革に乗り出しているのである。
※意外と報道されていない。(ネグレクトされている)

★相撲取り一人一人が相撲協会員。つまり、相撲協会という会社に就職した会社員というわけである。親方と弟子という関係から、協会と相撲取りという関係に変化している。

★親方は、この会社員を協会から委託され、教育、指導、訓練するための支援員。

ところが、貴乃花は、親方=父 弟子=息子 という認識を強く持っており、弟子を守るという意識を強調している。だから、暴行事件の被害者貴ノ岩には一切メディアで語らせず、隠し通した。

ところが暴力事件を生む温床が「部屋制度」と「親方制度」にあるという考え方は、相撲取り一人一人の自立意識を育成し、物事は、力でなく何事も話し合いで解決するという意識を育てなければならないという認識に基づいている。近代社会では常識であろう。

貴乃花親方の行動は、この認識に反している。』・・・(貴の乱始末)

相撲界の問題発覚以降、レスリング、アメフト、ボクシング、体操などのパワハラ問題や暴力問題などを見れば、その組織、集団の「閉鎖的体質」が問題の根源にある事は明白。相撲協会の改革が、問題の根本的改革の正しい方向性にある事は明白だ。

今回、貴乃花の引退理由の一つに挙げられた「親方は一門に属さなければならない」という改革は、協会から配布されるお金の使途の透明性確保に一門を活用しようとする近代化の一つと考えられる。貴乃花の語る改革とは、完全に一線を画していることが理解される。

貴乃花は、引退会見で弟子に対する愛情を強調していたが、以前の彼なら「相撲道」を強調してやまなかったが、それは影を潜めていた。

ここから見えるのは、彼にとっての「相撲道」というのは、結局、「相撲が大好き」というものだ、と言う事である。彼の語り口を聞いていて、それは感得できた。

これは大変貴重な教訓で、どんな高邁な理念もどんな難しい理屈も、所詮付け足し。余分なものをそぎ落としていけば、「最後に残るのは「大好き」というきわめて人間臭い感情に収斂すると言う事である。

つまり、「相撲道」とか「神事」とか様々な理屈は、所詮【意匠】だと言う事なのである。これが、貴乃花が最後にたどりついた境地なのだろう。

貴乃花が多数派の形成ができなかったのは、「相撲が大好き」という原点を真の意味で周りの人間に理解されなかったところにある。それを「相撲道」とか「国体」とか後から武装した理屈で説得しようとした事が、最後は自分を孤立化させた。

高邁な理念に基づいての行動だから、多少の非礼は許されると考えたのかも知れない。これが命取りになった。

そんな理屈はいらなかったのである。本当に相撲が大好きで相撲を愛しているからこそ、暴力などとは無縁の相撲界にしようとただただ訴えればよかった。それさえ理解してもらえれば、日馬富士も許し、和解に応じればよかった。

スポーツはこのように物事を単純化できるところに良さがある。何故なら、人間は間違いを犯す生き物。しかし、間違いに気づき、反省できる生き物でもある。この単純化に回帰することが、集団・組織の中で自らの考え、理念を理解してもらう最大の武器だ。

この事は子供を教えたら一番良く分かる。こどもを引っ張る事ができるのは、つまらない理屈でなく、「好き」にさせるのが一番。子供が生き生きと活動しているのを見て、怒る人はいない。

その意味で今回の貴乃花の引退は、彼が理論武装してきた【相撲道】という抽象的な理念の敗北でもある。

同時に、【集団】と【個】のありように重要な教訓を残した。組織、集団を内から変革するためには、外部の力を借りて実践するのは最後の最後。内部の改革勢力を糾合する努力をしなければ不可能。

その為には、様々なもめごと、不祥事の解決には、真摯な態度で向き合い、できるだけ合理的な落としどころを探らなければならない。人の恨みを買うのは、もめごとの解決の過程での発言・態度にあるからである。仲間内の論理や個人的思い込みを捨て去る覚悟が求められる。

今回の場合、日馬富士とともに謝罪に訪れた伊勢ケ浜親方の目の前で車に乗り、謝罪を受け入れず、追い返した貴乃花の行為は、相撲協会の多くの人が眉を顰め、人々の反感を買ったはずである。その他、協会の使者を追い返すなどあまりにも非礼で常識に反した行為が多すぎた。

さらに、当時の貴乃花の歩き方、表情など、多くの人が「あれは何なんだ」と眉をひそめた。「あんな人間の言う事など信用できるか」と思われても仕方がなかった。

これでは集団の支持など決して取り付けられない。たとえ、貴乃花の主張に理があったとしても、誰も彼を支持しない。

今回の貴乃花の引退理由も釈然としない。あれだけの「乱」を起こしたのである。当然ながら、貴乃花が敵として標的にかけた力士、親方など多くの人間の恨みを買っている。【水に落ちた犬は打て】の報復は覚悟しなければならない。その為には、あの手この手で貴乃花を追い落とす方策が練られても不思議ではない。

そんな内幕をばらしても何の意味もない。所詮、負け犬の遠吠え。「あなたの反乱で傷ついた人間やその仲間がどれだけ悔しい思いでいるかを考えなさい」、と反論されるだけ。

もう一つ、貴乃花が見落としている事がある。彼に全ての責任があるわけではないが、あれだけメディアに取り上げられ、相撲協会や相撲取りや親方衆など相撲に携わる人間たちが好奇心の対象にされたのである。それこそ重箱の隅をつつくように、あらさがしをされ、あれこれ批評されていい気持ちになる人間などほとんどいない。

相撲界で生きている人間にとっては、それこそ迷惑千万。貴乃花はその責任も負っていると考えなければならない。彼が年寄会でつるし上げ同然の立場になったのも無理はない。

外部のメディアを使う事は、その反動の大きさも引き受ける覚悟がいる。メディアを利用すると言う事は、そういうリスクを背負う事でもある。

わたしから言わせれば、【信念を貫いて辞めた】という世間的評価のために、内閣府に提出した告訴状の内容は真実だ、などという反論は、言わない方がよかった。

ただ黙って相撲界を去れば、平成の大横綱の貴乃花の名前は見事な散り際として永久に語り続けられただろう。その方がはるかに貴乃花の言う【美しさ】にふさわしかったと思う。
 
0002 軽視されている原発の冷却電源の報道 厚顔 09/06 23:23
 
今日の北海道地震の報道で気になったのは、北海道電力の電力供給が殆ど停電し、復旧に1週間を要するという報道がなされる一方で、北海道の泊(とまり)原子力発電所の冷却水電源確保は万全なのか否かの報道が殆どなされていない。

もし原子力発電所の外部電源と非常用電源が破壊されたら核燃料棒を冷却できずに福島原発の水蒸気爆発の二の舞である。その件については経産省大臣の記者会見も全く安全であるかのように全くノーコメントである。

しかし実際は冷却水の外部電力は停電していて、非常用電源依存状態が当分続き、十分対応できるとの電力側の見解のようである。果たしてそのような能天気で良いのであろうか。マスメデイアはその実態を経産省と北海道電力に深耕取材しもっと道民に知らせるべきである。万一対応を誤ると福島原発同様の悲惨な二次災害、死の町の発生である。

 
0001 マスコミ報道を批評する(第十六期)  笹井明子 08/01 04:23
 
政府の思惑を代弁・後押しし、翼賛体勢を支えるマスコミ報道に対し、具体的な指摘をすることで警鐘を鳴らし、ジャーナリズム本来の使命を問うていきましょう。 

 
 
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