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0998 安倍元首相の国葬に、反対しよう! 猫家五六助 2022/07/25 00:47:56
まず初めに書いておきます。暴力による政治的主張は許されません。また、暴力による言論封殺・言論統制も然りです。

安倍元首相を殺害した犯人が「政治的な動機」だとしたら、言語道断です。ところが、彼は殺害動機を「安倍元首相の政治的信条ではない」と供述しています。そして、明らかになった殺害動機が「統一教会への恨み」、岸・安倍一族と統一教会との関係です。

安倍元首相の殺害事件以降、同氏を称える論調・記事ばかりが目立ちます。政府は早々と故人に「大勲位菊花章頸飾(けいしょく)」という最高位の勲章を授与すると決めました。まるで安倍晋三の“負の記憶”“継続中の疑惑”をかき消そうとするかのように。さらに、お得意の閣議決定で安倍晋三の国葬まで決定しました。

そして、安倍応援隊の人々は「殺害されたのは自業自得」という論調・コメントを次々に批判しています。「自業自得とは故人に失礼だ」「安倍さんの功績は大きい。犯人の逆恨みに過ぎない」「アベガー(安倍氏をネット上で非難し続ける人々)が執拗に批判を続けたから、犯人が感化された」、果ては「政治的にはいろいろあったが、彼のプライベートの顔は〜」などと“いい人だった”記事を書くオトモダチまで出現する始末です。

安倍晋三さんにお世話になった人、好意を持った人、儲けさせてもらった人は好きなだけ故人を褒めたたえてください。しかし、私は彼のプライベートとか人柄には一切興味がありません、彼は恩師でも親友でも利害関係者でもオトモダチでもないので。無論、殺害されたことはお気の毒だし、殺人は決して許されません。しかし、その原因・遠因を作ったのは政治家・安倍元首相自身です。だから、政治家として「自業自得」「因果応報」「身から出たサビ」だと思うのです。

あれだけ昔から「政教分離」が叫ばれているのに、安倍晋三は宗教団体を利用してきました。神社本庁が関わる神道政治連盟然り、生長の家が関わる日本会議然り。さらに統一教会系のイベントにもメッセージを贈り、その機関誌の表紙をたびたび飾ってきたとのこと。統一教会被害者弁護団から重ねて抗議を受けているにも関わらず、です。

そして、統一教会の被害者である容疑者の積年の恨みが動機で、安倍元首相は殺害された。宗教団体の動員力・資金力という「甘い果実」を食べ続けて毒に当たった、とは言い過ぎでしょうか。

それにしても、安倍応援団である百田氏(作家)や山口敬之氏(ジャーナリスト?)が安倍晋三の死亡報道をフライングしたのは滑稽ですね。医師の正式発表や昭恵夫人の心を踏みにじっておきながら言い訳や謝罪をしたところで、「オレが安倍さんの一番ディープなネタを知っている。真っ先に公表できる」という功名心が疑われます。また、安倍元首相の急逝で恩恵・庇護・立場を失った政治家やジャーナリスト、ネトウヨは統一教会との関係にダンマリを決め込みつつ、必死に彼を「偉大な功労者」「大きな損失」などと美化する。「安倍晋三さんのオトモダチ」とは、その程度の人間たちです。

この「感情に流される右向きの人たち」を見ていると、太平洋戦争前夜の勇ましい政治家や軍人の姿と重なり、背筋が寒くなります。どこまで税金を公私混同に使うつもりですか?数々の公私混同や疑惑、愚策を「丁寧に説明する」ことなく不幸にして生涯を終えた政治家・安倍晋三の国葬に、断固反対します。個人の安倍晋三さんを信奉する人々が私費で「お別れの会」を開けばよいでしょう?