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0993 逃げた先には行き止まりしかない 見習い期間 2022/06/12 19:47:29
国際司法裁判所がロシアに軍事行動の即時停止を求めたのが今年の3月16日のことである。それからすでに3ヶ月近くが経過しているが、ロシアは即時停止命令を聞き入れることなく、現在も侵略行為を止める様子は見えない。そして、国際司法裁判所では今もなお係争中の案件としている。
https://www.icj-cij.org/en/case/182

たとえ戦争に勝ったとしても、ロシアの残虐な攻撃に対して世界中では非難する声が圧倒的に多い。そうした中でも他人の言うことに従わず、事態を長期化させて泥沼化させてしまっている。まるで日本のコロナ対策のようである。

相変わらず途上国並みの検査数しかこなせないにもかかわらず、陽性者はアジアではトップクラスの多さである。人口当たりの陽性者は欧米と肩を並べ、収束の兆しが見えている韓国とは異なり、まだ収束の兆しは見えない。

何より、自分の身辺で陽性者が散見されるようになり、罹患者への物質的なサポートと感染連鎖を未然に防ごうとするアクションが乏しいことに日々気づかされる。
公共交通機関を使っていても、近くにいる誰が陽性なのか皆目見当がつかず不安になる。これだけ長期化すると、同時に相当の知見が蓄積されることも事実である。自覚症状がない人や発症前の人でもPCR検査をすれば感染しているかが高精度で判別できるという特徴を活かし、外出を制限しない代わりに定期的に検査を受検してもらうようにすれば、他人にうつす可能性が極めて低いうえに自分も他人からうつされる可能性も大幅に下がるのだから、まさに安心が担保される。
放っておけばそのうち収束すると踏んでいたのだろうが、現状を鑑みると、2年以上時間があったにもかかわらずどうしてそのような仕組みを作れなかったのかと、不思議で仕方がない。流行の最初期から検査・隔離・追跡をセットで行っていくことが王道であると訴え続けた人たちは少なからず存在したのに、どうして耳を傾けなかったのだろうか。

自分の思い通りにいかないことは見て見ぬふりをし、臭い物に蓋をするような姿勢が、かえって事態を悪化させているのではないか。自分の目にはそのようにしか見えない。