| あるTV局にて
MC=司会者
M「今日は憲法改正について率直な意見を伺いたく番組を企画いたしました。先ずはジャーナリストのHさんから」 H「私は右ても左でもりませんが!諸外国は常に憲法を変えている。日本だけですよ70年余りの長きに渡り憲法を変えてあない国は」 M「経済学者のCさん」 C「私は右でも左でもありそませんが!旧い憲法に縛られて」 国家の防衛が疎かになるのは如何なものかと」 M「では次○○大教授のAさん」 A「憲法は変えれば良いと言うものではありません国民の中か ら変えよう、変えたいという議論が出てきて…」 H「あんた!そんな悠長な事言っている場合か!今に日本は中国やロシアに乗っ取られるぞ!あんたの頭、憲法大事で健忘症になっちまったんじゃないか(冷笑)」 MCも、A教授以外の、コメンテーターも手を叩いて爆笑した A「いや、私は真面目な議論を…」 MがA教授の言葉を遮り 「では、議論も出尽くした所で憲法は変えた方が良いという結論に達しました」 TVは顔を真っ赤にして反論するA教授の言動を切り取り面白可笑しく取り上げ「茹でダコおじさん」と揶揄した 対するHはカッコいい改革者とTVがイメージを作り上げ一躍時代の寵児となった 街には「エエじゃないか、エエじゃないか変えりゃいいじゃないか」 という歌まで流行り世論調査でも「憲法は変えるべき」 という意見が過半数を占めた
これに気を良くした政権の官房長官記者会見を開き 「デヘヘ、国民の皆様の間で憲法は変えるべきという熱心なご意見が多数を占める様になりました、ウフフ」 「(キリッ)国会では既に改憲の発議がなされ承認を得ています。そろそろ憲法改正の国民投票を…」 と言った時、フリーの記者が手を上げた 「官房長官、国民から憲法改定の声がと仰有っていましたが、これを見てください」 と、タブレットを高く掲げた何故かカメラがそれを大きく映してしまい、そこにはネット民の声が溢れんばかりに上がっていた。 「今、憲法を変えたくない!」「不安、心配、変えちゃいけない」 「A先生おじいちゃんなのにカッコいい」「茹でダコはお前だ H、消えろ!」「憲法を変えちゃいけない」 ツイッター、フェスブックには「憲法変えるな」の 声が溢れかえっていた 「いや、これは一部の声でありまして…」 「おかしいじゃないですか、1000万ものネットの声を無視するんですか!」 「いや、それはゴニョゴニョ」 記者会見達の怒号が飛び交う中 「今日の記者会見はこれで終わりにします!」 広報官が声を聞きたい張り上げ官房長官は苦虫を噛み潰した 表情で去った。 (デジタル庁作ったのになんてざまだ!くそっ!) こうして政府の目論見は国民の反乱により崩壊した
※※ ↑この話とは裏腹に国会では維新と国民民主が改憲の議論に 応じる要に執拗に迫っています 不穏な空気が漂い来年は改憲に向けて加速する年にならなけば良いのですが。 狡賢い広告会社や改憲したくて仕方ない政党、偽改革党の手に乗らない様に来年こそユダンなく監視して行きましょう 半藤一利さんが「国民の熱狂が一番危険なのだ」と言っています。私達は何が起きても一時の熱狂に流される事なくしっかりした意思を持って考え方ましょう
では、良いお年をお迎えきださい 憲法改定の悪夢が実現いたしません様に。 来年も共に生きて行きましょう
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