呼出完了
0961 喉元過ぎても忘れられない熱さ 見習い期間 2021/11/28 20:41:33
先月末の選挙結果は自分にとってはショックが大きいものである。つい数か月前までは、医療崩壊どころか新興感染症に罹患しても自宅放置されるという、先進国とはとても思えない惨状を目の当たりにしていたのに、足元の感染状況が多少なりとも落ち着いていれば、すぐに許してしまうのだろうか。
他者に寛容であることは大切なことだが、この国の市民は寛容に接するべき相手を間違えているのではないかと頭を抱えてしまった。

変化することでさらに大きな失敗をしてしまうのではないかと恐れ、いわば消去法で旧来の勢力を選択しているのか。今の選択肢が決していいものではないにせよ、それを上回る選択肢はないと刷り込まれているのか。
いずれにしても、これだけ市民の命をないがしろにされ、自らの心身を脅かされる恐怖を味わったのちに、今までと同じで構わないと判断するのは、あまりにもナイーブすぎる。

結局のところ、今になってみたら選挙前に言っていた目新しい政策はどんどんトーンダウンし、これまでと変化のないものになっている。またしても、うまいこと騙されてしまったという気持ちになってしまう。
より強い立場の人間からいじめられたり騙されたりする立場になりたくないがゆえに、そもそも投票をしないのだろうか。むしろ、自分が不当に扱われていると感じているのならば、声を上げることが必要になるのではないか。

あまりにも現実がひどすぎて、声を上げるだけの力も奪われてしまったのだろうか。思い切って何かを言ってもことごとく無視されるという絶望感を植え付けられているのだろうか。

どうして今、こうなってしまっているのか、いくら考えても自分には全然わからない。日本をどうするのかは、日本で生活する一人ひとりが主権者として考えて判断して行動しないといけないはずだが、そもそもの問題として自分が何かの当事者になることが嫌なのかもしれない。