呼出完了
0943 国民を切り捨てる自民党を、下野させるべし! 猫家五六助 2021/08/16 09:40:08
76回目の終戦記念日が過ぎた。ウイルス禍とオリンピックで「平和」「不戦」が曖昧にされた今年の8月15日に菅義偉は、前年に安倍晋三が述べた響きだけ心地よい「積極的平和主義」を全国戦没者追悼式の式辞で使う一方で加害責任を省いた。それも、ヒロシマ・ナガサキでの式典と同じく、義務的な態度で。反省もしない、責任も取らない輩が「積極的平和主義」なんて造語を口にするな!

「永遠のゼロ」という小説でも美化されていたが戦時中、特攻隊員に対して薬物投与し、結果的に特攻を強要していた事実。
・これだけあった特攻隊員に覚醒剤♀O道の証拠。「チョコ包むの見た」証言から元教員が追跡(47NEWS、8/15(日) 7:02配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec2358d65039c2cabb217440f3db353ff6a15628
戦後のヒロポン中毒は知っていたが、ここまで人間を爆弾の部品として扱っていたとは・・・「お国のため」という大本営に都合のいいスローガンの下で特攻は立案された。それと同様で、政府は東京五輪を「安心安全」で押し通した責任を曖昧にするだろう。

安倍・麻生・菅、加えて大臣の肩書で靖国参拝した岸(安倍の実弟)の4バカを含め、「日本人は優れている」「日本は凄い」と神の国や神道をたたえる人々は「戦禍を広げ残虐行為で被害を与えた国へ、日本はいつまで謝り続けるのか。自虐史観はやめよう」という思い上がりを主張する。その考え方が太平洋戦争でどれだけの禍を招き、多くの国民を死に至らしめたのか。そういう面々は76年前の8/15にタイムスリップし、庶民から袋叩きに遭わないと反省しないだろう。

ハッキリ言って、日本の戦争責任・加害責任はイジメ問題と同根である。イジメをした輩は「悪かった。ごめん」と表面的に謝罪するだけで、すぐに加害者の論理で言い訳を始める。いわく、「遊んでやっていただけ」「相手(被害者)が弱かった、ダメな子だった(=自分は強い、優れている)」「あれはイジメではなかった」「相手(被害者)も悪かった」「ボクだけが悪いんじゃない」。相手が悪い(自分は悪くない)、相手が劣っていた(自分が優れていた)という、ヒトラーに通じる優生思想がイジメの加害者にはある。

そう思っている輩は絶対に赦(ゆる)されない、クズである。かつて裁判官が反省しない被告の若者へ「さだまさしさんの『償い』という歌を知っているか」と諭した。「償う」とは、被害者に「もういい。貴方の気持ちはわかった」と赦されるまで謝罪すること。加害者が勝手に決めたり切り上げたりするものではない。日本の戦争責任・加害責任が何度も蒸し返されるのは、「侵略ではなく、欧米からの解放」「南京『大虐殺』ではなかった」等々の妄言に政府が対処せず、真摯な「償い」をしてこなかったからだ。

ドイツのように、ナチスやヒトラーを礼賛・正当化する言動を徹底的に取り締まり続けるからこそ、ユダヤ人やイスラエルから赦されるのだと思う。一方、「ナチスの手口に学べ」と口にした男がいまだに副総理・財務大臣を続けているのが、日本。公文書改ざんの犠牲者・赤城さんの命が失われたことなど気にもかけない政治が、日本。ウイルス禍の拡大阻止よりもオリンピック開催で面目躍如するのが、日本。

東京五輪の不祥事続きの原因は、傲慢な奴らが主導したからに他ならない。隣国を蔑むのが大好きで、オリンピックを平和の祭典ではなく「国威掲揚」とのたまわった石原慎太郎が電通に不透明なカネを払って招致活動を続け、公私混同・差別主義者の安倍晋三が「アンダーコントロール」とウソをついて引き寄せ、女性蔑視で“サメの脳ミソ”を再現した森喜朗が神輿にドン!とふんぞり返った組織委員会が運営を電通に丸投げし、湯水のごとくカネをばらまいた。

「平和の祭典」「復興五輪」「アスリート・ファースト」なんて青臭いお題目に過ぎないと思い違いをする政府・組織委員会の元では無責任な運営がまかり通る。「契約は杓子定規で実務を知らない担当者が判断。契約違反があっても結果オーライで不問。本当にがんばったのは業務に当たる現場とボランティアです」と、東京五輪の業務を落札した知人が実態を話してくれた。オリンピック運営に駆り出された末端の役人・委託業者は「無責任な上層部(組織委員会)から返事が来ない、判断してくれない」から、現場の判断で好き勝手なことをしていたという。オリンピック関連車輛の事故多発や大量の弁当廃棄なんて、氷山の一角ではないだろうか。

五輪招致での贈収賄疑惑、五輪エンブレム盗用、新国立競技場の設計、フクシマの隠ぺい、猛暑下での開催、コンパクトでなくなった会場配置、女性芸人の侮辱、女性蔑視発言、過去のイジメ・ナチスネタ問題・・・等々。これまでに重要な役職者が何人消え去っただろう。一方で国益に群がり、運営費用を膨張させてむさぼる政府与党のオトモダチ。長野五輪の後、使途不明のおカネについて大会責任者が「会計帳簿は破棄したので、わからない」と呆れた公言をしていた。膨大に膨らんだ東京五輪の運営費用について、会議記録・会計帳簿は徹底して保管し、検証に回さなければならない。

国益をかたって「オレ様、ファースト」を押し通す輩たち。東京五輪にかかわる政府と組織委員会は76年を経ても、戦時中の軍国主義者や大本営と本質が変わらない。次の総選挙では投票率を上げ、国民を切り捨て自浄能力もない自民党を下野させるべし!。