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0923 同性婚認めないのは違憲「法の下の平等に反す」札幌地裁判決の衝撃 蔵龍隠士 2021/04/06 02:18:20
 武部知子裁判長は、ヒラメ裁判官ではなかった。英断に感服する。
 「婚姻」、既成概念に囚われる私にはそうだった。唯、その後、拒否感が先行したかと言えば、そうでもない。
 自然な性向を抜きにして、そうしたならば、どんな社会になるか、どんなことになるかと思った。特に、期待感「好きな人と暮らす」共同生活への。
 現状は、生まれながらの人権、個人への尊重よりも、自公政権は、戸籍や住民票を優先させているかに見える。一律給付金もそうであり、何とか給付金もそう、しかも会社が申請するなどという紐付けが多い。この場合は、会社がその手続き、煩瑣を嫌って機能しない例が目立ったが。…『家』制度に縛りたいのか、集票に結び付けたいのか、時の政府の思惑が、際立つ。
 家族制度には、性別以外にも、年齢や年長など、制限も多い。どこまで崩すのか、自由にするのか、どんな社会を、市民、主権者が望むのか、今後の成り行きも注目される。
 さて、事の始め、当該京都地裁判決に戻ろう。
 同性婚認めないのは違憲「法の下の平等に反す」 札幌地裁、全国初判決 賠償請求は棄却 【東京新聞】2021.03.17
https://www.tokyo-np.co.jp/article/92026
 ○国が同性婚を認めていないのは憲法に違反するとして、北海道に住む同性カップル3組が国に計600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は17日、法の下の平等を定めた憲法14条に違反し、違憲との初判断を示した。請求は棄却した。全国5地裁で争われている同種訴訟で判決は初めて。性的少数者の権利保護の意識が高まる中、同性婚の導入を巡る議論に影響しそうだ。
 武部知子裁判長は判決理由で「同性カップルに婚姻によって生じる法的効果の一部すら与えないのは立法府の裁量権を超える」と指摘した。
 原告は男性カップル2組と女性カップル1組で、いずれも2019年1月に婚姻届を提出したが、不適法として受理されず、同2月に提訴した。
 憲法24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」するとし、結婚に関する民法の規定では「夫婦」という用語が使われている。このため、国側は当事者が「男女」であることが前提との法解釈をしている。(共同)
【関連記事】「同性婚訴訟」初判決を前に…婚姻の平等を促す判断を 社会部・奥野斐

【判決要旨全文】「同性婚できないのは憲法違反」札幌地裁が日本初の判断 HUFFPOST 2021年03月17日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6051715cc5b6f2f91a2d567e
 >※判決の全文(弁護団提供による)はこちらから読めます。

 創造、将来展望は、今から。市民参画、具体化はこれから。戸籍のない子らも増えている。矛盾を放置した侭では、おれない。主権者、社会の支配者として

 ☆ご参考
【社説】同性婚訴訟で違憲判決 ◆国は法整備の議論進めよ◆ 【宮崎日日新聞】2021.03.25
【社説】同性婚を「容認」 社会の変化踏まえた判決 【西日本新聞】2021.03.22
【社説】同性婚訴訟/法制化を求める違憲判決 【神戸新聞】2021.03.22
【社説】同性婚否定「違憲」 法整備を検討すべきだ 【琉球新報】2021.03.19
【社説】[同性婚禁止は違憲]時代の変化に沿う判決 【沖縄タイムス】2021.03.18
【社説】【同性婚訴訟】法整備への議論を始めよ 【高知新聞】2021.03.18
【社説】同性婚否定は「違憲」 多様な家族、認める国に 【中国新聞】2021.03.18
【社説】同性婚判決 「違憲」解消する法改正を 【信濃毎日新聞】2021.03.18