呼出完了
0833 台風15号の被害に思う パンドラ 2019/09/23 08:58:15
今更書くことでもないが千葉県は日本の首都に隣接した県である。何百キロも離れている分けではない(勿論、何百キロ離れている県の復興や支援が遅れても仕方がないと言っている分けではない)

何故台風15号による停電が起きた日から10日9/19日現在で
なお8万戸近くが復旧していないのか。

9/8日から9/9日未明にかけて台風15号が関東を直撃した。9/9日安倍内閣が先ず優先させた事は内閣改造であった
電気が通じない、断水している。そんな情報は官邸にも沢山届いていただろう。そんな情報に1ミリも興味を持たない安倍総理はその日内閣改造に着手した。マスコミもそれを大々的に報道した。
千葉の災害情報は片隅に小さく追いやられ殆どマスコミの話題にもならなかった。同時にTVは韓国の政治家の不祥事を朝から晩まで放送していた。
しかしその時千葉県南部を中心に64万戸近くが停電、断水していたのだ。更に猛烈な酷暑に見舞われ、地域の病院では人工呼吸器を付けた人、痰の吸引している人、人工透析をしている
人達は命の危険にさらされ高齢の男性は熱中症のため亡くなっていた。
その時内閣とマスコミは改造の目玉、サプライズだと小泉進次郎氏を環境大臣に起用しその話題で賑わっていた。
この頃になっても未だ千葉県知事森田健作氏の姿が見えない。
一方ネットではどんどん被害の酷さがツイートされ助けを呼ぶ声が拡散されていた。

不気味なのはあの被害直後のTV等の静けさである。日本ではTVで放送されない事は無かった事にされるのだろうか。
何と言っても酷いのは政府の初期対応の杜撰さである。
19日現在で破壊された家屋の正確な数字も把握されておらず
東京新聞の9/18日朝刊によると政府は400戸という数字を出し別の試算によると2万戸だという。
森田健作知事は発電器が200個近くあったのに「市町村から要請がなかったから出さなかった」(!)という。災害に合われた
人達に無償で一年間提供する家が25戸という。
250戸でもー2500戸でもない。たったの25戸である。
税金は何のために使うのだろう。国民の命に関わる災害や生活困難な時にこそ使われるものではないだろうか。

国が初期対応を遅らせた事。県が気象庁から台風が来るという
情報があったのに「災害対策本部」を設置もせずに地町村からの要請をただ待っていて現地への派遣が12日になってしまった事。これは人災である。非常時に大災害対する対応を誤った結果である。