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0746 3バカ政権擁護の産経新聞にメディアの資格なし! 猫家五六助 2018/03/19 00:13:51
 前代未聞の公文書改ざん事件に他人事の安倍晋三。「佐川」と呼び捨て、知恵も品格もない麻生太郎。現政権の責任を認めない、言い訳小僧の菅義偉。「類は友を呼ぶ」と言いますが・・・よくもまぁ、政権の中心にバカが3人も揃ったものです。ところが、その3バカ政権を必死に擁護するメディアがあります。

 一般論として、メディアは権力を監視するのが役目と言われています。私が購読している東京新聞は、そのお手本と言えるでしょう。
 反面、最近お粗末なのが産経新聞。安倍政権の事案については“政権側の立場、見方“に置き換えて、あるいは偏って伝えているように感じます。

 さらに悪質なのは、そのweb版。沖縄の在日米軍がからむ交通事故で米兵がとった”賞賛すべき“対応を報じなかった地元新聞2紙を「報道機関を名乗る資格はない」とまで非難した挙句、「米兵の”賞賛すべき対応“は誤報だった」と謝罪に追い込まれた一件です。
 この不祥事で沖縄担当の記者やweb担当者が処分されていますが、毎日新聞web版ではジャーナリスト・青木理さんがこのように分析しています。
https://mainichi.jp/articles/20180213/ddf/012/070/002000c?inb=ys

 しかし、産経新聞web版といえども、情報ソースは紙媒体と同じはず。私はこの不祥事が一現場の問題ではなく、産経新聞自体が“悪しきナショナリズム”に傾いていると感じました。しかも、安倍政権に対しては「イエスマン新聞」「太鼓持ち新聞」と化しています。
 前述した不祥事があったにもかかわらず、3/9付のYahoo!ニュース・ヘッドラインを見ると「麻生太郎財務相『朝日新聞の取材能力のレベルが分かるな』〜」という記事を配信しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180309-00000542-san-pol

 おそらく、「事実の有無について財務省のトップ・麻生さんに何度も同様な質問を継透けるのは愚行だ」とでも言いたいのでしょう。しかし、「責任者がああおっしゃっているのだから、問題あるの?」という、煮え切らない答弁の麻生さんを擁護するのがジャーナリズムなのか、新聞メディアの姿勢なのか。結果的に公文書改ざんの実態が大問題となったわけで、産経新聞は自らの失態を恥じなければなりません。

 もっとも、一国の代表である安倍首相がみずから国会の答弁で、朝日新聞を名指しして批判するような恥ずべき行為が看過されるご時世なので、さもありなん・・・ですが。(東京新聞2/15付、特報面)

 一方、東京MXテレビも当時の石原都知事や故西部邁氏に持論を語らせる番組を作ったり「ニュース女子」でBPOにお目玉くらったりと、相当おかしなテレビメディアです
 しかし、広告収入の1割以上をDHCという化粧品・サプリ販売会社が占めているとのことで、やはりスポンサーには弱いのでしょう。
http://www.uforeader.com/v1/se/E04453_S1007VLL_5_7.html##E0009
※中段の「生産、受注及び販売の状況、販売実績」を参照

 その子会社DHCシアターが問題番組を制作し、スポンサーとして押し込んだわけですが、同社(会長個人?)の思想が透けて見える文書をDHCは会長名でホームページに公開しています。
https://top.dhc.co.jp/company/image/cp/message1.pdf
※「社長の資質」という主張にからめて在日批判?
https://top.dhc.co.jp/company/image/cp/message2.pdf
※子会社の不祥事を謝罪しないのに、この主張ですか?

 結局、悪しきナショナリズムを叫ぶのは身勝手でワガママな権力者・知識人・お金持ちが多いようですね。

 ところで、森友学園に関わる財務省の公文書改ざん問題において「なぜ、リスクを負ってまで公文書を改ざんしたか」の主因が安倍首相の国会答弁や江恵夫人の言動にあることはほとんどクロですが、初期の改ざん発覚報道において東京新聞が“日本会議”の存在に触れていたのは秀逸でした。

 国家を腐らせて国民が犠牲になる元凶は国粋主義・排他的極右思想。まずは、憲法を腐らせようとする安倍政権の“悪巧み”を暴きましょう!