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0722 立憲民主党への期待と私たちの決意 笹井明子 2017/10/25 09:44:33
枝野幸男さんが、大義なき解散・総選挙の喧騒の中で、「まっとうな政治」のスローガンを掲げて、立憲民主党の立ち上げを宣言したのは、10月3日のことでした。

10月14日の東京大作戦=大規模街頭演説では、
「政治は、政治家のためでも政党のためでもなく、国民のためにある。今の政治に怒りや危機感を持つ、多くの国民の声に応えて、政治の流れを転換させたい。この国に暮す多様な一人ひとりとの対話を通じて、誰もが自分らしく生きられる社会をつくりたい」と語り、彼の「まっとうな政治を、立憲民主党を、一緒に作っていきましょう!」の呼びかけに、会場を埋め尽くす観衆からは大きな拍手と枝野コールが沸き上がりました。

翻って、2ヶ月前の8月1日、私たち「護憲+」は第十五期に入り、新しい期を迎えるにあたっての抱負を、以下のように述べました。

『この間の政治状況の中で、市民の中から、「政治は自分達一人ひとりのもの」、「政治にきちんと関わろう」という「民主主義」のうねりが生まれ、根付き、着実に広がっています。
私たちも、こうした市民の一員として、「民主主義の担い手として政治にコミットする」姿勢を共有し、立憲主義を尊重し市民と共に政治を作っていこうと志す政党や政治家が、選挙に勝つ力量をつけるよう、積極的に応援、支援して、真の「受け皿作り」に尽力していきたいと思います。』
http://yufuu.com/user/goken/goken2shushi.html

今回の立憲民主党の立党宣言に出会った時、あたかも私たちのこの決意に呼応するかのような意思表明に驚くと共に、私たちが長年に亘って待ち望んできた「まっとうな政治」を志す政党が、こうして本当に誕生したことに、感動を覚えずには居られませんでした。

10月23日、立憲民主党は、選挙結果を受けた声明の中で、
『立憲民主党にとっては、今日から、ここからが、国民の皆さんとともに歩みを始める新たなスタートです。・・・私たちは、国民の皆さんにお約束した草の根からの政治を実行に移し、支え合いの仕組みを創っていくために、強い決意と覚悟をもって国政に臨んで参ります』との決意を表しています。

一方、人々の期待、注目の大きさが明らかになると、さっそくマスコミが「政界再編」を取り沙汰するなど、いつもの無責任で訳知り顔の評論を繰り広げていますが、それに対しても枝野さんは「永田町の内側の権力ゲームに参加するつもりはない」とキッパリとした姿勢を示しています。

こうして、当たり前の(なだいなださんが晩年に語った「常識哲学」を思い起こさせる)姿勢を語る政党・政治家が出現し、ボトムアップの政治、本当の民主主義に則った政治がスタートしようとしていることは、私たちにとってこれまでにない大きな喜びです。

これから私たちは、立憲民主党の行方を見守り応援しつつ、「立憲主義」「民主主義」が大きく広がり、遠くない将来に当たり前のこととして日本社会に定着することを期して、「草の根からの政治」の成長、発展にコミットするという、私たち自身の今期の抱負を、真摯に、積極的に実践していきたいと思います。