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0696 憲法草案に「いいじゃないか」 昭和天皇の発言、メモに 蔵龍隠士 2017/05/03 10:55:04
 憲法草案に「いいじゃないか」 昭和天皇の発言、メモに
 http://www.asahi.com/articles/ASK4N64JQK4NUTIL03Q.html

  「これでいいじゃないか」――。日本国憲法起草のもとになった連合国軍総司令部(GHQ)草案の受け入れをめぐり、1946年2月22日に昭和天皇が幣原(しではら)喜重郎首相(当時)と面談した際の天皇の発言を示すメモが、憲法学者の故宮沢俊義・東大教授のノートに記されていたことがわかった。「安心して、これで行くことに腹をきめた」という幣原氏の心情も記載されている。
 ノートには、46年9月ごろ、宮沢氏ら貴族院特別委員会のメンバーが幣原氏から首相官邸に呼ばれ、「内話を聞かされた」なかでの、幣原氏と昭和天皇のやりとりが備忘録的に記されていた。高見勝利・上智大名誉教授(憲法)がメモの記述を見つけた。ノートの原本は立教大学図書館に所蔵されている。
 幣原氏と面談した際の昭和天皇の発言に関しては、GHQ作成の資料に、天皇自身が徹底的な改革を望み、草案を「全面的に支持する」と述べたとの記載があり、様々な文献にも引用されているが、「発言が積極的過ぎる」などと疑問視する声もあった。高見氏は、「メモからは、日本や天皇制を取り巻く厳しい国際情勢を考え、草案の受け入れしかないという現実的判断をしたことがうかがえる。GHQの資料よりもメモの方が実態に近いのではないか」と話す。
 調査委員会でまとめた憲法改正案が明治憲法の微修正にとどまったため、GHQの同意を得られなかった。46年2月13日、GHQ側から渡された草案では天皇の地位が「象徴」となるなど、政府内では受け入れをめぐり賛否が割れたが、22日午前の閣議で事実上の受け入れを決定。同日午後、首相だった幣原氏が天皇を訪ね、経緯を報告した――ここまではすでに明らかになっている。
 宮沢ノートのメモは、この時の様子をこう記す。
 「陛下に拝謁(はいえつ)して、憲法草案(先方から示されたもの)を御目(おめ)にかけた。すると陛下は『これでいいじゃないか』と仰せられた。自分はこの御一言で、安心して、これで行くことに腹をきめた」
 また、幣原氏は2月21日、マッカーサー司令官と面会。そこでのマッカーサー氏の発言について「元帥曰(いわ)く。『天皇の問題については、自分は諒承(りょうしょう)しているが、南と北とから、反対がある。天皇を象徴とする憲法を承認するということは、日本の為にのぞましいと思う』。〔南とは濠州、ニュージイランド、北とはソ聯(れん)だろう〕」。
 草案に沿って憲法改正案作りをすることを決定した日本政府は、3月4日から5日にかけてGHQ側との徹夜の協議で案を確定。6日、「憲法改正草案要綱」として発表した。帝国議会の審議を経て、46年11月3日に日本国憲法を公布。47年5月3日に施行した。(編集委員・豊秀一)

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 日本国憲法
第1章 天 皇
第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

 斯くの如き、明文がありながら、これに背く、“退位特例法”案は、安倍氏個人のリードで、終始一貫、引き回し、堕落だった… そこには、国民主権を曲解したい国会議員や審議会委員(実質、安倍氏選任、意を窺う)がいた。委員会に、法律専門家は、いなかった⁉
 昭和天皇も、平成天皇(今上天皇)も、日本国憲法にある、“象徴天皇”を追求し、実践してこられた。国民も、これを快く受け入れて来た。
 ところが、日本国憲法も、その“象徴天皇”にも、反感を持つ者、一派がいたし、現に、いる。安倍氏始め、その一味である。A級戦犯を追慕し、その過去、戦争犯罪を認めようとしない輩でもある。
 そして、遂には、戦争する国を目指し始めた。不埒にも、憲法改正の正道を回避して。
 その違憲立法した「安保関連法or戦争法」の「米艦防護」に、手を染めた。
 しかも、北朝鮮緊張激化、国民が不安を深める最中に、である。正に、安倍氏には、朝鮮半島緊張激化は、望外の喜び、奇貨となっているのやもしれぬ。国有地叩き売り疑獄⁉…尻に火がついている環境でもある。
 トランプ氏と安倍氏、密談(電話で)したかのようであるが、秘密にしている… 日本の核武装など、断じてならぬぞ。

 日本国の主権者は、我々日本国民である。ある意味、全責任、決定権は、われらにある。…悪代官、安倍は、我らの手先である。安倍氏の、一味の、野望、目論見を実現させてはならない。これを、本日、決意しよう。

 http://www.nippon.com/ja/in-depth/a05402/
 特集 天皇退位
 皇室典範と退位特例法:「例外」が「先例」になる矛盾 [2017.04.12]  笠原 英彦