| 「スマ」だ、「ゲス」だと芸能界の揉め事はさておき、不祥事でスタートしたマイナンバーのPRで「私以外、私じゃない・・・マイナンバー!」と軽口をたたいた甘利大臣の汚職が発覚!? 私の脳裏を「ゲスの極み内閣」というフレーズがよぎりました。
さて、「もはやデフレではない」と元日の年頭所感で自賛した安倍首相。しかし、私は「アベノミクス」バブルがいつはじけるのか、その失敗を憂うばかりです。庶民として商売人として「景気が良くなった」感がまったくないのです。
これを明確に解説した記事を東京新聞1/20付「こちら特報部」記事がまとめていました。安倍首相が国会答弁等で「アベノミクスは成果を出した」と並べる数字は大企業を中心の経済指数、それも良いほうの数字だけとのこと。例えば、
@3年間で雇用が110万人以上増えた A17年ぶりの高い賃上げを実現した B日本は世界標準から見て裕福な国である C完全失業率は低下傾向にある Dトリクルダウンしている(大企業の高収益が中小企業を潤している)
このように安倍首相は豪語と自慢を繰り返していますが、各々の実態は 1)4)雇用増加・失業率の改善は非正規雇用者が増加した結果で「雇用の質」が低下している 2)「高い賃上げ」とする調査対象は東証一部上場かつ従業員500名以上の約250社のみ。 3)「裕福」の比較根拠とした数字は7年前のもの。貧困率は上昇傾向にある。 5)現状は富裕層が富を増やしただけ。竹中平蔵氏がトリクルダウンを否定。
以上のように庶民はほとんどアベノミクスの恩恵を受けられず、むしろ貧富の格差が拡大しているとのこと。結局、安倍首相は「自分に都合の良い数字ばかり並べている。数字や論点のすり替えではプラスの議論は生まれない」と論破されています。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」は金メッキの「バケモノクス」、しかもゴム風船に金メッキしてあるからパチン!とはじけるか、しぼんでいくかです。
おそらく、安倍首相は税金を使った政策で経団連や日本会議メンバーへ富をもたらす代わりに支持を取り付け、憲法改正や安保法案に基づく行動を進めるつもりなのではないか、と。
米国は「世界の警察」を名乗り、軍隊によって海外にいる自国民の生命や企業の利益・資産を守っています。安倍首相はその真似をして自分のオトモダチだけを守り、世界の中心で「どや顔」をしたいのです。一国民が事件に巻き込まれても「自己責任」と突き放すくせに・・・こんな特権階級中心で民主主義・立憲主義から大きく外れた国政には、私たち一人ひとりが「間違っている!」「No!」を突きつけなければなりません。
最近掲載される安倍首相のスナップ写真が岸信介元首相に酷似して見えるのは、私だけでしょうか。米国にすり寄り、首相の地位と国税で自分の野望を実現させようなど、まさしく・・・ゲスの極み!憲法改正と安倍首相の退場という「両成敗」には、させませ〜ん、させませ〜ん♪させません!!
| |