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0615 >Re: 護憲コラム パンドラ 2015/11/16 18:10:12
「新9条について」

先日コナシさんご推薦の
「日本はなぜ『基地』と『原発』を止められないのか」
を読みました。

著者は日本国憲法は当時のGHQが作ったものであり日本は国として国民合意の元に日本の憲法を作るべきだと主張しています。
これはいわゆる「改憲派」が主張するそれとは異なる「国民による国民のための憲法」です。

「新憲法9条を作ろう」と主張している人達の
言っている事も行動も真摯に真剣に考えられたもの
だろうしこの本の著者が述べているように「沖縄と基地」の問題をこのままにしておいて良い分けがありません。

でも私は今は時期尚早だと思うのです。
私は斎藤美奈子さんの言説は何時も支持していますが今回はちょっと短絡的過ぎるような気がします。

先ず「9条に指一本触れてはならぬ」派も
「新9条を作ろう」派も同じテーブルに着いて話をしてみてはどうでしょう。それこそ「大人の知恵」を出し合って相互理解の糸口になるような事はできないのでしょうか。話をすれば解決すると単純に考えているのではありません。一度でダメなら二度三度。思わぬ齟齬が出てきたり、感情的になることも
あるでしょう。
シールズを中心とした若者達にも参加してもらい国会前で「憲法を守れ」と叫んでいた彼ら彼女達の
「守りたい憲法とは何か?」を聞いてみたい。
あの戦争を経験したおじいさんの手紙に涙していた
彼らなら「戦争のリアル」を胸に抱いて生きて来た人達の憲法に対する思いも軟らかな心で受け止める事が出来るかもしれない。

高校生にも、一番影響を受ける彼らの思いも聞いてみたい。
いっそベトナム戦争当時の日本にあったような
「憲法を護りたい私達が考える一9条変える?変えない?大ティーチ・イン」なんてどうでしょう。
もちろん改憲反対の議員さん達にも山本太郎さんや共産党の志位さんにも来てもらいましょう。

そしてこれを中継するような太っ腹なマスメディア
は日本には先ず無いでしょうから(視聴率がとんでもなく上がれば分からないかれど)ウエブで中継する。多くの人達が見つめツイッターフェスブックでの参加も可能にしたら拡散して行くでしょう。

これは私達1人1人の「憲法9条」を問い直す事に
繋がり「日本国憲法を国民の為の憲法にして行くにはどうしたら良いのか?」当事者としての意識を問われる事になるのだと思います。

条件はただ一つ
「今の日本国憲法憲法を護りたい」人達である事。
そのためには9条を変えるのか?
変えないのか?どうしたら良いのか?
「護憲派」(←あえてこの言葉を使います)の人達が一同に介して意見を交わす。
このティ一チ・インは「日本国憲法を護りたい人達による国民と共に憲法9条を考えるティーチ・イン」なのですから。