| 「なぜ、戦場になんか行くの兵隊でもないのに?」
この言葉はNHKBSプレミアムドラマ「刑事フォイル」の中のセリフである。
このドラマの舞台は第二次世界大戦中のイギリス ある漁師がドイツ軍に捕らえられそうになった十数人の兵士達を父親と共に漁船で救い出す。兵士は助かるが彼は流れ弾に当たって命を落とす。 その恋人が呟いた言葉である。彼女はユダヤの血を引く人でドイツ人に脅され手先のような事をさせられたり複雑な背景もあるが詳細はここでは省く。 上記のセリフが私の胸に強く残った。
私はこの言葉を安倍政権と安保法案に賛成した人達に送りたい。 「何故自衛隊の人達は戦場に赴かなければならないのか?兵士でもないのに」 自衛隊員は軍人ではない。
安保法案が2015年9月19日未明、参議院を通過した それから3時間も経つか経たない内にNHKが、国は来年自衛隊を南スーダンに派遣する計画があると報じた。 安保法制後の最初の任務として。 この人達が入隊した時点では武器を携帯して警護に駆け付けるという決まりはなかった。
安保法制が可決されない内から 高知県の私立高校で自衛隊コースが新設される予定だというニュースもあった。 さらに国は「防衛整備庁」も10月から作る予定だという。 何れ人員の整備もされるようになるだろう。これにより武器輸出三原則は有名無実となった。
この法律がにほんという国の形を変えようとしている。恐ろしいほどの勢いで「戦争への道」が地ならしされようとしている。 戦争によって儲けたい産業界と外国の議会で国民も国会も無視してとんでもない約束をしてしまった1人の総理(憲法を変えたい)と防衛官僚の野望で自衛隊員の命が、人の命が弄ばれようとしている。 「任務だから仕方がない」と覚悟して戦場に派遣される人達を国民は黙って傍観するのか。
このまま行けばジリジリと日本は戦争のできる国へと変貌させられるだろう。 だから私は安保法制に反対する。 手遅れにならない内に、私は私が居る場所で出来る時に出来る事をやっていく。
自衛隊の人達の身に起きている事は他人事ではない 狡猾でずる賢い政権は国民を効率的に使おうとするだろう。木の葉一枚の重さも無い命として。
今年も秋が巡ってきた。秋は私が好きな季節ではあるけれど、やりたいことや楽しい事もあるけれど それと同時に私は安保法制反対の行動に出ることにする。 同じ志を持つ多様な多くの人達との繋がりの中で。
| |