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0572 Re: 護憲コラム 百山 2015/02/16 13:25:18
<平和はいつの日?>
 些事も些事、書き込むことも憚られる些末なことながら、旧臘まだ浅い頃、もうこの一年も〜の感傷を引きちぎるように、天井の片隅から昔懐かしい物音が聞こえ始めた。
 やや! である。遥か昔に聞いた物音。どこから入り込んできたのか。思い巡らしても、そのような特別通路を設けた覚えもなし、簡単に入り込めるような造りでもあるまいに を尻目に、日一日と傍若無人ぶりは増し、寝静まった頃合いには室内にもご降臨の印を残すまでになった。
 間もなく飾り付けるお鏡も、人形の住まいを拝借せねばの状態。ままよと粘着物でからめとる仕掛けを置いたところ、見事連夜の成果と相成った。
 ここからが驚きである。物音一つしなくなった。
連夜の成果ながら、まだまだの余韻が一両日続いていたのに、である。
 総員点呼とか危険予知能力とか。そんなものを備えているはずもなかろうに、を裏返しにしての「驚き」である。

 翻って、霊長類の最右翼に坐すと自認の「ヒト」の世界はどうであろう。
 
 かつては己の拳、やがてはささやかな道具を考案しての「力」の誇示。有史以来、人の上に立つを生を受けての使命・目的とするがごとき歴史を飽くことなく綴り来たって、いまだなお止まらず。
 用いる「道具」は「必要の母」に援けられ、これまた、とどまることのない進歩(?)。他のそれを上回ることに心血を注ぐ。近時は、一滴も血を流さずにの神の御心を具現しての「無人化」に励むが、相手も座している筈もなしで、これまた開発合戦の繰り返し。

 愚かなことではある。わが身は自分で守るの二丁拳銃時代の意識から抜けきれない大国やら、停戦協議の仲介役が、一皮めくれば、兵器の輸出大国であったりなどなど。
 繰り返し放映される「国」を名乗るテロ集団が手に手に持つ武器。百人力を得たような様をなんと見るのか。
 「核兵器・生物、化学兵器」の非人道は言うまでもないが、通常兵器といえども、その実は五十歩百歩となぜ気づかないのか。
 邪魔になる「平和憲法」をなんとかすれば、もっとおっぴらに武器輸出もできるのにという下心が見え見えのどっかの国。口は重宝というが、「平和主義」を言うなら「軍備縮小」を前面に掲げてのものであって欲しい。
 
 「チュウ族」ですら備えていそうな「危険回避能力」。「ヒト」がその座に相応しい能力を発揮してこの星を「平和の楽園」とするのは、あと何年先になるのでしょうか。