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0561 現場からの報告−衆議院解散、期日前投票所の一風景 せっちゃん 2014/12/11 15:33:01
戦後70年をひかえた<12月8日>が静かに暮れ、そして、明ける中で『自民圧勝!』のジャーナリックな現実の報が届けられてきます。その報に、「本当に、これで良いのだろうか」と自問しつつ、「行き着くところまで行くしか、状況とその赴くところを<内化>し、状況の<変革>への想いを抱く契機はないのだ!」との冷気に襲われてしまいます。

が、その<冷気>をエネルギーの再生の契機にしていくのもまた<年の甲>という<自己年齢>に達してしまっている自分をなんとなく<嗤って>いるもう一人の<私>に気付かされてしまいます。

そうした中にあって、生協で働く若い世代との交流・交差は、生協の創生期を経過した<老兵>と全く違った位相(賃労働)で、<生協>と出合った若い世代が、そうした位相から新たな<職場環境>創りに向けた<労使>関係を創っていくことに汗を流していると云え、<老兵は消えるのみ>といかずに、恥ずかしながら、同時代・同状況とを共有しつつ、<及ばずながら>の汗をながしているところです。

さて、先日、故あって、我が故郷の<自治会役員>の一人として、衆議院解散に伴う期日前投票」の<立会人>の順番が回ってきたので、朝8時半から夜8時までの11時間半、期日前投票所で、私を含め自治会長2名と選挙管理委員1名で、立ち合うことになりました。

淡々と進む<戦後議会制民主主義>の一儀式。その1日の時の流れとともに、年齢層が変化していく様を発見することになりました。そして、その層の変化する流れは、1日の生活の在り様と対関係に<時>を刻んでいる様に思えました。

投票所が開かれた時間とともに、高年齢者が杖を頼りに、投票におみえになります。“戦中を生き抜き、敗戦直後の<民主主義>の光を身に受けた層でもあると云える方々です。やっぱり、女性が圧倒的多数でした。大体、開場から12時頃までの事象でした。

午後1時を過ぎると、少し、年来が下り始め、若い主婦層が混じり初めたように感じると同時に、壮年男性の姿が疎らにみられるようになりました。

午後5時以降は勤め帰りを含め、若い世代の投票が増えていき、相対的に高齢者層が減少していきました。

夜になると高齢者は家族に支えられての投票となっていき疎らになっていきました。

さて、日曜日(14日)の本番はどのような投票行動になっていき、日本のこれからの道の選択判断が示されるのか、があるものの、沖縄で示された民意と反対に、大衆的な民衆運動不在の下での民衆の政治判断は、ジャーナリズムの衰退を基盤とする自民の圧勝をもたらすのではないかとの危惧とともに、実質的な<9条改定>の進展が「行きつくところまでいくしかないのか」という思いを強くしている所です。

しかし、そこから、<一歩>を踏み出す覚悟です。サ〜ア!<老兵>の出番か!健サン!