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0559 ピンチをチャンスに。安倍政権の継承にNo! 猫家五六助 2014/11/24 02:16:10
 自民党内をまとめきれない総理の腹痛で第1次安部内閣が倒れた後、民主党の野田政権から可笑しな雲行きになった日本の政治。復権を果たした第2次安倍内閣はワガママ総理とその病状をおもんばかったイエスマンの副総理・幹事長・官房長官・大臣以下の取り巻き連中ばかりとなり、日本は民主主義とは名ばかりの方向へ向かっています。

 1999年、日本国憲法が保障する思想・信条の自由を抑えて国旗国家法が制定されました。これを根拠に東京都教育委員会では意に沿わない教員を処罰し、洗脳のような研修を受けさせ、定年後の再就職を拒否。司法から「やり過ぎ」と裁かれたのに、誰も責任を負いません。ましてや、旧態依然とした採点システムでミスを犯し、受験生の将来を狂わせたというのに。

 また、2003年から2009年にかけて自衛隊がイラクへ派遣されました。「戦闘地域への派遣反対」の声を当時の小泉総理がごまかし、その派遣内容が公になって司法から違憲判決が出ると当時の航空幕僚長が「そんなの関係ねえ」と茶化しました。

 こんな流れに日本の右傾化や「戦争ができる国」になることを心配した私たちですが、「先の軍部・大本営とは違う。日本は戦争に懲りているから、ありえない」「そのためのシビリアン・コントロール(文民統制)だ」と反論した政治家・御用識者たち。それを安倍政権は集団的自衛権の行使容認・武器輸出の解禁へと逸脱し、「専守防衛」に命を懸ける自衛隊員を混迷させています。

 そして、事故など起こりえないと慢心して安全神話を作り上げ、ご都合主義な安全審査で原発を増やし続け、潤沢な電気料金収入で反対する者をねじ伏せてきた電力会社と原子力行政。その化けの皮は2011年3月12日にはがれたのに、脱原発を「原発事故はコントロールされている」とウソをつき、東京五輪を招致して原発再稼動に向かわせた安倍政権。

 自分の意に沿うことしかしない、賛同する意見しか聴かない、外遊でカネをばら撒きつつ批判から逃げ回る安倍総理は最低の政治家だと私は思っています。しかし、その最低な最高責任者のイエスマンでしかない内閣・与党、死に物狂いで反対行動を起こさない野党も政治家の矜持がありません。これはまさしく、太平洋戦争へ突入する直前の日本と同じではないですか。

 どんなに有名で儲かっている会社でも、引き継いだ社長が世間知らず顧客知らずのワンマンで幹部が全員イエスマンならば、業績悪化の後に倒産します。倒産に至らせるのは、その会社の商品を買わない、サービスを利用しない、悪評をたてる消費者です。

 先週のコラムで流水さんが指摘されたように、私もデタラメな解散・総選挙を嘆くより鉄槌を浴びせるチャンスと考えることにします。国民の賢い選択で安倍政権と自民党を「倒産」させましょう!