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0540 安倍政権は脱法ハーブ 猫家五六助 2014/07/21 10:46:06
 飲んだら乗らない、先に手を出さない、絶対安全じゃなかったら稼動しない・・・最近、そんな当たり前の常識もわからない人が増えましたね。意識が混濁する脱法ハーブを吸ってクルマを運転したら、事故を起こすのは常識。でも、自分は大丈夫、事故を起こさなければダイジョーブ。こういう人は自分が非常識だということに気づかない・・・いや、認めたくないのです。

 ならば、安倍政権は脱法ハーブと同じではないですか?違法じゃないけど非常識、まさに脱法政治です。「これは安全なハーブだと思っています、違法じゃありません、危険なことは起きません」・・・そして交通事故は起きます。安倍総理は「集団的自衛権の行使を容認するだけです、行使するガイドラインは後でちゃんと決めます、行使する際は慎重に議論します」と言いますが「その時」は突然訪れ、待ったなしで行使するでしょう。だから「行使しない」という慎重な原則論があったのに。

 何より「集団的自衛権を行使できる=憲法違反」であるのに、安倍総理が「違反じゃない」と一人合点して日本国憲法の解釈を閣議決定で変えられるなら、それも与党合意だけで済むのなら、最高裁が「勝手に解釈してはいけません」と無効にしないなら、議会制民主主義も三権分立も無意味じゃないですか。

 安倍総理の会見は、まったく空々しいものです。皆さんは覚えてますか?時の総理が「国旗・国家は強制しない」と宣言したのに都教委が何を行っているのかを。米国の正義に踊らされ「自衛隊の活動地域が非戦闘地域」との詭弁で空自をイラク派遣した政権を。その運用実態が違憲判決を受けたのに誰も責任をとらなかった政治を。「そんなの、関係ねぇ〜♪」と違憲判決をバカにして航空幕僚長を首になった男が、都知事選に出馬したことを。

 そして今、安倍総理の勝手な解釈で「原発はコントロールされている」とウソをつき東京五輪を招致したのに、東電任せにするから福島原発の危機的状況が続いています。憲法まで勝手な解釈で理念をすり変えられてしまいました。なんと無責任でご都合主義で、常識のない総理大臣でしょう!

 昨年他界された、なだいなださんは最期の講演でおっしゃっていました、「常識をもった政治家が少なくなった」と。私は「専守防衛」が日本の常識だから自衛隊容認派でした。自衛隊員が行う命賭けの人道的支援・災害救助活動には敬意を払っていましたが、それも安倍総理の「非常識」で消えていきます。

 人を殺しに行き、殺される軍隊は必要ありません。