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0538 新宿焼身自殺に思う。 パンドラ 2014/07/07 08:36:06
7月1日
「集団的自衛権容認」の閣議決定がなされた、

安倍総理のあまりにも早急な閣議決定には
不安を覚える。

6月29日新宿で「集団的自衛権容認」に抗議して
1人の男性が焼身自殺を図った。すぐには
報道されず日にちが過ぎてからやっと新聞各紙が
何行かの記事で報じられただけ。
新聞は中日新聞の記事が一番大きく取り上げていた

これより転載

新宿駅前で焼身自殺図る 集団的自衛権反対を主張
29日午後2時10分頃、東京都JR新宿駅南口歩行者用横断橋上で「集団的自衛権反対」などと主張していた男性が、自分の体に火を付け自殺を図った。
病院に運ばれ、全身のやけどで1,2ヶ月の重症だが
命に別状はないという。(後略)

近くにいた大学生に開鴻紀さん(21)によると
男性は鉄枠の上にあぐらをかいて座り
「70年間平和だった」「戦争しない」「政教分離」
などと話していた「君死にたもうことなかれ」と
与謝野晶子の詩のの一節を口にした後火をつけたという………。

転載終わり

日本テレビ系列の「ミヤネ屋」という番組はこの事態について、「男性」を「男」と表現した。
普通テレビのニュースやバラエティが「男」と
表現するのは何か犯罪に関わった疑いがあったり
事件を起こした者達っではないか。

焼身自殺を「事件」とみたのかも知れないが
この番組に出ていた出演者達も大方この男性の行為には批判的で「巻き込まれた人がいなかったのは不幸中の幸い」などと言い、「集団的自衛権だけだとすると焼身自殺とつり合わない」で片付けだれてしまった。

海外では、BBC、アルジャジーラ、香港でも
トップで報道されているというのに。

何よりも不気味なのは、その男性がその後どうなったのか、容体はどうなのか、何の後追い報道もない事。

自殺などの報道は、世界保健機構での勧告があるとも聞いているが、その他の世界的機構からの勧告を
無視してもこれだけは日本のマスコミは遵守しているのだろうか。

「集団的自衛権」という自衛隊が海外で武器を携帯して戦闘状態の場所に赴く。というだけでなく、この国の形そのものを変えてしまうかもしれない力をもっている法案に死を持って抗議した1人の男性の思いに、これほどまでに沈黙し、また、2チャンネル等では揶揄し、侮蔑的表現でからかいの対象にしている。

その傾向はマスメディアにも見られ象徴的なのが
「男」という表現、「巻き込まれた人がいなくてt良かった」確かに巻き込まれ事故が起きなかったのは良かったが、その一言で片付け、政治的問題など
に言及しない姿。

情報はテレビ、新聞等のメディアからの得ている人が日本では7割近くいるという。
特にテレビの影響は私達が考えているより大きい
スポットCMなどは、私達の暮らしの中に、反復する情報として入って来る。中にはまともな番組作ろうと現場で頑張っている人達もいるけれど。
テレビ業界の上層部は彼らの軍門に下り既にその手足となる動きをこれから更に強めて行くだろう。

政権与党にとって都合の悪い事は報道しないー。

それに対抗する手段はネットのツイッターやフェスブックで私達の情報をどんどん拡散していくしかない。ネットをなさらない人達に対しては身近にいる人だったら、その人に会って、まずじっくり話を聞くこと。小さな私達に出来ることは、微力な力を集めて、皆でワイワイ、ガヤガヤ表現して行くことだろう。「静かに粛々と進んでいくファジズム」に
対抗するためにも。