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0487 与党暴走、野党弱体化に戦前の悪しき日本を見る 猫家五六助 2013/08/12 14:59:28
 TPPも原発汚染も被災地復興も争点から隠された参議院選挙が終わり、棚上げされた諸問題を政府与党にツッコミ入れるべき野党が、とても静かです、不気味です。

 圧勝した自民党率いる安倍総理に気を使っているのか、大手新聞社もTVメディアも腫物に触れるような扱い。どこぞのワイドショーでは山本太郎氏が生出演でTVメディア批判をしたらCMで妨害し、スポンサーもろとも視聴者から批判の嵐に遭ったとか。視聴者(国民)の方が、よほど敏感でクール(かっこいい)だと思います。

 思い起こせば、安倍総理が2度目の登板をするとき、一部メディアが「体調不良でまた政権を投げ出すのでは?」と迫った。すると、彼の病気は難病であり同じ難病患者団体の「不当な差別だ」という言葉を借りて、話をすり替えました。

 また、首都高速道路の料金所で起きた安倍総理の車列追突事故は大きな報道にもならず、加害者・被害者もハッキリしないまま話題から消え去りました。

 そして、参院選の応援で安倍総理が福島駅前に立った際、総理に原発再稼働の是非を問うメッセージカードを持っていた女性が警察・自民党関係者に威圧された事件。

 私でさえ、以下のように素朴な疑問を持ちます。
@過去に政権を投げ出し難病をもつ安倍氏が総理大臣という重責・激務の要職につける密室政治。その病気、難病のはずが克服されたと・・・誰が診察・検証したのか。

A安倍総理の公用車が警護SP車に追突された、危機管理が問われる重大事故の責任不問。

B安倍総理に心理的ストレスを与えないよう、たった一人の異を唱える国民さえ排除する、政府与党・警察組織の連携と暴走。

 以上3点に深くツッコミを入れた野党・マスメディアを未だ知りません。Aの事故一つを取っても加害者が一般人ならば、警官から延々とお説教されます。「ETC通過の際は徐行が義務です」「徐行とは何か起きてもぶつからずに止まれることです」「ちゃんと車間距離をとってください」「前のクルマは急ブレーキをかけない『だろう運転』をしていたでしょ」。総理大臣の車列につくのは道路交通法を熟知した運転のプロではないのですか?

 この、不気味な沈黙。警察と癒着しているかに思える国家権力の動き。内閣法制局まで首を変える総理。私は体験していませんが、戦前〜戦中の体制翼賛的・軍主導の政治や特高警察による言論弾圧は、事もあろうに副総理が口走った「ナチス・ドイツ」的な手法で粛々と復活しつつある・・・と考えるのは邪推でしょうか。

 さらに、自衛隊を国防軍にして軍法会議モドキで従属させたい軍事マニアと言われる幹事長。皆さん、この不毛な状況を「世間知らず、戦争知らず、国民知らずの、おぼっちゃま三人衆」政治と呼びましょう!