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0479 真摯な平和への思いを 過去への深甚の反省を 学びを 蔵龍隠士 2013/06/27 09:11:57
 (1)沖縄慰霊の日 負担軽減は待ったなし 毎日新聞 社説 6/24 ○今から68年前、太平洋戦争末期の沖縄で一般住民を巻き込んだ地上戦が行われ、住民約9万人を含む約20万人が犠牲になった。本土決戦の時間稼ぎのための「捨て石」とされた戦いだった。その沖縄戦で旧日本軍の組織的戦闘が終わった日にあたる23日の「慰霊の日」、沖縄県主催の追悼式が、最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)で今年も行われた。 仲井真弘多知事は平和宣言で普天間の県外移設、日米地位協定の抜本的な見直しを求めた。しかし政府は、普天間の沖縄県名護市辺野古への移設を推進し、地位協定は改定しない立場を貫く。安倍首相はあいさつで、政策面では沖縄振興と基地負担軽減への決意を語るにとどめた。 安倍政権の発足以降、中国の軍拡を背景に日米同盟強化を目指す政府と、沖縄の溝はさらに深まっているようにみえる。 沖縄戦で大田実・海軍中将が自決前に海軍次官に送った電文に「沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを」との有名な言葉がある。しかし、沖縄の人たちにとって、最近の動きは「御高配」どころか、全く逆のものに映っているのではないか。  ★安倍コベ氏、自民党は、安倍コベ、裏切りが本分!? 今更、驚くべきことではない。 最近どころか、戦後68年、終始だ!? 次から次へと…安倍コベ
 (2)沖縄慰霊の日 犠牲強いた歴史顧みよ 北海道新聞 社説 6/23 ○ 日本が沖縄に犠牲を強いてきた歴史は、今に通じている。在日米軍施設の74%が集中し、米兵による事件、事故も絶えない。状況が改善されないまま、政府に対する沖縄の不満はかつてなく高まっている。  沖縄の歴史を顧み、負担軽減の道を真剣に考える日としたい。
 (3)慰霊の日 軍は住民守らず 「心の傷」 抜本調査を 琉球新報 社説 6/23 ○「ありったけの地獄を集めた」と表現される過酷な戦場から針の穴をくぐるように生還した方々が戦後、肉体だけでなく心がひどくむしばまれ、その傷が癒やされることなく生きてきたことが、ようやく実証された。  
 (4)[慰霊の日] 平和を守る試練のとき 沖縄タイムス 社説 6/23 ○戦後も沖縄は米軍の出撃基地として、朝鮮戦争からイラク戦争に至るまで戦争の影をひきずってきた。しかし現在の局面は、これまでと明らかに異なる。日本は戦争に向けた準備段階に入っている。そう唱えれば、杞憂(きゆう)だと一笑に付されるだろうか。 歴史には曲がり角がある。日中の海上での攻防が常態化する契機となった尖閣諸島の国有化も、その一つだろう。今後は、憲法改正や集団的自衛権の行使容認が時代の転換点になる可能性もある。 他国の脅威ばかりが強調される中、戦争に備える動きを肯定するのが当然のようになっていないか。
 (5)平和の願い世代超えて きょう 「慰霊の日」 沖縄タイムス 6/23
 (6)沖縄戦:慶良間諸島・阿嘉島 飢餓との戦いを証言 毎日新聞 6/22 ○太平洋戦争で国内最大の地上戦があった沖縄は23日、戦闘終結を記念した「慰霊の日」を迎える。岡山県倉敷市の柴田収二さん(90)は、米軍が最初に上陸した慶良間(けらま)諸島の阿嘉(あか)島(沖縄県座間味村)で従軍していた。脳裏に浮かぶのは、厳しい飢えの中、食糧を盗んだとして兵士や朝鮮人労働者らが軍に処刑された忌まわしい記憶だ。「二度と戦争はしてはいけない」と平和の尊さを訴える。
 (7)[慰霊の日] 平和を守る試練のとき 沖縄タイムス 社説 6/23 

 さて、若干62歳の私には、原体験もないし、右記事中にあるような、真摯な平和への思いを、過去への深甚からの、深い反省も、恐らく、成し得ないだろう。言わば、最後尾からの、駆け出し、過去追跡(目撃)者ということになろうか。それでも、猶、先にも、現在にも、学び、生かしたい、反映しなければの思いは、持つ。不足ありありであっても。
 何から始めるべきかと定まらないところもあるが、先ずは、(6)などにある、食料・水・弾薬等々の物資補給、兵站の不十分さは、つとに、有名ではないかと思う。遡れば、硫黄島での戦闘から、十分な兵站、補給はなく、結果、硫黄島を、玉砕に至らしめた。思えば、戦争の転機となったミッドウェー沖海戦(1942年4月)から、艦載機・搭乗員・燃料の不足、兵站・物量の不十分さ・不足は、顕著となり、当初から予見されていたこととは言え、彼我の物量・兵站の差が、顕になる。最後の大決戦、沖縄戦での…“住民保護の視点は決定的に欠落していた”「出血持久戦」(「帝国陸海軍作戦計画大綱」)によって、南下した非戦闘員が戦火に巻き込まれ、おびただしい人々が犠牲になった。日本兵による食料強奪、壕追い出し、壕内で泣く子の殺害、住民をスパイ視しての殺害が相次いだ。…  日本軍は住民から機密が漏れるのを防ぐため、住民が米軍に投降することを許さず軍と共に生き、軍と共に死ぬ「共生共死」の指導方針とは、なんとも、悲惨、惨劇…。オマケに、米軍の侵攻は、予想に反し、北から南へと展開された。忠良な臣民を道連れにした南進(南下)=唯、時間稼ぎのため??? 本土決戦の為???の、だが、軍への兵站もママナラナイのに、臣民への食料・水・必需品等、支給・手配する用意などは、あったろうか? なんとも悲惨な消耗品、捨石(沖縄含め)としてしまったのではなかったか。…旧日本政府の責任は、重大であり、その末裔たる、戦後の自民党政権、就中、復古の安倍コベ政権は、旧日本政府乃至その“幕僚”軍人、側近を、悪くないと、擁護するばかりで、責任を全う出来、逃げ、将来を切り開けるとでも、期待、確信するのだろうか? 中国と対峙する時は、米軍・米政府を当てにする? そんなことが、戦略の枢要とでも? 単に、成り行きでなく??? それとも、太平洋戦争終結の講和会議、或いはその独立と引換にした日米安保条約締結以来、不可避だとでも心得えているのか? 
 また、(2)にある、『犠牲強いた歴史顧みよ』の呼び掛けには、戦争終結、講和会議で終わらせなかった沖縄への犠牲、現在の日本政府の責任をも含め、重いものがある。“外交は、政府の専権事項”などと、嘯く、或いは木で鼻をくくる向きが、政府にはあるようだが、それは、無理である。日本の主権者は、国民であり、全ての権力の源泉は、その主権者にあることに、思いを致せば、沖縄の主権者であれ、日本の主権者であれ、その思い、主張を反故にして良い筈もない。行政府、それは、単に三権の一に過ぎず、その上、その公務員には、日本国憲法尊重と順守義務が、ある。
 ところが、これを理解しない。しようとしない、というべきか。日本国憲法破棄、新憲法創設を党是として出発した、自民党政権の、日本国憲法のつまみ食い(その立場でのご都合主義の解釈、或いは、上命下達的、先例の積み重ね、議員の地位が既得権の如く振舞う等々)を、既成事実化させ、今では、平気で、己ガ為、復古や中世を取り入れようとしているかに、見える。 しかし、反撃は、今から!? 立ち上がれば、決して、遅くはない。日本国憲法、民主主義、人権尊重の憲法保障ある限り。

 沖縄「慰霊の日」、68年後も癒されない傷跡 6/22
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
 太平洋戦争 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6
 沖縄戦 - Wikipedia
http://hb4.seikyou.ne.jp/home/okinawasennokioku/okinawasennosyougen/okinawasennosyougen.html
 沖縄戦体験の証言 更新2002年4月