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0377 例えば、あるべき国民の視座 蔵龍隠士 2011/07/06 23:26:32
 昨日から踊る、社説見出し
 >復興相発言―こんな人では心配だ 朝日新聞 社説 7/5  等々

 ここまで、メディア・世論がファナティックにならなければ、等閑視しようかと思っていたが、我々、民間にも妙な習慣が身につき、しかも「争点逸らし」の走狗に、勢いを与えそうなので、一言…。
 大人災(復興)を前に、国民の視座は、こんなところにフォーカス・関心があっていいのだろうか?新聞・TV〜週刊誌に踊り、我々の思考・嗜好は、向こう合わせの侭でいいのだろうか?しかも、いつまでも、いつまでも。
 あるべき重大関心事は、国民・市民本位に、敢えて言えば、自分本位に、先ずは考えることにしてはどうだろう。騒ぎして、誰の腹の足しにもならないでは、仕方ないのではないか。最低でも、東電等、確立した、巨大な利権集団への利敵行為をしてはなるまい…。
 無論、善良なる市民が、他人を見下げ・虐げ、我利我利に走らないとの良識の共有は、大真面目に、切に期待したい。…仮に、一部に笑う者があったとしても。
 その理は、…これまでの失政・不幸の数々が、或いは、民主主義・民主政治等が教えてくれていることだろう。日本であれ、世界であれ。また、過去であれ。
 私は、この度の東日本大震災、中でも、福島原発・人災から学ぶこと、反省することには、多々あると思っている。少なくも、これまで原発を推進してきた、構造的・権力的に利益を享受してきた一部・諸勢力には、重大な反省の上に、大きな譲歩を求めたいと思う。
 全員のため、将来のため、新産業開拓・雇用のため、この際、一部の既得権益護持のため安全神話と、不動のものとしてきた仕組み、不誠実を根本的に変えなければと思っている。

 その意味で、これまでの少数派、脱原発・反核燃料リサイクル・原発廃棄等の批判勢力を励ますべきであろうと思うし、現に、自然エネルギー活用や省エネ・蓄電の試み、送電・発電分離(地域独占・特権廃止)要求は、支持・支援すべきではないかと思う。…これまで、政府や経産省が、東電等、地域独占の電力会社に対し、総括原価方式を許し、電力会社の利益保証をして来たことの大きなツケが、人災となって顕になったように思う。
原発安全神話のために、福島原発・人災を招き、地場、地方と言うより、日本国中、〜世界中にまで、放射能汚染・後遺症の恐れを蔓延させた…。
今現在の、経団連や経産省の反省のない態度には、失望を禁じえないが、彼らに真摯・深刻な反省と対応が見えない。しかも、批判や疑問に対し、敢然と拒否し、走狗や提灯と相俟ってこれまで通りを貫こうとしているが、甚だ、遺憾だ。為にする、…週刊誌などの見出しには、目に余るものがある。再生自然エネルギー政策を唱え、行動する、孫正義氏叩きは、殊にエゲツナイ。菅政権叩きもそうだけど。
 こんな旧体制を護持しようとする輩には、…刺激的な、仙谷由人官房副長官ら政権中枢による『福島第1原発:東電解体極秘プラン』の処方もあるべきかもしれない。
 原発推進は、かつての長期・権力政党、自民党が担って来て、現在の民主党政権にも、その勢力は、十分いるらしい。
 その意味では、菅直人氏の言い分(本音は知らないが)、再生可能エネルギー促進法案成立要求〜成立しなかった場合に衆院を解散する、との政局絡みの駆け引き・取引にも注目している。が…早期退陣では、それも成らないか!?
唯、その法案が経産省の手になるものとなると羊頭狗肉? ??と看板倒れの疑念も覚える。
 ところで、菅内閣への退陣要求、その動きは、野党のみならず、民主党内にもあり、この分では、ますます勢いを増しそうである。…倒閣への決定打がない中、松本復興担当相の辞任劇があった。…なんと理解すべきだろうか。永田町は藪の中…。意図した辞任劇であったかどうかわからないが、ムラの内外で、繰り広げられるものは(止められないし)仕方がない。
 我々は、我々の道、欲するものを明らかにし、実現しよう。

☆ご参考☆
 http://www.youtube.com/watch?v=cCxPAAYangE
 河野太郎衆議院議員 原発問題について語る
 http://mainichi.jp/select/biz/news/20110703k0000e020001000c.html
 福島第1原発:東電解体極秘プラン 「発送電分離が焦点」