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0272 「民主議員、核の傘脱却6割が志向」から 与太話 蔵龍隠士 2009/10/11-23:21:56
何を考えているのやらとの思いが第一感。
核の傘脱却してその後は、非核武装・中立乃至独立というならまだ良いが、日頃の指導者層の言動から見て、どう考えても「核武装・独立」のような軍事(バランス思考)中心の国のあり方を考えているような気がしてならない。
 …してみると、北朝鮮という国はその先達ということにもなろうか。政府が、北朝鮮の核を問題にするのも、結局、「俺は良いが、お前はするな」に似た思考ではなかろうか。日本の核武装論者のように。
 こんな了見で、世界をリード(説得)出来ようとでも思うのだろうか。
 そういう世界観を抜きにしても、日本の核武装となれば、平和を求める日本国民の強力な抵抗運動を招くであろうし、仮にこれを過小評価してかかるとしても、核の傘の持ち主の圧倒的な圧力乃至締め付けが容易に想定される。…現在の北朝鮮へのそれは、米国とは依存関係少なく、限られているが、日本の対米依存(従属)は政治・経済含め大変なものがある。究極的には、そのすべての面での軋轢が想定される。
 そもそも、「核の傘」という言い分が、日本を非核化し続けるとの意思の表れであろう。
 そして、米国は日本の核武装を過去も現在も支持してはいない。核不拡散条約も元来、対日・独を想定して成ったものだ。無論、安保理・常任理事国(公式的に、核を独占する)も決して歓迎はすまい。
 北朝鮮のマネ(二番煎じ)をしようとするのであれば、その条件は極めて厳しいといわざるを得ない。…まさか、朝鮮戦争以来の東アジア・有事を期待し、軍事衝突を密かに望んだりはしていないだろうね…北朝鮮を追い詰めて。そんな必然性など、ありはしない。
 政権交代は、その意味でも良かった。

 北朝鮮というと、日本では拉致問題が持ち出され緊張緩和を遅らせよう、敵視政策(締め上げれば根を上げる?)を継続しようと(世論含め)しがちだが、それは、(東アジアの)核問題の解決を遅らせることにはなりはしないか。その手段に使われていないか、気になるところだ。
 1日も早い、拉致問題の解決のためは、蓮池(薫、透)さん主張のように「交渉に軸足を移す」・「実質的交渉」なりに直ちに取り掛かるべきである。幸い、政権交代した以上、政府間の約束破りはさしたる障害にはなるまいから。…そもそも、何もなければ当事者同士だから、2国間交渉は当然だ。
 日本の遠い将来の核武装のために、拉致問題を温存したりしてはなるまいと思う。

 下記の記事も、護憲の立場からは、気になります。内閣法制局長官の口封じもするというし、小沢氏の独自解釈?持論?「憲法を改正しなくても自衛隊を海外派兵できる」も気に懸かります。
 護憲の闘いは、来年の参院選含め、待ったなしではないか。
 怱 々
 http://www.asahi.com/politics/update/1010/TKY200910100305.html
 政策一元化は「独裁国家」 横路議長、小沢氏に苦言 ※…議会は政府が決めたことをただ追認
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009101001000410.html
 民主議員、核の傘脱却6割が志向 先制不使用87%賛成