呼出完了
0244 猶、平和を求める 狂騒と思惑の中で 蔵龍隠士 2009/04/06-06:21:14
このところ、政府やマスコミ(マスゴミ)には、一本調子の刺激的・攻撃的な言動が目立つ。過剰で継続的。しかも、これでやめたわけではない。
また、ミサイル発射一つ止められる見込みもないのにである。
アメリカ政府にしてもそうだが、しかし、将来を見てその態度は抑制的。これには、北朝鮮への対話路線を求めてのこと…。
一体、麻生政権の思惑、戦略とは何だろう(あるとしたら)?通例の北朝鮮(外国)へ戦争か平和か(対話)を迫ることだろうか? 残念ながら、そういう正攻法のものとは見え難い。それより、国内政局向けの思惑がみえる。早い話、矮小だが、政権の浮揚・支持率アップ・選挙対策。世論対策…世論の動き、ブレにもよろうが。
そして、マスコミ・TVなども、本来任務を離れ、遺憾ながら、これに大挙・同調している現在。

他方、沖縄の石垣島には、米軍・艦船が入港を強行。秋田・岩手には、ミサイルが一時実戦配備された。なんと、東京都でも。石原知事もこれに賛同した?
更に、大本営(首相ら)は地下にもぐり、実戦配備された周囲には鉄条網さえ、敷かれた。しかし、肝心の国民はお構いなし。否それどころか、政府・自衛隊による4月4日のミサイル発射・大誤報で、日に2度も右往左往させられ、安心・安全を、大事な日常性を破られてしまった。
それのみではない。日本政府(の危機管理体制)のお粗末を世界に披瀝・発信してしまった。
 しかし、このお粗末、決して看過できるものではない。そもそも“迎撃”を目的にした配備体制だった筈。仮に、迎撃していたら、外国に着弾したら、それは先制攻撃と受け留められる。日本が戦争を招く危険を垣間見せた…。
このお粗末は、先日の中川前財務相の酔いどれ会見に、踵を接するもの。政府(麻生政権)の…表(強さ)と裏(脆さ)の落差は極めて著しい。
 この理は、…世界の指導者(権力者)には、ミエミエのことだろう。…組みし易し?とでも見えただろうか。

 ところで、問題は、私であり、われわれ(国民・市民)である。
 国民主権の世である限り、上位の決定権者として、私乃至われわれがいる。狂騒の中で、尚更強く思った。
 今般、政府による戦時体制の片鱗を認めた人々も多数いたろうと思う。
 平和の中(下)でなければ、十分享受できない人権。
 戦争、戦時体制を敷かれれば、縷々ご案内のとおり、人権尊重は重大な制限を蒙り、安心・安全も脅かされる。平和でなければ、人権も生活の豊かさも活動も、コミュニケーション(ネット)も自由を奪われる、その平和への思いを強くした。