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0190 末期戦中派はかく思う くぬぎ林 2008/04/01-11:26:29
「志衰えし日はいかにせましな」(三好達治)、「春が来たってなんになろ」(中原中也)という感じのこの頃ですが、でも生きている限り闘いはやめません。

現在の世相を見ると、政治家はいなくて、アメリカさんのいうとおり日本を売り渡す以外はなんの理想もない権力亡者の政治屋ばかりなのは困ったことです。

日銀総裁が空席になったと大騒ぎしていますが、大蔵官僚との密約とかで元大蔵次官を出して文句がついたのに、またわざわざ他の元大蔵次官を出すからいけないのです。
今総裁代行の白川さんをだせば、なんの問題もなく解決したはずです。それなのに自民党は、また駄目なのは分かりきった人を出して、民主党を悪者にしたかったようです。こんなつまらない政治屋的な劃策に夢中になっているのはなぜでしょう。

こんなことばかりしていると、今の若い人たちの閉塞感を
激しくさせるだけで、社会主義にも魅力を失った若者に、とんでもないことが起こることを望むようにさせてしまいます。2・26事件が起こったときのある種の民衆の支持を思い出します。

戦争を少しは知る私は、今のこういった状況はとても心配です。人間は自分の意思で生まれるわけにはいかず、死ぬのも,自裁する少数の実存主義者を除いては自分の意志ではないから、私は生死は人間の手を下すことではないと思っています。

それ故、人を殺すことは絶対反対で、戦争をすることはどのような事情でもなすべきことではないと思っています。

人類がいつまで続くか分かりませんが、私は日本人が大変好きとはいいませんが、日本の文化や自然は大好きなので、自分たちで滅亡に手を貸すことは反対です。百人一首のかるた取りだけでも世界に誇れるものです。

しかし、今の若い人に六十年も七十年も昔の戦争の痛みを分からすことは非常に難しいので、護憲は単なる現状維持志向にみえるかもしれません。
 
でも改憲反対が勝てば、暮らしが楽になると思いませんが、アメリカとの関係は相当変わり、日本人の生き方も少し変わり、金儲け以外の価値が生じて、現在の若者のなげやりの、ほんとうの恋愛もない生活感も少しは変わらないかと思っています。そして日本人の自然への深い関心も戻ってきてくれないでしょうか。星菫派の私としてはそう空想しています。