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0184 公益法人「みえない政府」 桃李 2008/02/11-02:01:23
いま、こういう法人は26000団体あるという。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/pdf/070717_5.pdf

公益法人に関する総務省の平成19年度の報告書を貼っておく。

ネットで調べると「ものつくり大学」にかかわる汚職事件が
すぐにでてきた。

さぁ、総務省の報告を見ていくと、私たちの税金が省庁、都道府県より公益法人に預けられ業務が委託が行われていることが分かる。

でもこの報告書から金の使い道が分かるのはここまでの流れ、そのさきが分からないではないか。

公益法人に入ったお金は、どんな人たちがどうに使いどういう方法でどこに報告されているのか。

例をあげる、人件費なら、年間給与だけでなく、どんな様々な雇用形態がある昨今、どんな雇用契約のもとにどう支払われているか。私たちはどうやって確かめ「納得のできる確認」ができるか。

26000にも団体が増えたらひとつ一つ確認していくのは大変なことで、逆に官の隠れ蓑、与党の都合の良い利用のされ方をしても、隠しやすい。

しかし、放っておいたら本当に必要なのかなぜなのか我々が知らないうちに、もっと増えていく可能性だってある。

公益法人を「みえない政府」と名付け気鋭のジャーナリストが書いた本。としてアマゾンに、岩波新書から出された本を見つけた。これから読もうと思っている。

http://www.amazon.co.jp/公益法人―隠された官の聖域-岩波新書-北沢-栄/dp/4004307260

それにしてもみなさん、26000もの公益法人、本当に必要だと?

私たちの税金が社会保険庁で見えないうちに使われていて、大変な問題になっているけれど、公益法人も「公益」と名前が付いているだけで、いいものなのだと中身も見ないで信じる。

それを見越して頭のいい誰かが言葉で目隠ししたその中身を、野党やマスコミはもっと調べて報告してほしい。

標榜していることがもっともだから。とか、役員が報酬をもらっていないからいい団体だ。との判断も安易にできない。

たとえば、役員が無報酬の団体が税金を受け取って、自分たちの団体の振興活動のために、400円のほとんど売れない本を10000部つくる。人件費、印刷費などで8千万円の税金を使い、本は売れずに無理矢理無料配布。うすぐらいどこかに山積み。

と似たような現実をちゃんと報告して欲しい。

公益法人についての質問書と回答
民主党の長妻明議員が出したものをみつけたがもっと詳しい質問をした議員がいるかもしれない。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a156001.htm

さて、公益法人は、この本が示すように「見えない政府」であり隠された官の聖域であるなら、金の使い方は、社会保険庁とおそらく余り変わらないと疑われても仕方がない。

ちょいと簡単に計算しても、仮に団体に5000万円を委託料として任せたら26000団体で13兆円になる。

いらないものは削って年金にまわせると思うのは私だけではないはずだ。