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0180 病を得て 千葉の菊 2008/01/15-00:20:54
私は昨年秋に頭の手術をし、その後の経過が悪くて救急車で市の医療センターへ運び込まれ、結局一月近くの入院となりました。
手術をした病院にも、その後運び込まれた医療センターにも、老人を中心に多くの人が入院していました。
思わず「これだけの人たちの医療費は一月にどれだけかかるんだろう」と考えてしまいました。
日本では毎年膨大な医療費が社会保険制度を逼迫させる一方で、多くの病院が経営困難に陥っています。
いったい膨大な医療費はどこへ消えているのでしょう?
今回、血液製剤によるC型肝炎患者への国による救済法が何故か議員立法で成立しました。
けれどもこの法で救われるのは肝炎患者のごく一部です。
この国では病気やケガについては患者本人の責任であり、医療費も基本的に本人負担です。(社会保険により負担は一部ですみますが、それでも入院、手術ともなると多額になります。また、一月当たりの自己負担限度額も定められていますが、制度の問題があり、私のようにふたつの医療機関で月をまたいだ場合は限度額の2倍を超える負担となりました。)
果たして、病気やケガは患者本人の責任でしょうか?
十歩下がって、医療行為によってかかった疾患や残った障害はどうでしょうか?
世界では多くの国が医療費を無料としています。
何故日本ではそれができないのでしょう?
また日本では、社会にとって不可欠な「医療」(「福祉」や一部の「教育」も)を何故「ビジネス」にゆだねているのでしょう?
疑問は大きくなるばかりです。