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0167 国や国会議員及び公務員は、「罪」を犯すか 蔵龍隠士 2007/10/15-03:08:26
☆ご参考
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 例えば、「舛添」「ダム」「3年(或いは水俣病)」「検定」「ワーキングプア」「200万」

 さて(本論です)、この実例には、事欠かないように思う。が、なぜか、敢えてなのか、或いは先祖帰り(日本国憲法のない、戦前の国家無答責時代に復古)したいのか、『公務員は、間違いをしない』とか、『行政機関は、違法行為をしない』とか、発言する政府高官がいる。絶えないというべきか、理不尽(不愉快)に思う。
 何より、この言動を、我々国民が無意識に受け入れてしまうとすれば、これほどの理不尽・不条理はなかろう。
 今日は、これに注意喚起したい、仮に我々の側に誤解があるとすれば、これを解きたい。故に、表現が触る…或いは少々羅列に及ぶが、お許し願いたい。

 最近、声高なのが、舛添厚労相による社会保険庁職員或いは地方自治体の公務員への「ドロボウ」呼ばわりであろう。当然ながら、地方自治体から反発が上がりもしたが。
 彼の言によれば、公務員が「罪」を犯すかについては『然り』となろう。但し、彼が『国が「罪」を犯すか』(『然り』)までは、俄かにはわからない。
 しかし、近くは、10/12「(滋賀県)永源寺第2ダム計画、国側(違法)敗訴確定 最高裁」が、あり。新聞紙面によれば、既に200億円が使われ、民間のダム推進者にも、困惑と怒り(後始末はどうする?)の声が上がっているとか、ある。
 「消えた年金」等、年金問題でもそうだと思う。
 本来の権利者から、(申請主義と5年の時効或いは25年間の資格不足で)受給権或いは掛け金を奪い、そのカネは誰のフトコロに入ったというのか。…政府及び国会多数派(及び官僚)の自由に出来る国庫に入ったのではなかったか。
 大「ドロボウ」は、誰か、マスゾエシに言葉を返そう。
 誰がこんな仕組みを作り、誰が不都合を知りつつも、決して変えようとしなかったか。銘記すべきではないかと思う。

 また、3年前に、10/14「<水俣病関西訴訟>最高裁判決3年 認定「二重基準」続く」との国への違憲判決があり、三権の一つにすぎない政府・行政は、「法の支配」に従わず、従おうともしていないという深刻な事実もある。
 長期政権に胡坐をかく、そんな例は、薬害等、枚挙に暇がない。

 沖縄戦の集団自決(強制集団死)・軍の強制に関わる教科書検定問題だって、そうですよね。否は否とハッキリいいましょう。(堪らんという切実な)声を上げることによって、政府の風向きが変わってきました。どのように、かは今後も監視し続けましょう。目的を遂げるまで。

 ところで、『行政機関は、そういうこと(違法行為)をしないことになっている』(福田康夫・官房長官/2002.5.29東京新聞)と言って、行政機関個人情報保護法に、“公務員への罰則”規定導入に抵抗した、事実もある。なぜ、嫌がったのか、興味深い!?。上位者の命令で、悪事にも手を染めてくれる…従順な役人への期待から?かどうか。

 もう一つ、指摘したい重要なことがある。それは、法律でもって、クロ(罪)であったものをシロ(無罪)とする、そういう政府や国会の行い(魔法?合法化)のあることである。
 議員らの待遇に関する、お手盛り法案(法律・条例)のあることは、周知の事実かと思うが、同じ手段を通じて(議会・多数により)、クロ(罪)をシロにが、実現している。

 直ぐ思い浮かぶのが、新たな身分(偽装請負まで)をつくった、労働基準法関連である。いわゆる格差問題の一つ。
 従来は、民間の職業紹介も派遣も請負も或いは(短期の)契約社員も、不安定雇用も、中間搾取・労働者に不利との故に「違法(クロ)」であった…。

 非人間的な「改革」は、直ちに改めよう。…法、制度、国会もそうだが、その過程を通じて、国民の常識・良識という奴も、これからは変わってほしい。自由主義・民主主義の実現を切に、願う。そして、しっかり政府・国会を監視をしよう。