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0111 隠ぺい体質 ごまめの翁 2006/10/09-10:08:07
先日、北海道の滝川で小学校6年生の児童が自殺しました。合掌。
 昔は子供の自殺は聞いたことがありません。日本の社会はどうなったのでしょう。
 考えると滝川市の教育委員、事が大きくなると自分達の責任になるので世間が静まるのを待っていたとしか考えられなく、隠ぺい体質の見本のようなものです。

 考えると、建前論者の日本は昔から隠し事は好きなようです。最近の日本列島は不正や悪でも見つからなければそれで良しという風潮が蔓延してしまい都合の悪い事や自分の不正や悪を隠そうとする。
 澄み切った社会の話を探すのが難しくなったのと比例して、地球の汚れが目立つようになった気がします。

 ご存じ私はテレビ人間なのでテレビは一日怒鳴りっぱなし。政治に関する放送で野党議員が「政府(担当省庁の官僚)に資料を請求するとひどい時は半数黒塗りにした資料をもってくる」と見せていました。政治家に渡すものが黒塗りと言うことは政治家にも見せられない物があること、言う事は国民には、隠していることはもっと多く有ると断言できます。

 私は政治の中では国民に隠さなければ成らないものは有ると思います。外交には国民に判ったら具合の悪い事も有ると思いますが、完全に秘密にしなければ成らないとすれば軍事の事でしょう。軍事では何でも公表しては戦など出来ない事は私たち年代のものは知っていますから此の様なことを書けるのです。
 ですから日本が軍備を持つと言う事はそれだけ隠し事が多くなるので、日本で一番隠し事の多い所は防衛庁でしょう。国民に分かれば大騒がせする様な机上演習はしていると思っています。

 わが国を見回しますと、民間では企業の脱税、修正申告、建築設計の偽造、粉飾決算。国家も地方も今まで隠ぺいしていた不正が彼方こちらで噴出しています。

 酔っ払い運転でも事故を起こさず見つからなければよいと堂々と運転していると言うことは、之も隠ぺいの一種と思います。

 兎に角、身の保全を考えるから隠し事をする。それが社会にどう影響するか、政治家やキャリア族、国民の模範とならない社会の上に立つ人々は、隠し事は絶対にしてほしくないのです

 親殺し、子殺し、殺人事件、この荒れた日本を正常に戻すには、隠し事のない政治の見本を国民に見せることから始まらなければと思う今日この頃です。
 しかし当の政治家さんはどうなのでしょう。