| 一昨日は私にとっては思ってもみないショックなことがあり、迂闊にもコラムの当番を忘れていました。
戦後60年も経って,私の弟妹達も皆それぞれ良い年齢に成っているのですが、60年前の弟妹の満州放浪時の確執が、未だに妹の心の中に残っていたとは、同じ兄弟でも戦時から終戦当時の満州を聞く事しか知らない・ごまめの翁・にはショックでした。この話も私が直接聞かず、家内を通して聞けたのは私にとって良かったかも分かりません。 実は8月24日のイラク裁判で個人尋問があり、昭和33年まで日本に帰れなかった元看護婦さんの個人尋問で弟妹の様な目にあった当時のこの元看護婦さんの証言を涙ながらに聞いていましたので、妹の話を聞いたそのショックは言いがたいものでした。
顧みて、現在の世界情勢はどうなんでしょう。裕福な巨大武力国家と宗教を軸とする異質の国家が自国のみの欲望のためとイスラム社会の確執などで、世界中でどれだけの善良な罪のない市民が犠牲に成っているのでしょう。
外国の軍隊の攻撃やテロで、親を失った子供。子供を失った親。兄弟姉妹それに仲の良かったお友達。この人々は何にも罪のない庶民です。戦争やテロを命令しているバカどもは、己は安全な処から命令をしているのです。 全世界から悲惨な人々を無くすには武器のない世界が絶対必要です。
そして戦争やテロを命令する彼等は地球のA級戦犯です。 何故なら科学や化学の発達と共に武器の発達が伴います。戦争は地球の遺産や自然破壊の元凶です。 近世の気象の異常現象は自然が人類に警告を発していると思うのです。私は思うのです。北極の永久凍土の溶解や海流の変化に集中豪雨の映像を見ていると、自然の神が人類に戦争は止めろと警告を発していると思うのです。ですから人類に最後の鉄槌を振り下ろさないうちに此の世から戦争を無くなさなければ一世紀後には…………。 日本の政治家、いや世界の政治を司る人間どもよ耳を澄ませて、地球の呻きを聞きたまえ。
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