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0080 雑感 ごまめの翁 2006/03/13-07:18:22
 近年、内外ともにいろいろ問題が多い。
 イランに対してアメリカは核兵器開発にもつながるウラン濃縮に武力干渉もじさない態度で、自国と行動を共にする国家を物色していると云うか脅しをかけている感じだ。核を持った国家が、核を持たない他国が己の国の安全のために核開発をするのは駄目だという論理は、不思議な感覚で、広島・長崎の原爆攻撃を正当化している姿勢と全く同じ感覚といわざるを得ない。数発の核攻撃を受けたらアメリカとてひとたまりもないと思っているのだろうが、世界130程国家で、核を持っている軍事大国の脅しにならない脅しに怯えている国は口には出さないが沢山あるだろう。

 また、ウラン濃縮をロシアが後押しをする動きをする。全く大きな軍を持っている国家の動きは全く理解のできない行動ばかりだ。

 政治にしても政権の勢いが増すのと比例してメディアや評論家が権力になびいている感じがして仕方がない。

 老人党のBBSでは自分の好みに合わない番組や評論者の番組は絶対見ないという方が結構多い。
 だが私は嫌いな奴ほど番組を見るように心掛けている。何故なら自分と反対の考えを見聞きする事によって、相手の心の中を覗くことが出来るからである。
 又、百に一つは良いことを言うのだから面白い。

 私は中曽根康弘氏は好きではない。しかし先日、TBSの時事放談で
「日本の国は完全に腐敗しきっている。政治家や官僚も不正を不正だと思わなくなってしまっている。財界も右へ習えで、其れが社会の隅々まで浸透して、原因不明な凶悪事件が毎日おきている。
 之を治すには、政治家や官僚が身を律して政治をすれば自然に社会の腐敗も修復できる。政治家や官僚が今の侭では何時まで経っても日本は良くは成らない」
要約すれば此の様な事を言っていた。之などは私の常々考えている事と一緒だ。

 処がへそ曲がりの、ごまめの翁は中曽根氏に政治家を辞めてからではなく、なぜ現役時代に言わなかったのかが聞きたい。口だけで良い事を言うくらいなら私でも言える。代議士時代は迂闊に喋ると言行不一致になるので話せなかったのだろうか。

 不思議な事に、自民党の引退議員は、現役と退役では言動が変わる.塩爺は、政治を離れて社会が見えてきた。と言っているのだが、白亜の殿堂は人間の正常な心を啄む悪魔が住っているのだろうか。