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0035 爽やかな反逆者;古田選手の2000本安打 流水 2005/04/25-10:10:55
ヤクルトの古田選手が2000本安打を達成した。捕手としては、野村選手についで2人目。大学・実業団を経た選手としては初めての快挙である。
彼の野球人生を見ると、【反逆者】としてのそれである。まず、眼鏡をかけた捕手(プロ野球選手として)は、史上初めてである。そのため、ドラフト会議にかかるのが、2年遅れている。
それから、捕手としての彼の体型。これまでの捕手は、ずんぐりむっくり(野村監督のような)が主流とされていたが、彼のスマートな体型は、捕手のイメージを変えた。

次に、契約更改に代理人を同行させたのも彼が最初。また、耳目に新しいプロ野球選手会のストライキを選手会長として行ったのも彼が最初である。
これだけ並べれば如何にもひねくれた反逆者のイメージが沸いてくるがそうではない。ドラエモンの「のびた君」に似た風貌がそうさせているのかも知れないが、如何にも真面目で真剣で爽やかな好青年という印象である。
彼の師匠である野村監督と比較すると、過去の反逆者と現代の秩序紊乱者の落差がよく見える。同じ秩序紊乱者としてのホリエモンと比較すると信頼感においては、格段の差がある。

政治の世界にも、古田のような「爽やかな反逆者」が必要なのであろう。