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0029 見えざる手と民主主義 海幸彦 2005/03/07-09:40:18
見えざる手に導かれる自由経済。一方、デザイン・機能・品質から販売数量・値段・販売先までを決める計画経済は、ロシアの実験で、大きな停滞と無駄を生んできたことが分かっている。ただし、見えざる手の原則が未来永劫に万能であるかどうかは分からない。アメリカ型の経済にも軍需産業という「計画経済」が存在する。政財界癒着による公共事業は一種の「計画経済」である。ロシアの実験も、実験の条件を変えたら…という可能性は否定できない。
経済が見えざる手に導かれているとしたら、政治は見えざる声にもとづかなければならない。「市場はいかなる賢人の知恵も超える」これは米連邦準備制度理事会グリーンスパン議長の言葉である。繰り返すが、議長の言う「市場」が万能であるかは分からない。しかし、それを超えるものを持っていないと感ずる人々の存在がそれを支えていることは確かだ。政治についてはどうだろう。私は次の言葉を掲げたい。「民意はいかなる賢人の知恵も超える」
西武・コクド、グリーンピア、ダム、干拓工事、道路、原発、基地、そして戦争、どれをとって見てもすべて民意が政治に正しく反映すれば起こりえなかった問題である。誰が西武・コクドの無駄・犯罪を認めたのか、誰がグリーンピア計画などを始めたのか、誰が無駄な公共工事に固執したのか、誰もが認める軍縮の道ではなく、なぜ基地や戦争が存在するのか。すべて原因は、民意が政治に届かず、民意に隠れてしたことであり、その結果がこれなのである。イラクの戦争にしても仕組まれたという説が強い。9.11もなかった(米当局の陰謀)という説すらある。日本人高官二名射殺事件についても、なぜか当局は十分な説明ができない。あらゆる問題が隠されている。あらゆる問題が一部の経済界と一部の官僚と一部の政治家によって取り仕切られている。それを許しているのは私たち国民なのである。
私たちは、正しい選挙制度を再構築して、政財界構造癒着・無駄遣い・国民財産横領集団およびその非合法政治委員会・自民党公明党政権を打倒し、新しい政府を持たなければならない。(以上、他のサイトに投稿したものを要約したものです。)