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0022 「国のために死ぬ」ということ 千葉の菊 2005/01/20-15:21:26
「靖国問題」について「国のために死んだ者を国が祀るのは当然」という意見があります。
日本国憲法の前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように」とあるとおり「国のために死ぬ」ということは「国のもたらした災いによって殺される」ということです。つまり「国のために死んだ者」は何も軍人ばかりでなく、老人や幼児も含んだ民間人もそうであり、さらに外国人ももちろん含まれるのです。
靖国神社を頂点とする「国家神道」の教義は「自国の戦闘行為は常に正しく、それに参加することは崇高な義務であるから、そのために死ねば、神として祀られる。これらの神を模範としてあとにつづきなさい」ということです。時の権力に対して盲目的な服従を求めるという点で「愛国心」というコトバとともに胡散臭さが見えてきます。
今の私たちに求められているのは「国のために」殺し、殺されることをいかに防ぐかということ以外の何物でもありません。