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0021 そして誰もいなくなった 宮天狗 2005/01/10-06:26:16
新潟県中越地方で起きた大地震の傷跡が癒えぬ間にスマトラ島沖に大地震と津波が発生、死者行方不明18万人に達する大災害となり、自然がひとたび暴れ出したときの恐ろしさをまざまざと見せつけられることになりました。
ならば正義の名の元に行われた戦争はどうか?第一次世界大戦における犠牲者は約850万人、第二次世界大戦に至っては約5200万人に上ります。その後60年間一触即発の危機をはらみながらも大国間の戦争が回避されたのは、悲惨な記憶を共有する人々が健在だったからともいえるでしょう。
いまやその記憶は遠い過去のものとなり、二度と戦争をしないと誓った日本国憲法もまた見直しを迫られています。皮肉なことに人類は地震や津波を制御するすべをまだ持たないが、人を殺傷する能力は格段に進歩しています。もし日本が巻き込まれるような戦いとなれば、世界は絶滅の危機に直面するに違いありません。いまこそ憲法九条の旗を高く掲げて全世界の範とするべきではないでしょうか。