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0004 【小選挙区制、半分だけの民主主義―幻の与野党逆転】 ウミサチヒコ 2004/09/16-22:15:50
昨秋の衆議院選挙において、有効総投票数を各政党の比例得票数で割り、定数480議席を掛けると自公239議席、民共社241議席となる。保守系無所属がいるので、単純に与野党逆転とは言えない。しかし、小選挙区+二大政党ブームの中、死票を恐れて小政党に投票することを泣く泣く諦めた有権者の行動心理を考え合わせると、衆議院選挙がもし仮に全て比例方式で行われていたら、確実に与野党逆転であった。
小選挙区の合計定数は180議席であったが、小選挙区において、各政党が1議席を獲得するのに要した平均得票数を政党別に見ると、自民党155千票、民主党207千票、公明党98千票、社民党1708千票、そして共産党は4586千票獲得したが、議席ゼロであった。小選挙区制は、有権者の意思を死票として葬り去る。ゼロ対1ではなく、もうすこしありのままに国民の意思が国会に反映されないものだろうか。ここに政治への無関心、無気力の原因がありそうだ。