| 一保守主義者の護憲 こんどのコラムでこんな大上段なことをいっていいかどうか分らないが・・・ 人間をその意志に関係なく存在させ、大抵はその意志に反してその命を奪い、かまきりに交尾のあと雌に雄を食わせる存在が人間を殺すのは、我々の善悪の基準を超える。 だが人間に人間を殺す権利はないと思う。同類同士が大集団を組んで互いに殺しあうのは、動物の中で人間だけである。しかも人間は自分たちだけ手と火を使って、自分たち全部を消滅させることのできる武器まで作り出している。これはとても悪いことである。 したがって、これを否定した日本国憲法は素晴らしいもので、世界に広めるべきメッセージである。だから、理由はなんであれこれを変えようとするのはとんでもない間違いだと思う。やたら国のため死ねる人間をつくる国などはないほうがいいのである。 まともな保守主義者はみんな、戦争なんかしないで楽しく暮らしましょう。外国が攻めてきたらすぐ降参しましょう。いまでも実質独立国ではないのですから。
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