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  新聞記事などの紹介(第十五期)
笹井明子    −    2017/08/01 22:41:38
新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットなど、各種メディアに載った興味ある話題や情報を紹介する場
0001  新聞記事などの紹介(第十五期) 笹井明子 08/01 22:41
 
新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットなど、各種メディアに載った興味ある話題や情報を紹介する場です。
 
0002 Re:  新聞記事などの紹介(第十五期) 猫家五六助 08/23 02:14
 
東京新聞、8/22付「筆洗」コラムを部分転載します。
全文は、こちら⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017082202000136.html

++++++ ここから ++++++
(前略)▼民進党代表選が告示された。水を差す気は毛頭ない。安倍一強の中、ライバル政党の不振は政治から緊張感を失わせる。それでも、三年間で三人目の代表選びと聞けば、(中略)、このチーム、劣勢になると味方から罵声と非難が飛ぶ。声援、助言はなく「あんな投手じゃだめだ」「交代交代」。見限って勝手に退団する選手までいる▼落ち着かぬチームでは観客は集まらぬ。前原、枝野両氏のどちらが次に登板するにせよ安定した投球でチームをしっかりまとめたい▼本塁打連発で一挙逆転などあり得ぬ。時間がかかっても1点ずつ返していく。それが政権の受け皿としての地力になる。「次の投手」もそろそろ尽きる。
++++++ ここまで ++++++

同日付の紙面には「民進党代表選の争点を巡る候補者の見解」として枝野・前原両氏の主張がまとめてある。この中で、私には前原氏の

「(共産党について)理念、政策が合わないところとの協力はおかしい」

との見解が硬直化した民進党を物語っているように感じた。

前原さん、与党に対する野党の存在意義は何ですか?安倍政権がデタラメ放題の今、民進党は何をすべきですか?国民へのアピールは何ですか?・・・どうも、民進党は一家そろって政党の本質を見失っているように思えます。

私は、民進党の本質が「第二自民党」「自民党の劣化コピー」だと考えています。

 
0003 尊い犠牲 猫家五六助 08/23 02:47
 
東京新聞、8/20付「コンパス」コラムを転載します。

+++++++ 「尊い犠牲」 ++++++++
 この時期になると10年以上前の出来事を思い出す。85歳で亡くなる晩年、祖父が病院で突然叫んだ。「歩けない奴は死ーねー!」。足が不自由になっていたので、自虐かと思った。でも違った。

 祖父はインパール作戦に従軍した。豪雨に打たれ、野草を食べて下痢便を垂れ流しながら、死臭の漂う泥濘(ぬかるみ)を歩いた。目をかけてくれた上官も、幼なじみも、みな死んだ。負傷や病気で歩けなくなることは死を意味した。それが「歩けない奴は死ね」なのだ、と思い当った。

 長年心の奥底に閉じ込めていたのだと思う。そして人生最後に脳裏によみがえったのは、泥の中で死んだ戦友だった。

 祖父は美化された戦記を嫌い、「壮烈な戦死」という表現について、こう書き残した。「死者を冒涜するつもりは毛頭ない。だがこのコトバに対しては抵抗感を持つ。少なくとも泥濘の中で雨にたたかれて死んでいった男たちに、鬼神も泣く云々の言葉は当てはまらない」

 「戦争というものの実態は、やはり弱者の視点に立ってみないと本当の姿は分からないのではなかろうか」

 今年も安倍首相は、全国戦没者追悼式で「平和と繁栄は、かけがえのない命を捧げられた皆様の尊い犠牲の上に築かれた」と述べた。「尊い犠牲」になりたかった人間などいたのか。
+++++++ ここまで ++++++++

 これは、靖国神社問題や特攻作戦の是非についても同様と感じる。戦死者が全員、靖国神社に祭られたくて命を投げ出したわけではない。お国のために爆弾抱えて飛び立ったわけではない。

 しかし、靖国神社や特攻隊員を神聖化・聖域化する人々は「日本のために散華した軍人を冒涜するのか、謝れ!」と叫ぶ。靖国神社へのA級戦犯の合祀を正当化する。それにより太平洋戦争で大本営発表した軍人、無謀・無責任な作戦指揮した軍人の責任追及をうやむやにしようとする。

 それゆえ、戦後72年の現代でも「戦闘状態」の日報を保身のために隠匿する自衛隊幹部、自衛隊員の命を粗末にする政治家が生き延びている。
 
0004 民進党代表選、前原氏vs枝野氏の主張 笹井明子 08/25 17:45
 
記事【0002】の中で猫家五六助さんが、前原さんの「「(共産党について)理念、政策が合わないところとの協力はおかしい」という見解を紹介し、この見解が『硬直化した民進党を物語っているように感じた。・・・どうも、民進党は一家そろって政党の本質を見失っているように思えます。私は、民進党の本質が「第二自民党」「自民党の劣化コピー」だと考えています。』と書かれていますが、言及された東京新聞の記事は、前原氏と枝野氏の見解の比較=争点を紹介しています。

それによれば、
■野党連携(共産党との連携):
前原「理念、政策の合わないところとの協力はおかしい」
枝野「一致できる範囲で最大限努力」
■小池知事・小池新党の評価:
前原「小池都政を一定の評価」
枝野「小池(若狭)新党は自民党の補完勢力」
■消費税:
前原「子育て、医療、年金の恒久財源の担保のため逃げずに議論」
枝野「消費不況の現状で上げられる状況ではない」
■脱原発:
前原「2030年代の原発ゼロを目指す」
枝野「一刻も早い原発ゼロを目指す」
■改憲:
前原「憲法の議論をリード。安保法は違憲」
枝野「積極的に議論を進めるものは今はない。安保法は立憲主義を破壊」

このように、2人の立場、見解は大きく異なっています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017082202000126.htm
l


それだけに更なる分裂の可能性も孕んでいるともいえますが、現在両者は積極的に公開討論の場や、市民グループとの対話の場を設け、代表選をお互いの主張のすり合わせ、ウィングを広げるチャンスという強い覚悟で臨んでいるように見えます。

私は、私たち市民が外野から「あれもダメ、これもダメ」とダメだしに精を出しているばかりでは健全野党は育たないと思い、ここ2年来、民進党のサポーター登録をしているので、代表選もありますが、今回は比較的私の考えに近い枝野氏に投票しようと思います。

ちなみに、枝野氏の基本政策は以下で見られます。
http://edanoyukio.com/article_20170823.php

与党時代の失敗(と成功)の体験を生かして、骨太の党再生に向けて是非とも頑張って欲しいと思っています。
 
0005 NHKスペシヤル  戦後0年 東京ブラックホール 流水 08/25 21:29
 
NHKスペシヤル
「戦後0年 東京ブラックホール」

最近のNHKは、素晴らしい。8月20日、日曜日に公開されたNHKスペシヤルも素晴らしかった。
戦後すぐの東京を米国の公開した資料・映像をもとに再現したこの作品は、今まであまり知られていなかった事実やこれまであまり公開したくない事実もあえて公表し、事実を事実として提供しており、出色のできだった。

フィクシヨン(主人公が現在からタイムスリップする設定)を交えたノンフィックションの構成だったが、戦後すぐの東京の悲惨さも、何もない所で生き抜く人々のたくましさも、米軍の横暴さも、大変よく伝わった。

そして、これが一番重要なテーマだと思うのが、戦後0年には、すでに現在との連続性が垣間見えている点である。

この点にテーマを絞って書いてみようと思う。

●第一のテーマ⇒ 戦後すぐは、食糧難、物資難と言われていたが、本当にそうだったのか。

@米軍は、日本には食料も物資もお金もあると考えていた。⇒米軍の諜報機関がそのように報告していた。⇒ところが、現実に占領して見ると、大変な食糧難だし物資もお金もなかった。⇒日本の指導層は、ポツダム宣言受諾後、それらを隠匿するように指示していた。⇒陸軍・海軍・大蔵省や内務省など様々な所で物資の隠匿が行われた。この作品では、東京湾に沈められた金塊が引き上げられた場面が出ていた。⇒東京地検特捜部は、この隠匿物資を捜索するためにGHQが命じてつくられた組織。 

※この隠匿物資の多くは、国民から供出されたもの。(欲しがりません、勝つまでは!という標語の下、国民はなけなしの財産を国家に差し出した)それを国家組織が私有物のように隠匿し、それが闇市などに提供された。勿論、膨大な儲けが生まれたのである。後に保守政治のフィクサーとして君臨した児玉誉士男がのし上がった要因は、海軍などの隠匿物資を隠し持っており、それを自由党などにばら撒いてスポンサーになった事がきっかけ。

●ここでも国民は良いように騙され、食い物にされたのである。

A 戦後日本政府が最も恐れたのは、性犯罪の頻発である。この為、いわゆるパンパンと呼ばれた売春婦の横行もある程度大目に見ていた。(時折取り締まる)彼女たちの生態を描いて有名になった小説が、田村泰次郎の【肉体の門】であり、歌謡曲では菊池章子の【星の流れに】である。

しかし、彼女たちの相手は下士官や兵たちで、上級将校ではなかった。上級将校のお相手をする女性たちをスカウトしたのが、RAA(Recreation and Amusement Association)。

日本語では、「特殊慰安施設協会」と訳されているが、体の好い慰安婦【売春婦】である。この募集を日本政府が行ったのである。一説には、5万人以上の女性が集まったようである。もちろん、本当の仕事内容は伏せていた。

まあ、従軍慰安婦がどうのこうのとか難しい議論をする人がいるが、戦後すぐの日本政府が、売春宿を経営したようなもので褒められた話ではない。

★軍の性処理の問題は、古今東西どの指導者も悩んだ問題。これを無かった事にする論は、無理がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E6%85%B0%E5%AE%89%E6%96%BD%E8
%A8%AD%E5%8D%94%E4%BC%9A


さらに銀座では、米軍将校向けのクラブが林立。楽団と踊り子は日本人が入れたが、客としては日本人は入れなかった。たとえば、原信夫とシャープス&フラッツなどが活躍した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E4%BF%A1%E5%A4%AB

その他、雪村いずみとか江利ちえみなど戦後を代表する歌手が、歌っていた。

さらに、皇居前広場では、一般の日本女性と米兵が多く交際していた。米兵向けの雑誌などには、皇居前広場に行けば、今で言う【ナンパ】が出来ると紹介されていた。

この類の話は、あまり紹介したくない話になるが、今回のNHKでは積極的に紹介していた。「国破れて山河あり」ではないですが、銃後を守った女性たちの肩には、家族や子供たちの生活がのしかかっていた。戦後の教育ではなく、戦前の教育で生きてきた女性たちです。夫を亡くし、家も焼かれ、それでも生きていかなければならない彼女たちが出来る事は限られていたのです。理念や綺麗ごとだけでは生きていけない厳しい現実があった。

当時、世間を騒がせた猟奇的殺人鬼に小平義雄という男がいた。彼は、買い出しに出かけた女性に声をかけ,凶行を繰り返していた。当時の社会情勢が良く見える事件である。
https://matome.naver.jp/odai/2144133638405311001

B占領米軍の費用⇒GHQが接収した建物・家屋は約700戸。占領米軍将校などが住んだ。特に一般家屋は、当時水洗トイレなどが完備していた上流階級の家屋を接収したのが多かった。それらの生活費用の一切は日本政府が持った。銀座でのクラブ通いの費用なども日本政府が持っていた。

つまり、米占領軍の費用の大半は日本政府が持っており、彼らは廃墟と化した焼け跡の東京で優雅な生活を送ったのである。現在の駐留米軍の豪奢な生活と傲慢な姿勢は、いまだ占領軍の記憶を引きずっているのである。

美空ひばりが「悲しき口笛」で歌った「丘のホテルの赤い火も」という歌詞は、当時、占領軍の将校たちが接収したホテルや住宅が、横浜の高台にあった。夜、ホテルや家々に灯りがともり、別世界のような明るさを誇っていた。ところが、高台の下では、街灯もなく、薄暗い夜道を、帰る家もなく、とぼとぼと肩をすぼめて歩く占領下の日本人がいたのである。ひばりの歌がヒットしたのは、その光景が、戦後すぐの日本人の心象風景にぴったり合ったからであろう。

実はこの光景。黒澤明監督の作品で、山崎努の出世作【天国と地獄】で意図的に使われていたと、わたしは思っている。高台にある三船敏郎の豪華な家を毎日見ている惨めな自分の暮らしが、「誘拐」の引き金になったとしていた。黒澤明の脳裏にあったのは、戦後の米兵たちの豪奢な暮らしと敗戦国国民の惨めさの落差ではなかったか、と考えている。

わたしは、戦後の日本人、特に東京・横浜など大都会に住んでいた日本人の生きるバネが、美空ひばりの「悲しき口笛」の風景ではなかったかと考えている。その意味で、文字通りの戦後日本人の【原風景】がこの番組にはあった。

さらに、この番組が素晴らしかったのは、占領軍に擦り寄り、自分だけがうまい汁を吸おうと試みている醜い旧陸軍将校の話も描いている点である。

たとえば、服部卓四郎大佐。戦後、ウイロビーの「戦史調査部」に協力、その裏の業務として彼の命令で【日本再軍備研究機関】として【服部機関】を設立した。戦後の再軍備には、彼が大きくかかわっていた。
その他、辻正信などもそうである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%8D%E9%83%A8%E5%8D%93%E5%9B%9B%E9%83%8E

この種の問題で忘れてならないのは、NHKスペシヤルでも放映された「陸軍731部隊」である。この中心人物である石井中将など関係者は、CIAやGHQ関係者と接触し、【人体実験データ】を提供するかわりに、戦争裁判からまぬかれたのである。
これについては、改めて、書こうと思っているが、731部隊の研究に協力した多くの医学者(東大・京大など)は、戦後医学界の権威者として君臨した。彼らもまた、占領軍に協力し、自らの延命を図ったのである。

◎このような占領軍の費用の出方などを見ていると、現在の日米安保条約の「地位協定」の不平等さの淵源は、占領期に合った事が良く分かる。なにしろ、女性の提供まで国が行っていたのですから。
「隠匿物資」の話。米国に擦り寄る服部卓四郎や辻正信のような軍人。お前たちのためにどれだけの人間が死に、どれだけの人間が惨めで悲しい思いをしているのか、と詰りたくもなる。

・・・開戦時の陸軍の作戦は多くが、辻―服部―田中のラインで形成されることになった。
1942年(昭和17年)8月に始まったガダルカナル島の戦いにおいては、現地を視察した際、「補給路が確立されつつあり、この点について問題なし」
と虚偽の報告をした。

結果、陸軍は3万人以上の部隊を投入したが、撤退できたのは僅かに1万人足らずであった。この時の約2万人の損害のうちの15000人は、餓死と戦病死(事実上の餓死)だったと推定されている。・・ウイキペデイア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%8D%E9%83%A8%E5%8D%93%E5%9B%9B%E9%83%8E

ガダルカナルの地獄の戦争を闘った兵士(たとえば、水木しげるは、この戦いで片腕を失った)からすれば、「何だ、この野郎」という話である。彼らが、国民を洗脳した「鬼畜米英」の理念はどこに行ったのか、と言う話である。

これもまた、指導者の無責任の原型のような話である。戦前賛美を続ける【日本会議】流の極右連中に問いたい。君たちは、焼け野原と化した東京を是とするのか。この責任は誰が取るのか。
この映像を見ていると、『一億総懺悔』などというまやかしの論理が、どれほど酷い論理かと言う事が良く分かる。

 
0006 NHKスペシアル 戦後0年東京ブラックホールー(2)戦争孤児について 流水 08/25 21:33
 
NHKスペシヤル
「戦後0年 東京ブラックホール」(2)ー戦争孤児についてー

前の投稿では書ききれなかったが、「戦争孤児」の問題は、どうしても語らなければならない。戦後すぐの東京を御存じの方には常識だが、上野公園は、浮浪児の巣窟だった。この作品にも、多くの浮浪児の映像が収録されている。

しかし、この浮浪児たちのその後については、わたしたちはあまり知識がない。しかも、よくよく考えて見れば、「戦争孤児」と「浮浪児」とどう違うのかも、判然としない。戦争孤児たちが積極的に語ろうとしなかった事もあるが、わたしたちの知識の無さ、知ろうともしなかった無関心が大きな要因だろう。しかも、事実を知れば知るほど、戦争孤児たちは、戦後の【棄民】そのものだった事が明らかである。戦争孤児の歴史は、彼らの高齢化とともに、戦後の闇の彼方に消え去ろうとしている。
【戦争孤児】とは、という研究がある。http://www16.plala.or.jp/senso-koji/

戦争孤児についての数すくない研究である。この研究に従って、「戦争孤児」について、少し書いてみたい。

まず、「戦争孤児」の定義:
・戦争に起因して孤児になったものを総称していいます。
例えば空襲、原爆などで、両親を殺された戦災孤児。外地からの引き揚げ中に孤児になった引揚孤児。焼け跡をさまよう棄迷児。空襲で両親が行方不明になった児童。戦争中、医薬品不足のため両親が病死した孤児などです。・・同上書

●戦争孤児の数⇒昭和23年2月1日の厚生省の「全国孤児一斉調査」では123、511人の戦争孤児がいた。その中で施設に収容された孤児の数⇒12、202人。⇒全孤児数の約1割。それも大半は、民間施設。

●残り9割【約十万人以上】の孤児はどうしたか。
(1)親族に引き取られる(戦後その多くは困窮)⇒邪魔者扱いや犬猫のように扱われたケースが多い。
(2)知人に引き取られる⇒同様な扱いを受けるケースが多い
(3)養子縁組でもらわれる⇒戦後、男手不足のため、深刻な人手不足の現状を解消するために、ほとんどが安価な労働力(奴隷労働)として、酷い扱いを受けた。

※戦争孤児⇒圧倒的に小学生年代の子供が多かった。理由は明白。学童疎開で地方に分散している時に、大都市が空襲を受け、両親兄弟が死亡したケースが多かったからである。

※国の収容施設の圧倒的不足。ほとんど何もしていないに等しい孤児対策。上記の9割の孤児たちの酷い生育環境。⇒当然、自殺したり、逃げ出したりする子供が増えた。⇒住む家をなくした子供たち=「浮浪児」の増加と言う訳である。

上記の昭和23年の厚生省「戦争孤児調査】は、米軍のフラナガン神父の指摘で嫌々ながら厚生省が調査したもので、もし、神父の指摘がなかったら、何の調査もしなかった事は確実。しかも、この調査結果は、国の孤児対策、浮浪児対策に生かされなかった。⇒完全な「棄民政策」
これもまた現在の安倍政権下で、復活しつつある厭な官僚組織の伝統である。

◆孤児の種類と数
(1)戦災孤児⇒28、247人 (2)引き上げ孤児⇒11、351人
(3)一般孤児⇒81、266人 (4)棄迷児⇒2,647人
この中で、(3)の一般孤児とは、(1)(2)(4)以外の孤児と定義されているが、数が多すぎる。どうも、戦災孤児などの範疇に入るものを、一般孤児に入れている可能性が高い。

つまり、厚生省【旧内務省)は、意図的に戦争孤児や引き上げ孤児の数を少なく見積もり、国の責任を回避しようとした形跡が濃い。 私は、当時の厚生省は、内務省から分割されたばかりであり、旧内務省の【寄らしむべき、知らしむべからず】という戦前の官僚意識が色濃く残っていたと思う。こういう調査をしたがらなかったのも、自らの責任回避意識が強かったと考えられる。


◆ 戦後は地獄の始まり
さて、ここからが本題である。最初に書いたように、「戦争孤児や浮浪児体験」を持つ人々は、戦後ずっと自らの「戦争孤児体験」や「浮浪児体験」を隠して生きてきた人が大半である。それは、広島原爆被爆者が、自らが被爆者である事を隠さなければならなかった酷い【差別体験】があったのと同じ構造である。
誰も好き好んで【戦争孤児】になったわけでもなく、誰も好き好んで【浮浪児】になったわけでもない。彼らが受けた「差別」の数々。この心の傷は、終生癒える事はない。

【何故、両親と一緒に死ねなかったのか】
学童疎開中に両親家族を失い、【戦争孤児】や【浮浪児】にならざるを得なかった人々が異口同音に語る言葉である。
「リンゴの唄」に象徴されるように、戦後の青空は、自由と民主主義の象徴だと言う人も多いが、彼らから言わせれば、『戦後は地獄の始まりだった】と言う事になる。

私たちには分からない【戦争孤児】や【浮浪児】の悲惨な体験をいくばくかでも追体験できるドキュメンタリーが以下で見える。戦争で最大の犠牲を払うのは、いつの世も、女性・子供・高齢者の弱者である事が、改めて認識させられる。

※NNNドキュメント「戦争孤児たちの遺言 地獄を生きた70年」 
http://www.ntv.co.jp/program/detail/21839061.html

※https://www.youtube.com/watch?v=dAtzproL_KI
戦争孤児たちの戦後史




 
0007 Re:  新聞記事などの紹介(第十五期) 猫家五六助 09/05 20:49
 
東京新聞の連載「この道」ですが、8月29日に作家・阿刀田高(あとうだたかし)さんの執筆が完結しました。

その最終回、阿刀田さんが私の心に残る文章を残しましたので転載いたします。

++++++(第72回)究極の理想 +++++++
 少しく”小さな説”を離れよう。

 昭和20年の秋遅く、快晴だった。私は小学5年生、新潟県の長岡に住んでいた。学校の先生から、
 「もう日本は戦争をしないんだ。軍隊も持たない。憲法で決めるらしい」
 と教えられた。

 長岡は空襲で市街の4分の3を失い、みんなが悲惨な、とげとげしい日々を送っていた。私は戦時中こそ軍国少年で、”兵隊になって天皇陛下のために死ぬんだ”と思っていたが、次第に、
 −日本は勝つのかな。こんなひどい戦争やってていいのかなー
 疑いを抱いていたし、育った家庭が比較的進歩的だったから戦後は平和な日本を願っていた。先生の言葉を聞いて胸のつかえが晴れ、そのときの清らかな青空が忘れられない。”崇高な理想を深く自覚”し”諸国民の公正と信義に信頼して”まる腰になることを知ったのはもう少し後だったろう。

 「わるい奴に攻められたら、どうする」

 それを訴える仲間もいたし、私自身も考えた。そして結論は、
 −その時は死ぬのだー
 つい先日まで天皇のために死ぬ覚悟があったのだ。理想のために死んで、なにがわるかろう。青い空のイメージと共にこの思案はずっと私の中に残り続けている。まったくの話、赤紙一枚で召集され、なんのためかもはっきりせず犬死したケースは山ほど聞かされていた。高い志のため国際社会の蛮族に殺されても仕方ない。

 まともな大人の考えとして、平和憲法を守ること、それも命がけなのだ。ひどい侵略があれば無力である。国際協調は死にものぐるいでやって行かねばなるまい。が、憲法9条は人類が到達すべき究極の理想なのだ。軽々には損なえない。

 私は個人の倫理として”人を殺すぐらいなら自分が死ぬ”と(本当に実行できるかどうかはともかく)信じている。同意する人もいるだろう。同じことを国家の倫理として言うのは・・・政治家はむつかしかろう。しかし小説家は「まさかのときは死ぬのです」と、これは個人的な”小さな説”だろうか。
+++++++ ここまで ++++++++++

 日本国憲法の整合性がどうの、現状に合わないからこうの、と近視眼的なことをいう人たちへ。日本は戦前・戦中の皇軍・軍国思想でムダ死にを強いられ、どのような結末を迎えたのか。終戦直後、何を誓って平和憲法をつくったのか。脳ミソに叩き込んでください。

 特に、そこの安倍晋三坊クン、マンガとナチス好きな麻生太郎チャン。
 
0008 中立国(スイス)の外交の一端を見て 厚顔 09/06 00:09
 
先日来北朝鮮問題が緊迫して来る中で、日本も永久平和と国民の安全を守るには永世中立国を目指すべきではと述べてきましたが、滅多にニュースに載らないスイス外交の一端がロイターの記事にありましたので下記に紹介します。尚日本(島国)とスイス(ヨーロッパ大陸)は地勢条件も違うので徴兵制などを模倣をする必要は無いと思います。また徴兵制が中立の条件でもないでしょう。

但し中立ですから侵略されたら他国の軍事援助は期待できませんから自助(自衛)努力は不可欠。日米安保条約とどちらを選びますかと言うことでもあります。また中立と日米安保ではどちらが平和を守れるかを洞察することでもありましょう。

畢竟護憲目的は護憲のためではなく平和・基本的人権・国民主権の護持のはずであり、護憲では行政が司法(裁判官)の人事を握っている状態が続き、基本的人権維持は常に危うく、また日米安保条約容認では平和維持に画竜点睛を欠くことは、今万一、米と北朝が戦争となれば日本は日米安保条約のために戦争に巻きこまれることは明らかになり、憲法9条即ち日本の戦争放棄の限界が見えてきます。これらを解決し平和を守るには日米安保を破棄し永世中立国スイスの様な国体(完全模倣ではない)がベターの様に思う次第です。

https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-swiss-idJPKCN1BF1B2
[ベルン 4日 ロイター] - スイスのロイトハルト大統領は4日、北朝鮮情勢を巡る問題の解決に向け、仲介役を務める用意があると明らかにした。 
大統領は記者会見で、スイス軍は韓国と北朝鮮の国境付近に配備されており、スイスはスウェーデンと共に中立的な外交の長い歴史があると指摘した。 

中国と米国は責任を果たす必要があるとし、北朝鮮の核実験に「過剰反応」しないよう求めた。 

北朝鮮に対する制裁は国民に打撃を与える一方で、核開発を断念させるという目的に対して「あまり多くの変化をもたらさなかった」との見方を示した。 

その上で「今こそ対話の時だ。われわれは仲介役を申し出る用意がある」とし、「今後数週間で米国と中国がこの危機にどう影響力を行使できるかが重要な鍵となる。だからこそスイスやスウェーデンには舞台裏で果たせる役割があると考えている」と強調した。 

具体例として会談に適切な場所を見つけることを挙げ「これは秘密裏に行う必要がある。ツイッターは適切な手段ではない」と述べた。 

「北朝鮮情勢は懸念すべき状況だ。関係国はスイスで交渉し、軍事的ではなく政治的な解決策を見出すことが可能だ」と訴えた。 

ただ10月に中国共産党の党大会を控えていることから、交渉には理想的な時期ではないと指摘し「おそらくこれも北朝鮮の計画の一部だろう」との見方を示した。 

北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党委員長はかつてベルンに留学していたことがある。 

 
0009 神戸製鋼所と安倍首相の同体質 厚顔 10/11 17:56
 
大手鉄鋼メーカー神戸製鋼の品質隠蔽誤魔化し体質が昨日辺りからニュースになっている、株価も連日のストップ安で、この先どこまで拡大するのか不安視されて居る。

それについて今日の朝日新聞デジタルニュースは次のような見出しである。

『神鋼、品質軽視の体質 データ改ざん「暗黙の了解」か』

http://www.asahi.com/articles/ASKBB4303KBBULFA00W.html?iref=comtop_8_01

ところで安倍首相の経歴をウイッキペディアで観ると、前職は神戸製鋼所社員となっている。そして現在の首相の体質は新入社員時代にたたき込まれたのではないかと思われるような、「加計・森友問題隠し」に符合する。但しどちらが鶏か卵か分からないが、どちらも根深い問題である。

いずれにしろどちらも国民には迷惑な話である。
しかし有権者には参考になる一件であろう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89


 
0010 (右派・左派の)棲み分け 猫家五六助 10/17 18:44
 
東京新聞10/16付け「本音のコラム」宮子あずささんの記事を抜粋いたします。お題は「棲み分け」。

+++++++++++++
(前略)
 今回改めて思ったのは、リベラルな市民の間では、東京新聞はとてもメジャーな新聞であること。言うまでもないが、新聞にはそれぞれのカラーがあり、東京新聞は左派的。一方、右派と言えば、産経新聞。それぞれ読者から選ばれ、棲み分けが存在する。

 そんな中で、私が気になるのは、ネットにおける産経新聞のパワー。無料で読める記事が多く、若年層への影響はとても大きいと思う。なぜなら新聞を購読せず、ネットでニュースを読む人が多いからである。

 左派たたきの記事の多さを見るにつけても、これをうのみにしたら・・・と怖くなる。せめて違う考えもありうると分かってほしいものだ。

 棲み分けはいったん固定すると、異質な考えを排除し、独善的になる。これを避けるには、まず自分の偏りを認めなければならない。
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 私もYahoo!ニュース経由で見る、最近の産経新聞”ネットニュース”(産経新聞、産経デジタル)は酷いと思っていました。メディアは権力を監視する・・・なんて姿勢はさらさらなさそう。特に、TBSテレビをあからさまに狙い撃ち。

【突然「2人でもりかけ!」 安倍首相「イヤホン大丈夫?」…“因縁”のTBSキャスターに反撃?】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171009-00000517-san-pol
→”もりかけ”問題を聞け!と指示しちゃいけないの?

【安倍首相の遊説妨害 「なぜTBSは至近距離で撮っているのか」和田政宗・参院議員】
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/171008/plt17100809300002-n1.html?utm_
source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

→なぜ、逃げ回っている安倍首相の撮影を自粛・忖度しなけりゃいけないの?

【TBS「サンデーモーニング」 野党に投票促すかのような発言?】
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/171015/plt17101515310008-n1.html
→”批判”は”不公正”にすり替えちゃうの?

 しかも、タイトル・見出しの語尾は「〜?」マークで逃げている。天下の産経新聞が無責任なネットニュースと同レベルなんだから。

 まぁ、読売新聞にも同様な政権寄り、安倍ヨイショの姿勢が見られますが。
 
0011  日本にまでフェイクコメントを持ち込むな 厚顔 01/19 22:54
 
19日のNHKウエブニュースによれば、アメリカのハガティ駐日大使は、アメリカ軍のヘリコプターが、沖縄県宜野湾市の小学校の上空を飛行したことについて、『「この情報は誤りだ。調査チームがレーダ−の分析なども行って何が起きたか調べたが、ヘリコプターは小学校の上空は飛行していない」と述べ、日本側の指摘はあたらないと主張しました。』と報じている。
(下記URL)

小学校の上空を飛んでいるヘリの姿は日本の沖縄防衛局も小学校も映像に撮り確認しているにもかかわらず、このような事実を公然と否定する米国大使の姿勢は一体何なのか、否応無くトランプ大統領の、自分に都合の悪い事実は全て否定する手口が、沖縄米軍、日本の米国大使館内にも蔓延しつつある証ではあるまいか。

外務省はハガティ駐日大使に、『嘘は泥棒のはじまり』という日本の子供向けの教訓(諺)を教えてやれ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180119/k10011294311000.html?utm_int=news_co
ntents_news-genre-politics_002


米大使「小学校の上空は飛行していない」

アメリカのハガティ駐日大使は、先月、アメリカ軍のヘリコプターからグラウンドに窓が落下した沖縄県宜野湾市の小学校の上空を、18日、アメリカ軍のヘリコプターが飛行していることが沖縄防衛局などによって確認されたことについて、「この情報は誤りだ。調査チームがレーダ−の分析なども行って何が起きたか調べたが、ヘリコプターは小学校の上空は飛行していない」と述べ、日本側の指摘はあたらないと主張しました。(以上記事)
 
0012  日本にフェイクコメントを持ち込まれた理由   厚顔 01/21 16:58
 
前投稿で、アメリカのハガテ駐日大使がアメリカ軍のヘリコプターが沖縄県宜野湾市の小学校の上空を飛行した事実を公然と否定したことについて(下記url)、「トランプ大統領の、自分に都合の悪い事実は全て否定する手口の連鎖ではないか。」と述べたが、もう一つ次の理由が考えられる。

それは安倍首相が国会答弁で森友・加計問題について公然とフェイク答弁をしていると見通され、米大使に自分がフェイクコメントをしても、少なくとも安倍首相には批判できないと判断されたのではあるまいか。防衛大臣は非難しているが、軽重の大きさが違う。

米大使「小学校の上空は飛行していない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180119/k10011294311000.html?utm_int=news_co
ntents_news-genre-politics_002

 
0013 北朝鮮の微笑み外交を批判し、屈したか安倍首相 厚顔 02/09 22:30
 
韓国平昌オリンピックへの北朝鮮の参加交渉を、「微笑み外交」として厳しく批判していた安倍首相が、『9日午後、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領主催の五輪歓迎レセプションに出席した際、北朝鮮の金永南氏と握手し言葉交わした。」と、韓国大統領府が明らかにした。』旨、朝日新聞デジタルニュースに報じられている。
  https://www.asahi.com/articles/ASL296JYJL29UTFK01S.html?iref=comtop_8_02
2018年2月9日20時02分

これまでの安倍首相の北朝鮮批判の言動からは信じられないことである。首相として、洞察力がないと言うか、節操がないというか、言行不一致というか、恥ずかしい。握手するなら今後批判するな、批判するなら握手は何だったのかが問われる。

いずれにしろ首相の任務は平和外交に基づく拉致被害者の返還交渉が第一であろう。それが北朝鮮との緊張を煽り、日米軍事強化に利用転化しているように見えてならない。

今オリンピックのテレビ中継の開会式でジョンレノンの『イマジン』が唱われているが、スタンドに居る安倍首相は朝鮮民族の分断をどう感じているのだろうか。

米国は自国の軍需産業のためには現状がベターと思っているかも分からないが、日本の首相として両国の平和統一をトランプ米大統領に訴える役を担う発想はないのであろうか。
 
0014 「安倍さんの改憲で、これからどうなるの?」 03/08 10:24
 
新聞記事ではありませんが、情報として拡散してください。

1000人委員会リーフレット「安倍さんの改憲で、これからどうなるの?」
http://www.anti-war.info/information/1712111/

ここからリーフレットデータにも行けますので、印刷もできます。
画面で読もうとすると、途中から逆さまになっちゃうので、回して読んでね。

「地域・職場での学習、街頭宣伝に、ぜひご活用ください。お申込みいただければ、ご希望の枚数お分けいたします。
たいへん恐縮ですが、送料のみご負担ください」ということです。
 
0015 9条改憲、「二項を残して空洞化」「日本会議」関係者案 笹井明子 03/24 15:54
 
***
9条改憲で、「日本会議」関係者 首相提案前に同様案

 自民党がまとめた自衛隊を明記する九条改憲案を巡っては、以前から改憲勢力の間でよく似た提案がなされてきた。安倍晋三首相が昨年五月、戦力不保持を定めた二項を維持して自衛隊を書き込む案を掲げる前にも、保守系団体「日本会議」の関係者らが同様の案を提唱。「二項を空洞化させる」「「普通の国家」になる」との狙いも掲げられている。
 
 日本会議の政策委員で、首相のブレーンとされる伊藤哲夫氏は2016年9月、自ら代表を務めるシンクタンク「日本政策研究センター」(東京都)の機関誌で「残念ながら世論の現状は『戦後レジームからの脱却』といった文脈での改憲を支持していない」と指摘。そのため当面九条二項を維持し、「国際法に基づく自衛のための実力を保持する」との三項を加えることを提案した。
 
 同年十一月の機関誌は、別のセンター幹部による寄稿を掲載。「速やかに二項を削除するか、自衛隊を明記した三項を加えて二項を空洞化させるべきだ」と主張している。
(略)
 伊藤氏らの案が首相提案につながったかどうか、同センターは明確な見解を示していない。
***
(3月24日東京新聞朝刊)

ははん、やっぱりね。安倍政権とそれを支える人たちって、自分たちの望む形に国を作り変えるためには、虚偽を交えること、一般国民を騙すことに何のためらいのない集団なんですね。

今起きているモリ・カケ問題しかり、自衛隊の日報問題しかり。国会の場で日々白昼堂々と騙しの手法を使い続けてはばからないのですから、全く私たち国民もなめられたものです。

最近ようやく「安倍総理の人柄が信頼できない」という理由で安倍内閣を支持しない人たちが増えてきましたが、改憲論議も「二項を残して抵抗感を軽減しつつ空洞化する」というふざけた意図を公言する人たちによるものだということを、私たちはしっかり認識しておく必要があるようです。
 
0016 自民党「憲法9条改憲条文案」 笹井明子 03/25 11:39
 
『自民党は二十四日、憲法に自衛隊を明記する三つの九条改憲案を一本化し、地方組織の代表を集めた会合で初めて示した。二十五日の党大会を前に、検討を進めてきた改憲四項目の条文案が全て出そろった。安倍晋三首相は年内の改憲発議を視野に「成案を得るため、最終的な議論を積み重ねていかなければならない。結果を出していきたいと決意している」と強調した。』(3月25日東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201803/CK2018032502000116.htm
l


改憲四項目とは、@自衛隊明記 A緊急事態条項 B教育充実 C参院選「合区」解消と、問題の多い内容となっていますが、昨日の投稿の続きで、まずは『自衛隊明記』の部分を見てみたいと思います。

《自民党がまとめた改憲条文案》
第9条 (現行どおり)
憲法9条の2 (追加)
@前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
A自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。

東京新聞は上記記事の中で『自衛隊は安全保障関連法で他国を武力で守る集団的自衛権を行使できる組織に変質している。憲法に自衛隊を明記することで、自衛隊の任務は正当化され、違憲性が指摘される安保法が追認される懸念がある。』と書いています。

それはその通りですが、それより何より論理の一貫性を無視して、「難しくてよく分からない・・・」という国民の、漠然とした賛同を味方につけて、二項の空洞化を図ろうという意図が見え見えです。

こんな騙しの手口にのって、国の最高法規を選択させられるという、うっかり者の私たちではありたくないですね。憲法9条の持つ意味と自衛隊の位置づけについて、私たち自身、今一度真剣に捉え直す必要がありそうです。
 
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