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明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術(第十九06/01 13:40
  明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術(第十九期)
笹井明子    −    2021/08/01 02:17:41
感動したり面白かった映画・本・音楽・美術などを紹介しあい、共有しましょう。
0012 「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」 タイの奴隷漁民 06/01 13:40
 
タイの違法漁船のドキュメンタリーです。私達にはあまり関係無さそうな…という気で観ていたら、最後に、プラスチックトレイにきれいに並べられたお切り身にギョッ。私達のおなかにおさまるお魚でした。

「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」
https://unitedpeople.jp/ghost/scr

ミャンマー、カンボジア、ラオスなどの青年が、ブローカーの仕事紹介で全く思いもしない漁船に送り込まれたり、街で誘拐されて意識が回復したら部屋が揺れていた。知らないうちに船に積まれていた。
人身売買、誘拐 そして海の上の強制労働。まさか、こんなことが!と驚きました。

「嫌なら寄港時に逃げればよいのに」と思ったら、漁をすると母船が来て魚を積み込み、食料などを積み込んで、また海の中。何年も陸を見ない。海の上でひたすら働かされるのだそうです。

1年、5年、12年…賃金さえ全く支払われず、眠いと覚せい剤、漁期は朝昼夜も働く。事故も多く手足を機械に挟んだり、首の切断、縄や網に絡まれて溺死も…死んだら海に流されて終わり。

陸が見えた時、必死で海に飛び込んで島に逃げ込み、ジャングルに隠れ住んで彷徨い続けた人も、そこで命を落とした人も。

LPNというタイの労働権利推進ネットワーク基金の女性創設者パティマ・タンプチャヤクルさん(2017年ノーベル平和賞にノミネートされた)の活動は、命の危険すら感じながら、そういう奴隷漁民を救い出す。

彼女が救い出した中には、15歳でさらわれ、20年余の漁船の暮らしという人も。でもまだ氷山の一角だとか。
https://times.seafoodlegacy.com/archives/7920

ようやく逃げて泳ぎ着いた他国の浜辺で、結婚し、家庭を持ったので、自分の国に帰り、父母に会いたくても、もう家族がいるから帰れないと話す人。
集落から離れて、ポツンポツンと住む彼らの家に、未だに漁船での奴隷労働への恐怖から逃れられない姿を見る思いがしました。

私達の食べているお魚の背景を知るために。
https://sustainableseafoodnow.com/archive/report/tsss2019/1409/

でも、このことをネットに書いたら、ヨーロッパのオリーブ農園やワイン農家でも、移民が奴隷のように働かされているという驚きの話が、ポルトガル在住の方から書き込まれました。
スタインベックの『怒りの葡萄』移民版というところでしょうか。

省みれば日本でも「技能実習生」という名で呼び寄せた外国人たちに、応募した技能とは全く関係のない職場や職種で働かされたり、パスポートを取り上げられ、残業を強いられても残業代もなく、給与も部屋代だ食事代だと削られてろくに支払われ無いという話も聞きます。

もちろん、受け入れ側全員が酷いことをしているわけではないのですが、それでも受け入れ側の当たり外れがあるような制度設計や、監督状況で良いのかという問題は突き付けられているわけです。

日本の外国人、難民や在住外国人への問題はあまりにも多く、偏見や差別の根に繋がっていることを考えて行かなくてはならないと思いました。
 
0011 「教育と愛国」こんなことになっていたのか! 05/27 23:52
 
「教育と愛国」

予約を入れようとして驚いた。1日先の席は満席。2日後の予約で観ることができました。

小さい劇場ですが、観た日も13時50分からの上映が、10時には満席。「早めにご予約を」と係員が来場者に謝りながら説明をしていました。
みんな、教育の在り方が心配でならなくて、この映画を観に来たのでしょう。

教育は、学びの中で、個人として自由に考える力を付ける。しかし集団だから違う意見も尊重し、聞き合い一緒に考え、その上で共に暮らす知恵を学ぶ。

だが、一方的にこれは良い、これは悪いと政府が決めて、刷り込んでいくことは、自由に考える力を損なってしまう。
そういう教育が行われている国もあるが、日本は憲法の三章第十九条で、「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」第二十三条では「学問の自由は、これを保障する。」とある。


映画は、時系列で教科書の変化や、政治がどのように介入してきたかを描きます。「こんなことにまで、なっていたのか?」と改めて驚かされました。

教科書の日本の戦争の記述に、政治家が口を出し、検定で曖昧にさせていく。
政治家が自治体に圧力をかけて、自分たちの気に入った教科書を採択させる。
建国神話をたっぷり、戦争は仕方が無かった、日本軍は良いこともした…。

そうした方針に従わない教科書は採択させないよう、それまで教師が選んで採択数1位だった教科書会社を、倒産に追い込んだ。
「間違ったことを外国が言っている」「自虐史観」という主張は、間違っているか、自虐なのかなど検証もせずにただ主張するだけ。

戦場となった沖縄で、日本軍兵士が住民に自決を勧め多くの住民が死んだ。「集団自決は神話だ」と、その証言も認めない。
沖縄戦での死者は約20万人。米軍は1万2520人、19万人弱が日本の犠牲者で、そのうち 県外出身将兵 65,908人、沖縄県出身将兵 28,228人、最も多いのが住民で 約94,000人。軍が渡した爆弾で住民は自爆という証言があるのに…。

慰安婦の授業をした教師や、ジェンダー論の中で取り上げた社会学者には、ネットや葉書で脅しをかける。葉書を出した中に籠池泰典氏もいて、インタビューが可笑しい。安倍晋三氏ら多くの政治家のいる「日本会議」が動いている。

東大名誉教授の歴史学者の「歴史に学ばなくてもいい」発言には唖然。
この方、長年、学生に歴史を教えて来た自分を否定しているのか?
歴史を学ぶことが左翼とは知らなかった。ということは、右翼は歴史すら学ばない?

国家が愛国を唱える時に、様々な発言の矛盾がこんなに零れ落ちてくるとは。
事実の検証もせず信じ込めること、解釈は如何様にも歪めることが可能なのだと。
これは誰しもに起き得ることだと、歴史を学ぶ必要性をひしひし感じた。
そのためにも歴史や学問、教育に、政治を介入させてはならない。

「愛国」についていうなら、他国の悪口雑言を吐いて敵対心を煽る人は、国を愛してはいないと思う。
私は「留学生の母親」運動に参加していた。アジアからの留学生たち他国の人と仲良くして、彼らは「日本はいい国だね」と話してくれた。
日本を好きな人達になって貰う方が、ずっと愛国的だよね。

――――――
この映画の公式サイトは一見の価値がある。一部をご紹介。
https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機
教科書で”いま”何が起きているのか?

いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。
軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。

2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

本作は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、⼤阪・毎⽇放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。

教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。
――――――
 
0010 自衛隊海外派遣、隠された「戦地」の現実 猫家五六助 05/23 12:06
 
◆著者;布施祐仁、集英社新書、1,034円
表題の書籍について、東京新聞に独協大名誉教授・古関彰一さんの書評が掲載されていました。
ウクライナ情勢を踏まえた政治家や識者の国防・先制攻撃・改憲論が声高になる中、「そうすると、どうなる」を考えてほしい内容です。
※東京新聞webサイトから抜粋
https://www.tokyo-np.co.jp/article/178677

+++++++++ ここから +++++++++++
本書は「百聞は一見に如かず」という言葉を眼前で教えてくれる。首相が国会で「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域」などと言っていたイラクのサマーワは、現地では迫撃砲が飛び、ロケット弾攻撃の現状にさらされていた(2004年、小泉首相)。
政府のPKO5原則には、「停戦合意や受け入れ合意が崩れた場合は、撤収する」と書いてあったが、カンボジアPKOの現実は、5原則と乖離していた、という。
著者は現場取材ばかりでなく、情報公開によって自衛隊の「イラク行動史」などを入手・検索し、あるいは当時の部隊幹部にインタビューをしており、本書は実に手堅い実証的な書物なのである。
というのも、従来の自衛隊報道は、「現場」がない、せいぜい「演習」の実態を報じてきたにすぎなかった。しかし、本書は、PKOが中心ではあるが、自衛隊を文字や言葉による「観念」ではなく、「戦場」の自衛隊の「現実」を検証して、その是非を論ずることを可能にした。   
 また、自衛隊の今後に起こりうる問題も指摘している。「指揮権」問題である。政府はカンボジアPKOの際にも「指揮」を「指図」と翻訳し、政府統一見解で、国連軍への指揮下に入る「参加」ではなく「協力」であり、武力行使と一体とならない、としてきた。
 それは、イラクの多国籍軍への参加の場合も、多国籍軍の指揮下に入らず「連絡・調整」であり、他国軍の武力行使と一体化しない、と閣議決定していたのだ。
 ところが、著者が見た自衛隊の「バグダッド日誌」によると、多国籍軍の司令部に二人の幹部自衛官を「幕僚」として派遣していた、という。相手は米陸軍少佐だった。
 日米の指揮問題は、昨今「反撃能力」と名を変えた「敵基地攻撃能力」においても主要な問題であり、本書でイラク派遣でも米軍の指揮下にあったとの指摘は貴重である。
 インタビューのなかで、隊員が建設や機械は「日本のお家芸」と語る。今後は医療、技術教育など非武装による平和構築に期待したい。
++++++++++ ここまで +++++++++++

 おそらく、安倍晋三を含めたアホな政治家は「国産の巡航ミサイルで、敵(北朝鮮、中国、ロシア)の核ミサイル基地を叩けばいい」という安易な発想で先制攻撃論を唱えています。

 当たり前の話ですが、先に手を出した方が悪い。「相手が攻撃してくる」兆候をどの段階でとらえて「その前に叩く」と判断するか。攻撃されれば当然、反撃されます。百歩譲って、先制攻撃が有効なのは「隠された施設を含め、敵の複数個所の軍事目標を同時に、一撃で潰せる」場合のみ。それが不可能であることは今回、核兵器保有&軍事大国・ロシアの軍事作戦が失敗していることで明らかです。

 先制攻撃が成功しなければ、火に油を注ぐだけ・・・お互いの街や人間を潰し合う長期戦に陥ります。そんなことよりも日本は外交力、そして情報収集力が重要です。

 プーチンと仲良しだった安倍晋三は、ナニをしている?勇ましいことを言うだけで無責任な、戦前の軍人・戦中の大本営と同じですね。
 
0009 「香川1区」面白い。お勧めです! 01/08 01:20
 
「香川1区」の映画を観てきました。

2021年秋の第49回衆議院議員総選挙の小川淳也氏と、同じ香川一区の自民党の平井卓也氏との選挙戦を追った、大島新監督のドキュメンタリーです。小川氏の初出馬からの17年間の「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編ともいえます。私は、こちらは見損ねました。

この2人がどういう人か、ご本人の発言を引いておきます。
「「心豊かな暮らし」、「持続可能な環境、社会、経済」(略)これは、今で言う「SDGs」そのものであり、当時は情報格差があり実現する事が難しかった構想も、デジタル技術で多くの課題が克服できる時代になっているのです。この国の将来を考えると今が最後のチャンスであり、この強い思いを持って、引き続き改革に取り組んでまいります。」(平井卓也氏ブログhttps://www.hirataku.com/blog)
平井氏は、四国新聞と西日本放送のオーナー一族、三世議員で、菅政権の初代デジタル改革担当大臣。2000年以来7回の当選続き。

「今の日本では、結婚や子育て、医療、教育、福祉、介護…人生のあらゆるステージで”自助”が強調され、自己責任が叫ばれます。(略)変わらなければいけないのは政治と社会。生活の基盤を再建して、個人ではどうにもならないことを社会で背負うことのできる枠組をつくりたい。それを国民と、日本に暮らす人々とともに、実現したい。」(小川淳也氏HP https://www.junbo.org/)
小川氏は、2003年の初出馬は落選、その後も2009年以外は平井氏に5敗、比例区復活当選の薄氷を踏んできました。

映画は、選挙戦もまだ始まらない6月、小川氏、平井氏のインタビューから始まり、平井氏と小川氏の選挙に向き合う姿勢や支援者の姿も明らかになってきます。

一目瞭然だったのは、集まる人々が黒い背広姿で、新聞社や企業が支える選挙の姿がよく見える平井氏に対し、普段着姿の男女と、家族ぐるみで旗を立てて自転車で走り回る手作り感満載の小川氏の選挙運動の違いでした。

最初の6月頃のインタビューでは、平井氏もなかなか良いことを話しているなと思います。
しかしデジタル庁の立ち上げで選挙戦に出遅れ、関連業者への恫喝がマスコミにすっぱ抜かれるなど表面化して、徐々に小川氏が差を詰めてくると、攻撃に回ってしまうのです。

相手陣営の悪口、「前作はPR映画だから政治家は映画を作ればいい(支持者以外は見ないと思うよ〜)」とか、聞き苦しい演説が増え、焦る支持者もいるらしく、女性プロデューサーを警察に追い払わせようとして相手にされないと恫喝する姿や、応援の岸田首相との講演会に現れた監督の入場を「報道機関ではないから」と追い払う関係者の姿もあって、その苛立ちが分かってしまいます。

驚いたのは、パーティ券を各企業に10枚ずつ割り振り、10枚分の費用を受取りながら、「出席者は3名」と名前を書く場所まで指定。あとの7名分は寄付になるのに、パーティ券扱いにするインチキなお金集めの実態。そして極め付きは、企業が投票相手を社員に指示し、期日前投票をさせ、それをチェックする場所を設けているという企業ぐるみ選挙の実態です。

「企業ぐるみ選挙」「パーティ券」という話は聞いていましたが、実態は知らず、これが本当だということに大ショック。企業ぐるみ選挙の体験者は、日本国憲法15条の4項に「すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。」を知っているのかしら?

この映画は、平井氏を悪役に仕立てるつもりで撮り始めたものではないことは明らかでしょう。何しろ最初は、私も「なるほど、しっかりした政治家なんだ」と思ったのに…結果として、追い詰められた彼は、まさに悪役を演じてしまった感じがします。

小川氏も、突然出て来た維新の候補者に、取り下げろと声をかけ、政治評論家の良くなかったという批評に食って掛かるシーンがありました。「野党一致」ということだったのにという気持ちからでしょうが、やはり新聞に書かれて非難を浴びます。

維新は、立候補者を立てることで何をしたかったのか、どちらかの陣営の票を減らす気だったのか。それとも激戦と評判になっている区で、維新の名を売っておきたかったのか。
それはともかく、小川氏の取り下げ要請は、立候補前なら分かりますが、立候補表明後にそれは無いだろうと誰しも思うでしょうし、青臭いような未熟さを呈した出来事でした。

彼の「公平・誠実・実直」という姿も、理想は言えるけれど…とも思わせられます。しかし、「でも、この人は本気だと思ったから」と別の議員の秘書から大川氏の秘書になった男性同様に、映画を観ているうちに、小川氏が本気で政治を良くしたいと取り組む気だと信じられます。

「父はアンチの声もしっかり聞く人」という娘さんの言葉通り、誰に対しても、聞く姿勢を変えず、名刺を放り込むだけでなく、きちんとメッセージを書いて、マンションの郵便受けを探し回って相手に届けようとする姿。こうした誠実さは政治家の基本だと思わされます。

私達はいつ、根回しや二枚舌を使い分け、酸いも甘いも清濁も併せのむ人物を「政治家らしい大人物」だなんて思うようになっていったのかと反省させられました。今、世界では若い政治家、女性政治家が増えてきました。オジサンやオジイサンばかりが政治家という国も、そろそろ変化があって良いのかもしれません。

最後の娘さんの挨拶「お父さんが負けるたびに私たちは、大人になって社会に出たら、正直者がバカを見る世界なんだと思っていました。でも今回、正直者の言葉も、いつかみんなに届くって感じられました」に、こういう社会にしなくてはと。

公文書を書き換えたり、公開は真黒けの黒塗り文書にしたり、キックバックを貰うために、業者に口利きして税金を無駄遣いする、寄付額をごまかして政治資金をインチキするなんてヘン。政治家や公務員として普通じゃないよねと、普通の人なら思う…。自殺された赤木さんのことを思うと、ホントに正直者にこんな思いをさせる政治家って何なのだろうと。

『出たい人より出したい人を! 市川房枝たちの理想選挙:実践と手引き』という本があります。より良い政治家を見極めて支えることは大事だとつくづく思った次第です。

映画館を出たら、外は真っ白の雪景色になっていました。政治も真っ白になればいいのにな。

この映画、皆さんにお勧めです。


 
0008 「海をあげる」上間陽子著(筑摩書房)についての反響 パンドラ 12/30 17:21
 
笹井さんが紹介してくださった
「海をあげる」を私の友人が読んであるエピソードを話してくれました。

それは50年も昔、彼女が大学生だった頃、沖縄が返還されました。
その日、講義の最中に大学の教授が沖縄出身の学生を前に出し
「挨拶しろ」と命じたそう。学生は
「何を話せばいいのですか?
お陰様で有り難うと言えば言って欲しいのですか?
昨日まで沖縄は日本ではなかったのです」
と言ったそうです。
その言葉が長い年月を経ても忘れられず彼女の心に残っているとか
そして、その教授の言動に反感を抱き、怒りを感じたそうです
今回の笹井さんのご投稿を読み早速書店から取り寄せ
「『沖縄の心に寄り添う』なんて事軽く言っちゃいけない、日本は本当に独立国なのでしょうか
「良い本を紹介頂き有り難うございます。一人でも多くの人がこの本を手にする事を願っています」
と言っていました

今日は、海に土や砂を入れる日だ

***2018年末にはじまった土砂投入は、19年末までの一年の工程表の1パーセントを終えたらしい。普天間基地を閉鎖するという名目でなされる、じりじりと沈む大地に杭を打つ辺野古基地の完成には、これから100年かかるというわけだ。(略)私は静かな部屋でこれを読んでいるあなたにあげる。私は電車でこれを読んでいるあなたにあげる。私は川のほとりでこれを読んでいるあなたにあげる。この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。

 
0007 「海をあげる」上間陽子著(筑摩書房) 笹井明子 12/20 17:25
 
12月16日の参議院予算委員会で、立憲民主党の有田芳生議員が、コロナの水際対策に関連して、20代の米海兵隊員が成田空港検疫で陽性とされながら民間機で沖縄入りしていた問題について、政府に事実確認を求めたところ、「米側との関係」を理由に、北米局長が拒否。

続いて、有田議員は、玉城沖縄県知事の「辺野古『不承認』」に言及し、岸田首相、林外相、岸防衛相に、辺野古の海を見たことがあるか、見てどう感じたかを尋ねたが、3人は「美しかった」「豊かだった」といいつつ、普天間基地の全面返還の必要性を強調し、日米地位協定は不可侵であり、岸田内閣も沖縄に押し付けられた日米関係の歪みを解消する気がないことが浮き彫りになった。

岸田政権に対する「幻滅」はさておき、有田議員が辺野古の問題に触れた際紹介した、上間陽子さん著の「海をあげる」の一説が強く印象に残った。
***
「今日は、海に土や砂を入れる日だから、みんなとっても怒っているし、ケーサツも怖いかもしれない」と言うと、娘はあっさり、「じゃあ、保育園に行く」と言う。
暗闇のなかで、娘は私に「海に土をいれたら、魚は死む?ヤドカリは死む?」と尋ねてくる。
「そう、みんな死ぬよ。だから今日はケーサツも怖いかもしれない」
***
紹介の間、パネルを持っていた女性議員が涙をぬぐっていたが、私もその言葉が胸に刺さり、是非この本を読まなくては、との思いに駆られて、さっそく取り寄せた。

著書「海をあげる」は、琉球大学教授である上間陽子さんが、筑摩書房のコメントを借りれば、『沖縄での生活を、淡々と書いた作品です。過去に傷ついた日々を友人に支えてもらったこと、歌舞伎町で働く沖縄出身のホストの生活史を聞いたこと、海に日々たくさんの土砂が入れられていくこと。具体的なできごとの描写を通じて、人間の営みの本質が描かれてい』て、2021年の本屋大賞・ノンフィクション本大賞を受賞している。

内容は、上記のとおりだが、最後の章「海をあげる」の、結びの言葉がずしりと重い。
***
2018年末にはじまった土砂投入は、19年末までの一年の工程表の1パーセントを終えたらしい。普天間基地を閉鎖するという名目でなされる、じりじりと沈む大地に杭を打つ辺野古基地の完成には、これから100年かかるというわけだ。(略)
私は静かな部屋でこれを読んでいるあなたにあげる。私は電車でこれを読んでいるあなたにあげる。私は川のほとりでこれを読んでいるあなたにあげる。
この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。
***

思えば、2015年から2019年頃まで、私たちは「護憲+」月例会や他の集会で、沖縄基地反対運動に参加している方や、本にも登場する元山仁士郎さんの話を聞いたり、沖縄に呼応した「辺野古埋立てを止めよう・国会包囲」に参加するなど、沖縄の問題を自分事として考え、関与する機会を作ってきたが、ここ2年、コロナ禍に翻弄されるうちに、沖縄基地問題も遠くにかすんでしまっていた。

しかし、今回有田議員の国会質疑によって、この本に出合い、沖縄の苦悩にもう一度向き合わなくてはという気持ちが沸き起こってきた。

有田議員の真摯な質疑に感謝すると共に、皆さんにも是非この本を読んで、沖縄の「海」を自分の胸に受け取ってもらえたら、と願っている。
 
0006 「くらしのアナキズム」松村圭一郎著(ミシマ社) 笹井明子 11/10 16:49
 
「国は何のためにあるのか?ほんとうに必要なのか?」・・・

パンデミック、経済格差、「機能不全の民主主義」の渦中に置かれ、日々暮らし辛さを感じている中にあって、私たちの脳裏には、漠然とではあるが、こうした根源的な疑問が常に付きまとっている。

その疑問を前にして、文化人類学者である村松圭一郎氏が、著書「くらしのアナキズム」の中で、人類学的事例や歴史的・社会的史実を例示しながら、「公共」を作り直し、暮らしに根差した「政治」を再生していくためのヒントを、示してくれている。

例えば、災害などで政府が一時的にせよ機能しなくなる事態が起きた時、人々は自然発生的に互いに支えあおうとする。その底力を、鶴見俊介(「方法論としてのアナキズム」)の『人間の社会習慣の中になかばうもれている、人間がたがいに助けあって生きてゆこうとする、人間の伝統』という言葉や、花森安治の「内閣は、3日や1週間なくても、別にそのために国が亡びることもない。ところが、暮らしの方は、そうはゆかない。たとえ一日でも、暮らすのをやめるわけには、ゆかないのである」(『灯をともす言葉』)の言葉で、説明している。

また、コロナ・パンデミックに関しては、台湾の政治家オードリー・タンが「暴力や権力で威圧できる、既得権益などを独占している、ただそれだけの理由で他者を従わせてはならない」の言葉と共に、『だれもが安全だと感じる居場所作り』『「透明性」と「説明責任」の政治』の実現に尽力し、成果を上げてきたことを紹介。

一方、今回の衆院選もそうだが、選挙に勝ちさえすれば、反対意見に耳を傾けず、なにをやってもよい、という現在の政治状況により、ほとんどの有権者は自分の意見が「完全に無視された」状態におかれ、選挙自体が政治への無力感や絶望感を増幅させる仕組みになっている。この問題を考える参考として紹介されているのが、エチオピア陶国境付近に暮らす牧畜民の『「胃のちがい」という論理をとおして最大限に受容しあう態度の共有と、ゆるやかなまとまりの保持』(佐川徹『暴力と歓待の民族誌』)、『皆がそれぞれの考えや知っている出来事を口にだす。機が熟すのを待って、受け身の黙諾を与える気になるように計らう』(宮本常一『忘れられた日本人』)、『なんのために人とかかわり、社会をつくってきたのか。それは共に楽しく生きるためだ』(きだみのる『にっぽん部落』)、『骨肉を争った町民同士の『けんか』をここらでやめんと、久保川の町がだめになる』(猪瀬浩平『むらと原発』)など、とことん話し合い納得しようとする社会の知恵である。

こうした豊富な事例を提示した後、松村氏は、国家などのシステムにたよらず、下からの民主的な「公共」の場をつくる、国家や市場のなかにアナキズム的なスキマをつくりだす鍵は、なにげない日常に埋もれている、と言う。

そして、「不完全さこそが実は正常な状態だと再認識すること」「人々が他者と環境とのあいだで自立的で創造的な交わりを持つこと」、「相互依存のうちに実現された個的自由」の重要性を指摘する。

最後に松村氏は、コロナ・パンデミックの中で、例えば「クラウドファンディング」や「応援消費」などの形として見えてきた、「宛先のある経済」の可能性について、以下のように語っている。

「自分の生活が、物をつくって運ぶだれかの働きによって支えられ、自分の支払うお金が多くの働き手の生活を支えている。「わたし」の消費が「だれか」の生活を支えている。」

「開かれた無数の市場(いちば)からはじまる「宛先のある経済」が、そこにかかわる人たちを固有の価値をもつ「人間」として結び付け、場や関係を耕すためのスキマをつくりだすはずだ。」

経済格差、機能不全の民主主義に追い打ちをかけたコロナ禍の中に置かれて、「この無力で無能な国家のもとで、」なす術を失い、呆然とし続けることから脱出し、「もう一度自分たちの手で生活を立て直す」ことを“出発点”として、もう一度前向きに進んでいこうという気持ちになれた、皆さんにも是非お勧めしたい「一冊」でした。
 
0005 「コレクティブ 国家の嘘」は、日本でも… 10/18 00:30
 
「コレクティブ 国家の嘘」は、
ルーマニア政府の医療汚職を描く凄いドキュメンタリーです。

途中でドラマ仕立てかと思ったほど圧倒され、
これが真実であることに、愕然とした映画です。

2015年にルーマニアの首都ブカレストのライブハウス「コレクティブ」で、火災が起こり、27人が死亡し、180人が火傷を負いました。

そして、何とか助かった入院患者のうち、37人が死亡したのです。
最終的には3か月でなんと64人もの死者が出ました。

スポーツ新聞の編集長トロンタンが、
なぜこんなに死者が多いのかと原因を調べていくと、
火傷というより感染症で亡くなっていたのです。

その原因は薄められた消毒液でした。
保健大臣は病院を検査したが清潔だったと言い張り、
会見を打ち切るという、どこかで見たような記者会見の光景が…。

トロンタンらの調べで薬品会社と政府官僚の賄賂など、
多額の着服の流れも証明されてきます。

しかし、その追及の矢先に薬品会社の社長が不審死を遂げるのです。
そうすると、新聞社記事が追い詰めた自殺だという人まで出てきます。


「メディアが権力に屈したら、国家は国民を虐げる」


何度も告発をした女性医師、堪りかねて実情を話す病院関係者の女性2人、
それでも動かない政府だったのですが、とうとう崩壊します。


後半は、新たな政府の保健大臣ヴォイクレスクに密着。

彼が、様々な医療制度の改革をしようとすると、
官僚や裁判所、病院関係者、市長らが反対する様子が描かれます。

やけどで左手指を失い、上半身に焼けただれた後の残る女性が、
写真のモデルとなってその姿をさらす写真展も開かれます。

ヴォイクレスクはその写真を大臣室に掛けていました。
少しでも改革をめざす保健大臣ですが、腐敗の根の深さ。

半年後、総選挙を迎えた結果は…。
若い世代の投票率の低さに愕然とします。


「無関心は人を殺す」


もうすぐ日本も選挙ですが、果たして日本は
ルーマニアとは違うと言えるでしょうか?
選挙前に、ぜひ観て頂きたいドキュメンタリー映画です。

 
0004 「パンケーキを毒味する  パンドラ 09/04 11:52
 
映画「パンケーキを毒味する」を観て来ました

珠さんが掲示板で感想を書いていらしたあの映画です
映画で菅義偉という人間についてインタビューを受けている
江田憲司氏の言葉が印象に残りました。江田氏が政治家に
なったきっかけは菅氏から勧められたからだそうです
「金も人も全て面倒見るから立候補しないか」と
「未だ一年生議員だった菅さんの何処にそんな力があるのかと
驚いたがあっという間に人と金を集めてしまった」と語っていました
更に「菅さんとパンケーキを食べたメディア関係者は菅さんを批判しなくなるし、してもかなりやんわりとした表現になり決して激しい追及はしなくなる」そうです
インタビューされた村上誠一郎氏は
「上に立つ人の見識というのが非常に欠如なさっているのかなとという気がします」とおっしゃっていました
石破茂氏、前川喜平氏、上西充子教授等がそれぞれの立場から
菅総理の人間像や菅政権について語っておられました

映画の中で寒さに震える羊達が一匹、又一匹と倒れていく姿がアニメで描かれています
沈黙する羊達を放置して部屋の中では宴会に明け暮れる者達が
わずかに餌をばら蒔き「優秀な羊だけが残ればよい」と呟きますそれは数年前の大災害の時宴会を開き「自民亭」を楽しんでいた議員達の姿と重なります。ナレーションの
「羊の国家は狼の政府を生む」
というエドワードマローというアメリカ人ジャーナリストの言葉が深く印象に残りました

菅内閣は国民の80%が反対していたオリパラを政権浮上のために強行し私達の命と生活を糧に勝負に出たのです。結果ワクチンは行き渡らずウイルスは
日本中に撒き散らされ医療に繋がれない自宅放置者を12万人も作り出し何十人もの死者さえ出してしまいました。国民は菅氏の勝負に付き合わされ毒入りパンケーキを食べさせられそうになりました。

どうせ勝負に出るなら自宅で苦しんでいる感染者を救うために各自治体に大規模療養施設を作らせる。生活困窮者には直ぐに現金給付する
それが総理の仕事でなないでしょうか

※※※  9/3日菅総理は次の総裁選には立候補しないと表明いたしました
     勝負師は勝ち目のない勝負からは逃げ出したのですね
     やはり、この方の望みは
     「総理大臣になる事」「その地位を保つ事」ただそれだけだった
     のですね

既に自民党の電波ジャックは始まっています。
何処の派閥の長と誰々が有ったとか、岸田文雄氏はダンディーな紳士とか
こんなTV情報に惑わされ、看板変えただけで自民党が衆議院選挙で圧勝したら私達国民は、苦くて毒を吹くんだパンケーキを何年目にもわたり味見させられる事になるでしょう

 
0003 「パンケーキを毒味する」  不味いっ! 08/13 21:09
 
この映画は「あの顔を見るのがイヤだから観ない」という方がいました。
それも納得してしまう…という思いです。でも、観ました。

学術会議メンバー6人を外した理由を尋ねられた答弁はこうです。
「個別の調整をしたのですか?」 「人事だから言えません」

「答えになっていない。個別の人事の調整をしたのですか?」
「任命に当たっての考え方を申し上げ、意見交換した」

こんな答弁で納得する国民がいると思います?

とにかく、まともには答えない、答えになっていない、話をズラす。
責任を持つ立場の人間のすることではないと、つくづく思った次第です。

安倍氏・菅氏は「仕返し」政権なのだそうです。
自民党内ではずっと傍流。その「仕返し」の怨念が底流にある。

そして「二番手を登用する」。トップになれない人をトップに引き立てる。
となるとその人は、忠節を尽くすわけです。

今までトップになれなかったのだから、能力もそれどまりの人々。
そう捉えると、コロナ禍をなぜ押さえられないのか理解できるかも。

こういうトップ集団を持って一番不幸なのは国民ですが、
電通などの宣伝に乗らないように、オリパラに浮かれないようにしなくては。

アスリートは応援しても、政権とはきちんと切り分けましょう。
金メダルはアスリートのもので、政権や日本国のものではないのですから。

菅氏が官房長官時代に、官房機密費86億円(元は税金)が消えた話も驚きです。
ここにも感想を書いてあります。お時間があればどうぞ。
https://ameblo.jp/ameoyoyo/entry-12690272062.html 
 
0001  明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術(第十九期) 笹井明子 08/01 02:17
 
感動したり面白かった映画・本・音楽・美術などを紹介しあい、共有しましょう。
 
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